カナダ政府、Surrey/Langleyスカイトレイン拡張プロジェクトへ最大13億ドルの資金を発表

   
  

2021年7月13日追記:

BC州を訪問中のジャスティン・トルドー首相。昨日8日には、BC州内の子どもたちの早期学習と育児を大幅に改善する合意を発表しました。

そして本日9日(金)には、Surrey/Langleyスカイトレイン拡張プロジェクトに向けて最大13億ドルの連邦資金を新たに発表しました。

州とそのパートナーは、プロジェクトの残りの費用を負担するとのことです。(surreylangleyskytrain.caの情報によると、2019年7月時点でのプロジェクトの推定コストは31億ドルでしたが、現在は38億4000万ドルと見積もられています。)

 

サレー/ラングレー間のスカイトレインのエキスポライン拡張プロジェクトについて

Surrey/Langleyのスカイトレイン(エキスポライン)拡張プロジェクトは、サレー地区からラングレー市をスカイトレインネットワークで繋げることを目指すものです。

このプロジェクトには、スカイトレインのキングジョージ駅からフレイザーハイウェイ沿いのラングレーシティセンターまでの高架ガイドウェイの16キロが含まれています。

また、プロジェクトには新たに8ケ所の駅、3ケ所のバスエクスチェンジ、駐車・乗車スペース、サポートシステムのアップグレードなども含まれています。

8ケ所の駅は、現在および将来の乗客データに基づいて以下が予定されています。

140 Street, City of Surrey

152 Street, City of Surrey

160 Street, City of Surrey

166 Street, City of Surrey (Fleetwood scenario, interim terminal)

184 Street, City of Surrey (Clayton scenario, interim terminal)

190 Street, City of Surrey

196 Street, Township of Langley

203 Street, City of Langley (Langley scenario, final terminal)

以下の地図の縞々のラインが拡張部分です。確認してみてください。


photo from surreylangleyskytrain.ca

BC州政府によると、この新しい交通ルート(Langley City Centre to King George SkyTrain Station)が完成すると住民の平均通勤時間が22分となり、今現在のバスルートを利用するより25分以上時短になるとのことです。

さらに日々の利用者数の見込みとして、2035年に62,000人、2050年には71,200人と予測が立てられていて、約24,000〜30,000人が車など他の交通手段からスカイトレインの利用へ切り替えるのではないかということです。

BC州政府は声明文のなかで、「公共交通インフラへの投資は、コミュニティを強化するとともに、カナダ人の通勤時間を短縮し、人々を手頃な価格の住宅に繋げし、気候変動と戦うのに役立ちます。カナダ政府が公共交通機関に賢明な投資を行っているのはそのためです。これにより、優れたミドルクラスの雇用が創出および支援され、よりクリーンでより良い未来に向けて再建することができます。」と述べています。

ジョンホーガン州首相も「通勤、通学、家族や友人との安全な帰宅など、BC州民にふさわしい、より優れた高速な交通手段を提供することが重要です。 インフラストラクチャに記録的な投資を行い、何千もの雇用を創出できることを嬉しく思います。」と述べました。

 

最後に:大規模な建設工事は来年後半頃から開始予定とのこと

ということで、連邦政府からの資金提供で、今後Surrey/Langleyスカイトレイン拡張プロジェクトに進展が見られるといいですね。

州政府が今後このプロジェクトを主導し、大規模な建設工事は来年後半頃から開始予定とのことです。

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