ふんわりしっとり、どこか懐かしい味わいのカステラレシピ。3つのコツも紹介

   
  

「清水なおみのとっておきレシピ」

こんにちは。清水なおみです。
料理はハートで作るもの! 皆さんも、どうぞクッキングを楽しんでくださいね。

皆さん、カステラはお好きですか?

ふんわりしっとり、どこか懐かしい味わいで大人から子どもまで楽しめるおやつですよね。日本では手軽に買えますが、ここバンクーバーではなかなかそういうわけにはいきません。

でもね、ご家庭で簡単に美味しいカステラが作れるんですよ。今回は、カステラにチャレンジしてみましょう。レシピ通りに作れば、ノー・ミステイクで必ず美味しくできます。ちょっとしたコツを、お伝えしたいと思います。

第1のコツ:卵をよく泡立てること

第1のコツは、卵をよく泡立てること。私は、タイマーをセットして10分間電動ミキサーで泡立てています。よく泡立てることで、ふわふわのカステラになります。

また、卵を室温に戻しておくことも大切なポイントです。私は、カステラを作る前の日の夜に卵を冷蔵庫から出しておいて、翌日に卵を割って泡立てます。こうすると泡立ては失敗しません。

第2のコツ:生地の表面に出てきた泡を割り箸などでつぶしてしまう

(表面の泡を箸で消しておくと仕上がりがきれいになります)

第2のコツは、表面をきれいに仕上げるために、生地の表面に出てきた泡を割り箸などでつぶしてしまうことです。いろいろやってみて、割り箸がいちばん良いことを発見しました。簡単な方法なんですが、表面がきれいだとますます美味しそうに見えますので、これは大事です。

第3のコツ:一晩寝かせて翌日に切り分ける


(乾燥しないようにして、一晩寝かせます)

最後のコツは、焼き上げた日に切らずに一晩寝かせて翌日に切り分けることです。焼いた型に入れたままパーチメントペーパーの上にひっくり返して置いておき、次の日に切り分けます。端の部分を切り落とし、3本にきれいに切り分けます。翌日になると、びっくりするほど切りやすくなっています。


(4辺を切り取ってから、3等分しましょう)

まず4辺を薄くきれいに切り落としてから3等分に切ります。残った切れ端は、味見用につまんでしまいましょう。これは、作った人へのご褒美ね。(笑)1本ずつ、ぴったりとラップしておけば、しっとりフワフワがキープされます。

シンプルな味わいだからこそ、誰にでも愛されるカステラです。こんなおやつがあれば、ティータイムが待ち遠しくなりますよね。ぜひ作ってみてください。

第27回レシピ(難易度 ★★☆):カステラ(Castella)

<材料>
9x9インチのベーキング型1個分(=カステラ3本)

*北米の1カップは約250mlです。

  • 卵(Lサイズ・室温)  8個
  • グラニュー糖      300g
  • 牛乳(Homo Milk)    大さじ4
  • ハチミツ(液状のもの)  大さじ4
  • All-purpose flour(中力粉)   230g
  • サラダオイル       大さじ2

*抹茶カステラの場合は、抹茶:大さじ2をAll-purpose flour の前に生地加えます。カナダの粉ならばふるわなくても大丈夫です。

<作り方>


(パーチメントペーパーをペーパークリップで留めておきます)

*卵は室温にしておく。(前日の夜に冷蔵庫から出しておくと良い。)

*パーチメントペーパーを、壁と底をそれぞれカバーするように縦横3枚ずつ、きっちりと敷く。(底面は6枚重ねになります。)端をペーパークリップで留めておく。

*牛乳とハチミツを湯煎で温めておく。

*オーブンを350F(180℃)にセットしておく。

① 卵と砂糖をボールに入れ、電動ミキサーの低速でゆっくり混ぜた後、高速で10分間しっかりと泡立てる。


(10分間、しっかりと泡立てます)

② ミキサーを中速に落とし、All-purpose Flourを少しずつ混ぜていく。(抹茶カステラの場合は、小麦粉の前に抹茶を入れる。)

③ 温めた牛乳とハチミツを入れて、さらに約2分攪拌する。

④ サラダオイルを加え、低速で混ぜる。

⑤ 生地を型に流し入れ、型を軽くたたいて生地を落ち着かせる。表面に泡が上がってくるので、割り箸の先などで泡をつぶしてなめらかにする。

⑥ オーブン(中段)で約45~50分焼く。(焼き上がり時間はオーブンにより違うので、“竹ぐしを刺した時に生地がつかなくなるまで“が、目安。)

⑦ 焼き上がったらパーチメントペーパーの上にひっくり返しておき、乾燥しないようにしてそのまま一晩置く。翌日に3本に切り分け、ラップで1本ずつ包む。

<ポイント>

  • 生地の泡立て具合の目安は、箸を入れて“の”の字を書いてみて、字がかけたらOKです。時間をかけて、しっかりと泡立てます。ボールやミキサーに水気がついていたり汚れていたりするとうまく泡立ちませんので気をつけましょう。
  • ふんわりと軽く仕上げるコツは、砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜて泡立てることです。10分間、よく泡立ててください。(私はタイマーをセットして、10分間泡立てるようにしています。)
  • 粉類を加えたら、混ぜ過ぎないように手早く仕上げます。
  • パーチメントペーパーの端をペーパークリップで留めておくと、紙がしっかりと固定されてきれいな四角形に焼き上がります。
  • 焼き時間はオーブンによって違いますので、必ず確かめながら焼きましょう。
  • カステラは一晩冷ますと、しっとり落ち着いて切りやすくなります。パーチメントペーパーを敷いてその上にひっくり返して、そのまま型をかぶせておくと良いです。
  • 切る時には、1回切るたびに濡れ布巾で包丁の汚れを拭き取ると、上手に切ることができます。
  • 冷凍も可。ぴっちりとラップでくるんで冷凍すれば、2ヶ月はOKです。

 

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※以下、LifeVancouver編集部による文章です。

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そんな方は、ぜひこの本を手に取って、清水なおみさんに元気を分けてもらってください。Kindleでも購入できるので、カナダ在住の方もぜひ!

それでは、次回のレシピもお楽しみに。

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