「清水なおみのとっておきレシピ」

こんにちは。清水なおみです。
料理はハートで作るもの！　皆さんも、どうぞクッキングを楽しんでくださいね。

私の住んでいるバンクーバーは、とてもとてもすてきなところです。1950年代に移民してきた当時は日本が恋しかったけれど、今ではここが私にとって世界一好きな場所になっています。
世界中からいろいろな人たちが集まってきているので、各国の本場の料理が味わえるのもバンクーバーの魅力のひとつじゃないかと思います。

人一倍「人」と「食」に興味があって、何でも食べたり試したりしたかった私には、様々な食文化を体験するチャンスに恵まれて本当にラッキーだと思います。各国の食材を専門に扱うお店もそれぞれにありますから、とっても楽しい！もちろん日本の食材店やレストランもあり、日本食はとても人気があります。

長い間Naomi’s Caféで食べ物を提供し、クッキングクラスも数えきれないほどたくさんやってきましたが、いろいろな国の食文化の良いところを取り入れることで、私ならではのユニークなレシピを作り上げられたのではないかと思っています。

今回ご紹介するのは、マンゴームースプリン。中国料理や飲茶のシメのデザートの定番です。マンゴーの濃厚なおいしさとふんわりとお口の中でとろける食感が、誰にも喜ばれます。

バンクーバーでは、初夏になるとグロッサリーショップに旬のマンゴーが出回ってきます。そのまま食べてももちろんとってもおいしいのですが、今回はちょっと手をかけてマンゴームースプリンに挑戦してみませんか？

缶詰めのマンゴーを使うレシピもありますが、やはり生のマンゴーを使ったものは格段においしい！マンゴーの豊かな甘みをライムの果汁でキリっと引きしめます。これはもう、レストランを越えるおいしさですよ。

(セントパトリックスデーには緑のカップに入れてみました)

どんな器を使うかによって、家庭でのデザートにも、高級感漂うデザートにもアレンジできますので、盛りつけ方を考えるのもまた楽しいと思います。

私は、これをスタイロフォーム（発泡スチロール）の小さな器に作って冷凍にしておきます。日曜日に冷凍庫から出して教会に持っていくと、お茶の時間までにちょうど良い具合に溶けてくれます。暑い時期にはひんやりしたデザート、喜んでいただいています。冷凍しておくと、急なお客様やポットラック（持ち寄りパーティー）にも便利ですしね。

マンゴーは、中心に平べったくて大きな種がありますので、三枚におろす要領で身を切り取って使いましょう。
旬の食材・マンゴーを使って、とっておきのマンゴームースプリン、ぜひお試しください！

第19回レシピ（難易度　★☆☆）：Mango Mousse Pudding（マンゴームースプリン）

＜材料＞

＜作り方＞

①　小さな耐熱のボールなどに、水とゼラチンを入れてふやかす。湯煎にかけてゼラチンを完全に溶かした後、室温に冷ましておく。

②　きれいなボールに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立てる。塩ひとつまみを加え、角が立つまでしっかり泡立てる。

③　別のボールで生クリームを軽く泡立てる。(ハンドミキサーは、洗わずにそのまま使います。)

④　マンゴーの皮をむき、果肉を種から切り取る。

⑤　マンゴーとライム果汁をフードプロセッサー（またはミキサー）にかけてなめらかにする。これに砂糖を加えて、さらに撹拌。これをボールに移す。

⑥　②のゼラチンを、⑤のマンゴーピューレに加える。

⑦　泡立てた卵白を、泡をつぶさないように⑥に混ぜる。

⑧　さらに生クリームを混ぜ込む。

⑨　型に入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やし固める。

＜ポイント＞

主婦の友社から「ナオミのカフェ（Naomi’s Cafe）」好評発売中！Kindleでも購入可能です

1971年から25年間、カナダ人に愛されたニューウェストミンスターのカフェ「Naomi’s Café」。

そんなNaomi’s Café に集まる人たちとの笑いと涙と“愛”にあふれた数々のストーリーと、なおみさんの人生を書き綴った本が、2022年1月31日に主婦の友社から出版されましたよ。

　
ちょっと元気の出ない方、人生に行き詰まっている方、人と関わることがしんどくなっている方。。。

そんな方は、ぜひこの本を手に取って、清水なおみさんに元気を分けてもらってください。Kindleでも購入できるので、カナダ在住の方もぜひ！

ちなみに毎回大好評の清水ナオミ先生によるクッキングクラス。7月、8月とお休みで、また9月から再開予定ということなので、こちらも気になる方はFacebookページの「Naomi’s Cafe Vancouver」をフォローしておきましょう！

それでは、次回のレシピもお楽しみに。