「サニー・チャンの読むとスッキリ！心のツボ押し」第12回
文／サニー・チャン

いよいよ一年続いたのコラムも最終回となりました。

そこで、最後のコラムは英語で上手に自分の気持ちを伝えるテクニック・後半です。前半はこちらから

カウンセリングを行っていると、英語で感情表現が苦手だという方が多くいらっしゃいます。

関係が親しくなればなるほど、英語で感情表現をすると超ダイレクトになってしまうので、相手は傷つき、互いの気持ちが理解できずに関係はどんどん悪化していってしまいます。

感情的になった場合、超ダイレクトになりやすい言い回し

相手を攻撃しているような言い方の代表例を見てましょう。

1) Deny （否定する）
2) Blame （非難する）
3) Justify （正当化する）

これらを使った文の例：

これらの表現方法は、自分を守る、直球すぎる、相手を攻撃する時に使いがちです。

これらの言い方が癖になっている場合、例えば夫婦や恋人関係ではハネムーンステージが過ぎれば二人の信頼関係は徐々に崩れてきます。

相手を攻撃しない表現方法

日本で英語を学ぶ時には、感情表現テクニックの英語は学ばないので、言い方がどうしても相手を攻撃する言い回しになってしまいます。

そこで、英語で相手を攻撃せずに表現できる便利な言い方があるので、それを練習してみましょう。

それでは上記で挙げた例を使って変えていきましょう。

１) の例：
You never agree with me！

Step 1) When you often don’t agree with me,

Step 2) I feel upset because I feel that you don’t care about what I think and I don’t feel respected.

Step 3) So, I need you to listen to my thoughts and ask questions if you don’t understand them.

２）の例：

It’s not my fault. Your personality is a problem, so you should fix it.

Step 1) When you blame my personality,

Step 2) I feel attacked because I hear that you are blaming me for everything that happened.

Step 3) So, I need you to calm down and see what is causing the conflicts before you jump into the conclusion.

3) の例：

Look, it’s not fair that I am cleaning the house all the time. You should wash the dishes at least.

Step 1) When I am expected to clean the room all by myself,

Step 2) I feel it is not fair.

Step 3) So, I need you to help me with washing dishes after dinner at least.

いかがでしたか？

慣れていないと、コツを掴むのに少し時間がかかるかもしれませんが、『習うより慣れろ！』です。

機会があるごとに、上記の3ステップをぜひ練習してみてくださいね！！

サニー・チャンカナダ公認サイコセラピスト／カナダ・ブリティッシュコロンビア州公認臨床心理カウンセラー

大阪府出身。カナダ公認サイコセラピスト、BC州公認臨床心理カウンセラー。 米国ワシントン州シアトル大学で心理学の学士号を取得。シアトルシティー大学院で経営学修士(MBA)取‬得。バンクーバーのアドラー大学院で心理カウンセリング修士課程(MCP)修了。過去10年間アメリカの企業や UBC で人事兼トレーニングマネージャーとして各部署のコミュニケーションを含め、色々‬な人間関係や仕事上での問題解決方法をコーチング。 現在は、心理カウンセリングを通し、人生をリセットするためにどんな「気づき」が今必要なのかを分かりやすく伝えている。 カウンセリングの予約はWebサイトから受付中。

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