バンクーバー市、2026年8月上旬に一夜限りの花火大会を開催することを承認

   
  

毎年約130万人の来場者を集めていた人気の花火大会 Celebration of Light の無期限中止が昨年11月に発表されたことを覚えている方も多いかと思います。


バンクーバーの名物花火大会 Celebration of Light、無期限中止を発表

30年以上にわたってバンクーバーの夏の風物詩として親しまれ、バンクーバー市と地域に目に見える観光/経済効果をもたらしてきた花火大会だっただけに残念に思う声も多くSNSで見られましたが、その背景には制作費と運営費の上昇に加え、連邦政府からの資金提供の減少、州政府からの支援の減少、そして民間スポンサーの減少により持続不可能になったという理由がありました。

実際、連邦政府からの資金提供は、2023年の約45万ドルから2025~26年にはゼロに減少していたとのことです。

そのため、2026年のバンクーバーの夏のイベントカレンダーには大きな空白が生じる可能性がありましたが、先日2月3日、バンクーバーの Ken Sim市長がSNSに以下の投稿をしていました。

(意訳)バンクーバー市民は夏の花火を楽しむに値します。

市役所では、2026年のCelebration of Lightが中止になったことを知り、大変残念に思っています。

Celebration of Light は、単なるコンサートやフェスティバルではなく、BC州最大のコミュニティイベントです。無料で家族連れでも楽しめるだけでなく、地域経済にも大きく貢献しています。

だからこそ、バンクーバー市が2026年夏に一夜限りの花火大会を開催するために200万ドルを拠出する動議を市議会に提出できることを大変嬉しく思っています。

また、動画の中でKen Sim市長は「私たちの地域を一つにする無料のお祭りは、この街にとって大きな意味を持つので、私たちはそれを放棄するつもりはありません。」と語っていました。

そして本日2月4日(水)、その動議が市議会に提出され、バンクーバー市は、2026年8月上旬に一夜限りの花火大会を開催することを承認しました。今年の夏もバンクーバーで花火が見られますよ!

Celebration of Lightの主催者が財政的に実行不可能と判断して中止する前、市の2026年度運営予算には、2026年の開催に向けて既に140万ドルの予算を計上していました。そして今回承認された動議は、さらに60万ドルを充当するものです。これにより、市の夏の花火イベント運営にかかる総費用は、最大で200万ドルとなります。

今年も夏に花火が楽しめるということで嬉しい反面、市が職員削減を進めている中でこれほど多額の支出をすることや、提案内容に花火イベントの詳細がほとんど記載されていなかったことに疑問を抱いている議員もいるようです。

Celebration of Lightはもともと、1992年にSymphony of Fireという名前で始まった花火イベントです。2025年に開催された前回のCelebration of Lightは7月に3夜開催され、予算は300万ドルだったということですが、2026年の新しい1日限りの花火イベントはどのような形で開催されるのかも、今後注目です。

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