【利用無料】バンクーバーの日本人薬剤師による安心の薬の配達サービスQ&A7

   
  

カナダBC州バンクーバーでの病院・薬局で、「普段処方されている薬について、英語で話しを聞いたものの、日本語でちゃんと理解したい…」「毎回定期薬を薬局に取りに行くのが大変だし、取りに行っても準備ができていないときがある…」「日本語で薬のことを相談できる人が欲しい」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか?

そんな皆さんに朗報です。バンクーバー在住の日本人薬剤師であり、北米で薬剤師として働くためのコンサルティングを行っている Kusuri Consulting の Norikoさんが、皆さんの処方薬(※定期的に処方される薬が対象)を無料で自宅まで配達してくれるサービスを2025年にスタートしました。

今回、Noriko さんに薬の配達サービスについての魅力などを聞いてきたので、Q&A形式でまとめてみました。配達無料&薬剤師に日本語で薬の相談ができる安心便利なサービスなので、ぜひ利用を検討してみてください。

Norikoさんのプロフィール

近畿大学薬学部卒業。日本で病院薬剤師として3年間勤務。2004年にカナダ・バンクーバーへ留学し、PCU漢方医学学校を卒業。2010年、カナダで薬剤師免許を取得。現地で薬剤師として15年以上勤務している。2019年には、北米で薬剤師として働くためのコンサルティングを行う KUSURI CONSULTING LTD. を設立し、2025年から薬の配達サービス開始。北米で薬剤師を目指す人や、Nikoniko Home Care での予防接種、脳トレ教室講師、隣組での講師など、現地に暮らす日本人を幅広くサポートしている。

(講演)
和歌山県立医科大学、兵庫医科大学、近畿大学薬学部、九州薬剤師会、一般社団法人 薬剤師の“わ”

(執筆)
現代未病がわかる本『調剤と情報』2月臨時増刊号(じほう社)

Q1. はじめに、薬の配達サービスを始めたきっかけを教えてください。

バンクーバーの薬局で長く働いてきた中で、言語や文化の壁のせいで患者が薬剤師とうまく意思疎通ができていない場面を何度も見てきたことが大きなきっかけですね。あと、日本と比べるとカナダの医療制度は分かりにくい面があり、日本人の方にとって不便に感じることも多いのではないかと思います。

そんなとき、薬の説明を日本語でしっかり伝えられれば、皆さんの不安を減らせるのではないかと考え、日本人の患者と医療の橋渡しをもっとしたいという思いが強くなりました。

私のようなカナダ在住の日本人薬剤師が間に入ることで、英語が苦手な日本人の方にとって薬の内容や費用についても確認しやすくなりますし、場合によっては無駄な出費を抑えられる可能性もあるんです。

薬の配達サービスの構想はだいぶ前からあったのですが、なかなか実現しませんでした。提携する薬局を検討していた中、バンクーバーで20年以上続く信頼ある薬局(Main & 30th にある Pharmasave)と一緒にお仕事をさせてもらえることになり、2025年の夏ごろからやっとスタートすることができました。

薬の配達サービスを通して、かかりつけ薬局ではなく「かかりつけ薬剤師」として、気軽に相談してもらえる存在を目指しているので、興味のある方は一度ご相談ください。

提携薬局:Pharmasave Main & 30th
住所:4628 Main St #101, Vancouver, BC V5V 3R7
【公式サイト】

※配達サービスの提携薬局であって、こちらの薬局へ訪問 or 電話しても、Norikoさんとはやりとりできないので、ご注意ください。

Q2. 配達サービスが利用無料なのはなぜですか?

配達サービスは無料です!配達サービスの利用者が増えることで、薬局側も安定的な経営ができるようになるため、配達費用は薬局側が負担しています。利用者の薬代・保険負担額は変わりません。

配達費
無料

薬代:
支払い方法1: 配達時に現金 または e-Transfer で支払い
支払い方法2: クレジットカード情報を教えてもらい、提携薬局側で決済処理

カナダBC州では一般的な仕組みですので、安心して利用していただければと思います。

 

Q3. 薬の配達サービスはどんな人に向いていますか?

基本的に配達サービスの対象は、慢性疾患で定期的に処方されるお薬(いわゆる定期薬)を服用している方になります。

一方で、抗生剤など処方後すぐに服用を開始する必要がある短期のお薬については緊急性が高いため、近くの薬局で直接受け取っていただくことをおすすめしています。

実際に薬の配達サービスを多く利用されているのは、高齢の方、小さなお子さんがいるご家庭や、体調や事情で薬局まで行くのが難しい方、薬剤師との英語でのやり取りに不安がある方です。

糖尿病や高血圧などで複数の薬を継続して飲んでいる場合、内容や飲み方が複雑になりやすいんです。そんなときに、日本語での説明やサポートが役立つケースが多くあります。

配達時に薬についての質問にもその都度対応できるので、メリットを感じていただけるかと思います。

 

Q4. 利用方法について教えてください。

サービスを利用してみたいという場合、まずはKusuri Consultingのお問い合わせページ、またはLifeVancouverのお問い合わせフォームから連絡をください。その後のやりとりは、メールだけでなく、LINE や Whatsapp なども使っています。

薬の配達は、基本的に以下の4ステップになります。初回利用時には、国民健康保険証(MSPやBCサービスカード)、名前や電話番号などが必要です。

1. クリニックから配達サービス提携の薬局へ処方箋をFAXしてもらう
眼科やかかりつけの病院を利用した際に、処方箋を提携薬局にFAXしてもらうように、病院に伝える

