カナダで宮崎県産ブランドさつまいも「葵はるか(紅はるか)」を発見!焼き芋にしてみた

   
  

カナダBC州バンクーバー在住で「さつまいも大好き!」という方も多いと思います。

バンクーバーでは「Japanese Sweet Potato」という名称で米国産などのさつまいもが売っていたりしますが、日本産のさつまいもを見つけるのは至難の業ですよね。

野菜ソムリエHiroはいつも「あぁ~日本産の美味しいさつまいもがカナダで食べられたらなぁ」と思っているので、以前「種子島産の安納芋」「茨城県産の紅和み」を見つけた際はそれはもう天にも昇るような気持ちになりました。

そんな中、2020年12月18日に中国発のスーパーマーケット Sungiven Foods の新店がメトロバンクーバーのリッチモンド市にグランドオープン!

新しいもの好きの野菜ソムリエHiroが行ってみると、なんと新たな日本産のさつまいもを発見してしまったんです・・・!!

もう、し・あ・わ・せ!胸いっぱいです。

 

中国発のスーパーマーケット Sungiven Foodsの新店がメトロバンクーバーのリッチモンド市に誕生。日本産のさつまいもを発見した話

先日12月19日、メトロバンクーバーに新しくできたスーパーマーケット Sungiven Foodsのリッチモンド店に行ってきました!

お店は、CostcoやFoody Worldなど生鮮食品を扱うお店が他にも近くにあるエリアです。(住所:9771 Bridgeport Rd, Richmond

当日は大雨だったのですが、開店から2日目ということもあり、たくさんの人が訪れていました。

店内の青果コーナーは上の写真のような感じ!新鮮な野菜・果物が揃っていて、オーガニックコーナーもけっこう充実していました。

Sungiven Foodsはたまに珍しい果物を中国などから輸入してくれるので、「お~いい売り場!なんか珍しいものないかな~」と写真を撮りながら徘徊していると、

「ん・・・?」

「AoiFarm・・・? 日本語・・・?」

「日本産のさつまいもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って、おじさん売り場で叫びましたよ。

さつまいもは5㎏入りで1箱 49.90カナダドル、日本円で約4,000円でした。日本に比べたらそりゃ高いのですが、カナダで日本産さつまいもが手に入るのであれば、喜んで買っちゃいます。(ちなみに以前安納芋を見つけたときは、3㎏で39.99カナダドルだったので、割安と考えることもできました)

箱売りの隣には3~4本入った小分け(4.99カナダドル、日本円で400円くらい)も販売されていたので、「少しだけトライしたい」という方はこちらがオススメです。(お店の人間ではありませんが、喜んで宣伝しちゃいます)

値札には「糖度最大で34度」とも書いていて、スイカの甘いやつで糖度13度くらいなので、容易にあまーーーーーいさつまいもであることが想像できました。

ということで、5㎏入りを一箱お買い上げ♪ 幸せ度マックスでお店を後にしました。

 

さつまいもの品種は「紅はるか」!くしまアオイファーム(AoiFarm)のブランド紅はるか「葵はるか」とは?

さつまいもは品種名も分かると、楽しみ方もまた変わってきますよね。

バンクーバーで売られているさつまいもはだいたい品種名とか書いてないので、いつも「つまらねぇ( ^ω^)・・・」と思うのですが、今回購入したものには品種名の記載がありました!さすが日本ーー!


(右のラベルにBENIHARUKAと書かれています)

今回カナダで入手したものは、日本でも大人気の「紅はるか」でした~!

紅はるかは、”今までの美味しさをはるかにしのぐ”という意味合いで名前が付けられた品種。

以前サツマイモの品種5種類を食べ比べしたことがあるのですが、個人的には以前手に入れた安納芋よりもこの紅はるかが好みなんです♪

そして、紅はるかは九州沖縄農業研究センターが「春こがね」と「九州121号」という品種を交配させて生まれた比較的新しい品種。既に日本では全国で人気となっている品種かと思っています。

少し粉っぽい果肉なのですが、加熱すると非常に甘くなり、蜜のような甘さを体験できることから焼き芋にぴったりの品種といわれています。

茨城県にはさつまいも専門卸問屋「株式会社ポテトかいつか」が扱う紅はるかのブランド「紅天使」があり、今回値札にも「紅天使」と書かれていたので、最初は「お?茨城県のファームなのか~!」と思いました。