2. 提携の薬局で薬の準備
必要な場合には、患者に連絡し、薬が本当に必要かどうかを確認してから調剤を行う

3. 薬の配達
処方箋を受け取ってから1〜2日以内に薬を自宅まで配達

4. お届けの際に、日本語で薬の説明
処方薬に関する質問もその場で対応可能

※他の薬局ですでに定期薬を受け取っている場合

  1. 利用している薬局の電話番号をNorikoさんに伝える
  2. Norikoさんがその薬局に電話をして、薬の配達サービスの提携薬局に患者情報を移行する
  3. その後は、上記の4ステップと同じ

 

Q5. 薬の配達サービス利用者であれば、ドクターへの連絡も対応してもらえるのですか?

薬のことであれば、薬剤師である私から皆さんのドクターへ直接連絡も可能です。

例えば、「薬や体調のことをドクターに相談したけど、納得できる答えが得られなかった」「処方薬の効果が感じられないけど、ドクターへの交渉が自分ではできそうもない」「日本から持ってきた薬を定期薬と一緒に飲んで大丈夫なのか」など悩みがある方も、安心してください。

また、薬の効果が強すぎた場合、私からドクターに減量などの提案をすることも可能なので、気軽に相談してください。

 

Q6. 配達対応エリアを教えてください。

2026年2月時点で、以下の市にお住まいの方を対象にしています。

薬の配達対応エリア

  • バンクーバー
  • バーナビー
  • ノースバンクーバー
  • ウエストバンクーバー

※自宅だけでなく、職場へ薬を配達してもらっている方もいらっしゃるそうです。

薬の配達は処方箋受け取り後、1〜2日です。将来的に利用者がより増えた際には、エリアごとに配達の曜日をあらかじめ設定することを検討しています。

上記のエリア外にお住まいの方で、配達サービスを利用したいという方は、一度個別にご相談いただければと思います。

また、基本的には処方薬のみの配達ですが、ドラッグストアで販売されている一般用医薬品を定期薬と一緒に買って持っていくことも可能なので、必要な方は一度ご相談ください。市販薬だけの配達は行っていないので、あらかじめご了承ください。

Q7. 配達サービスをやってよかったなと感じる瞬間を教えてください。

先日、薬の配達サービスを利用している患者さんの一人が、処方薬の注射回数を勘違いし、毎週打ち続けていたため、予定より早く薬が足りなくなっていたケースがありました。その際、薬の減り方に違和感を覚えたことで、比較的早い段階で間違いに気付くことができ、大事に至らずに済んでよかったと感じています。

薬自体は合っていても、飲み方や使い方を間違えてしまうことは意外と多いです。特に高齢の方などは注意が必要だと感じています。

そこに日本人の薬剤師である自分が、配達サービスを通じて関わることで、こうした間違いを早期に発見できるのは大きな意味があると思っています。

 

まとめ: 薬の配達だけでないメリットがたくさん!まずは一度試してみてください

記事冒頭でも記しましたが、定期薬を取りに薬局を訪れた際に「まだ用意できていない」と言われたり、薬の説明が英語だったために100%理解しきれなかったという経験があるバンクーバー在住者も意外と多いのではないでしょうか?

そんな方に、Norikoさんの薬の配達サービスは最適といえるかもしれません。

薬の配達サービスでNorikoさんにお願いできること

  • 配達時に、薬について分からないことなどをも日本語で質問可能
  • 薬が足りないときにも対応可能
  • 必要であれば、Norikoさんからドクターへの連絡も可能。患者とドクターの架け橋になれる
  • 膀胱炎などの薬剤師が出せる処方箋であれば、定期薬と一緒に配達できる可能性もあるので、要相談

最後にNorikoさんから、薬の配達サービスを検討しているLifeVancouverの読者の皆さんへメッセージをいただきました。

現在、薬の配達サービスを利用してくださっている皆さんから、「薬局まで定期薬を取りに行かなくて済むので、とても便利」「薬の相談を日本語でできるのが一番助かる」と言っていただけるので、励みになっています。

薬の配達サービスが自分に合うかどうかは、実際に使ってみないと分からない部分もあると思うので、まずはお問い合わせだけでもまったく問題ありません。「全部の薬の配達を頼むのは不安」ということであれば、1~2種類から配達サービスを始めていただくのも可能です。

利用してみて気に入ったらそのまま続けていただけますし、もし合わないと感じた場合は、これまでの薬局に戻していただいても大丈夫です。まずは一度、気軽に試してみていただけたら嬉しいです。また、皆さんご自身だけでなく、身近にこのサービスを利用したらどうかという方がいたら、ぜひ情報をシェアしていただけると助かります。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。

 

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※個別のお薬に関する相談はご遠慮ください。配達サービスに関するご質問のみお願いいたします。

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    Kusuri Consulting
    【公式サイト】【Instagram】

    Norikoさんが以前インタビューを受けた記事「ファーマシストの流儀」
    海外での薬剤師キャリア形成~カナダでの薬剤師の働き方

    提携薬局:Pharmasave Main & 30th
    住所:4628 Main St #101, Vancouver, BC V5V 3R7
    【公式サイト】

    ※配達サービスの提携薬局であって、こちらの薬局へ訪問 or 電話しても、Norikoさんとはやりとりできないので、ご注意ください。

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