しかし、箱のパッケージにあった AoiFarm について調べてみると、AoiFarmは日本名で「くしまアオイファーム」といい、宮崎県串間市にあることが分かりました。

 

さらに、くしまアオイファームにも紅はるかの独自ブランドがあり、それが「葵はるか」です。

この葵はるかは、減農薬栽培かつ、さつまいもの糖度をできる限り高めた熟成した状態で出荷されているため、非常に高い糖度が特徴。調べてみると「和菓子のような甘さ」とも形容されていました。

つまり、今回お店で見つけた紅はるかは値札に書かれていた茨城県の「紅天使」ではなく、宮崎県の「葵はるか」ということだったんですね~。(ん~、紛らわしい~w)

くしまアオイファームのウェブサイトには、葵はるか(紅はるか)について以下のように書かれていますよ。

九州121号と春こがねという品種を交配させて生まれた焼き芋界のエリート、紅はるかです。2010年に誕生して以来、最近の焼き芋ブームをけん引している品種といえます。くしまアオイファームが販売しているタイやシンガポールなどの海外でもとても人気な品種です。

甘味がとても強く、ネットリ系です。あまり知られていないかもしれませんが、掘りたての紅はるかは甘味もなく、繊維だらけで筋張って正直あまりおいしくないです。ただ適切な温度・湿度、環境下で数か月貯蔵熟成する事で糖化が進み、全品種の中でもトップクラスの甘味を誇るようになります

くしまアオイファーム


(くしまアオイファームが取り扱う他の品種のさつまいもも、くちどけいも(シルクスイート)などそれぞれブランディングされていて、別名があります)

ちなみに、くしまアオイファームの販売するさつまいもにはそれぞれキャラクターがいて、紅はるかのブランド「葵はるか」はなんとバーチャルユーチューバーとしてもデビューしています・・・!

カチューシャ(?)が焼き芋ってすごくないですか・・・?!

 

葵はるか(紅はるか)を焼き芋にして食べてみた感想

葵はるか(紅はるか)について色々分かったところで、早速焼き芋にしてみました~!

以前にも紹介していますが、レシピといえない焼き芋レシピはこちら↓

用意するもの
・葵はるか(紅はるか)5本
・キッチンペーパー
・アルミホイル

1. 葵はるか(紅はるか)を洗って土を落とす

まずはしっかり洗って、土を落としてください。

 

2. キッチンペーパーを水でしめらせて、葵はるか(紅はるか)を包む

次はキッチンペーパー を水で濡らした後、洗った葵はるか(紅はるか)を包みます。新聞紙でもOKです。
 

 

3. アルミホイルで包む

キッチンペーパーの上からさらにアルミホイルで包んでください。これで準備完了。

 

4. 摂氏160度(華氏だと320度)で約1時間焼く

その後、摂氏160度(華氏だと320度)で約1時間焼くだけです。特に予熱しなくてもできます。箸でさつまいもを刺して、すっと箸が通れば完成です!

最初は熱々なので、火傷しないように注意してください。

実際に食べてみると、けっこうねっとりした食感で、甘み十分でした~!「さすが日本のさつまいも!」といえるクオリティーで、大満足!写真で美味しさが伝われば幸いです。

つくった当日に冷めたものもいただいてみたのですが、甘さが際立ってました。さらに、翌日に冷めたものをいただいて思ったのが、「本当にさつまいもの和菓子みたいな味がする・・・」でした。

 

最後に:改めて紅はるかのすばらしさを実感。他のブランドさつまいもも試してみたい

ということで、バンクーバーにお住まいの方で葵はるか(紅はるか)を食べたい方は、早めにSungiven Foodsのリッチモンド店に行ってみてください。

糖分は多いと腐りやすくはなるのですが、さつまいもは元々日持ちする方なので、1箱買ってみるのもいいかもしれません!その際は、常温の冷暗所で保存してくださいね。

また、日本にいる方は、ぜひくしまアオイファームのブランドさつまいも各種をぜひ手に入れてみてください!紅はるか以外にも、宮崎紅やシルクスイート、安納芋、パープルスイートロードがありますよ。

・葵はるか(紅はるか)
・べにほっくり(宮崎紅)
・くちどけいも(シルクスイート)
・安納とろとろ(安納芋)
・イロドリムラサキ(パープルスイートロード)

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