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バンクーバーの「ヒト」に注目!第10回目COS留学サポートデスク・藤井 佑耶さん

   
  

バンクーバーのこの「ヒト」に注目!

第10回目は、COS留学サポートデスク(留学エージェント)の代表の
藤井佑耶さんです。

yuya藤井さんは、日本で高校卒業後、2005年にバンクーバーに留学生として渡航。
専門学校を卒業後、営業、訪問販売など、
さまざまなの仕事を経験後、
2009年9月に留学エージェント GISS
(General International Student Service)
を立ち上げ独立。2012年11月には、
COS Educational Consulting Inc を設立し、
専門性に特化した留学サービスを提供。
 
また2013年5月にオープンをした和風スパゲッティレストラン、
すぱげっ亭」を運営するJ-Home Import Inc.の代表も兼任されています。

 
 


 

Q.バンクーバーに来たキッカケは何だったんですか?

日本で高校3年生の時、このまま普通に大学に行くのはつまらないなぁと思い始めました。厳しい大学受験に嫌気が差していましたし。
そんな時、母に「友人がいるバンクーバーに留学してみたら?」と誘われたんです。それまでバンクーバーという名前さえ知らなかったのですが(笑)、おもしろそうだなと思い、行くことにしました。

 

Q.バンクーバーに来て当初は何をされていましたか?

バンクーバーに来て、まずは語学学校に半年間通いました。日本では英語が得意科目でしたが、やはり始めは全く話せなかったですね
それでも、なんとか頑張って学校では一番上のレベルのクラスまでいけました。そこで、英語力をつけた後、地元のビジネス専門学校に1年間通いました。

 

Q.その学校で一番驚いたことはなんですか?

語学学校で十分力をつけたと思っていましたが、クラスメートとの英語力の差にとても衝撃を受けましたね。ビジネスを勉強出来るというだけの英語力という事が前提だったので、ある程度予想していましたが、クラスメイトもカナダ人だけでなく、その他の国の生徒のレベルも高かったです。
また、その学校は卒業後の就職を強く意識した学校だったので、授業内容は講義型ではなく、実際の仕事を想定して、グループディスカッションなどの参加型授業が多かったです。そこで、自分の意見をしっかりと発言すること、仲間と積極的にコミュニケーションをとることの重要性を学びました。

 

Q.学校を卒業した後は、どのようにお仕事をみつけられたのですか?

プログラムの一環で卒業前に、3ヶ月間貿易会社でインターンをしました。そこで初めて就業経験をしましたが、実際の職場でのコミュニケーションのとり方、基本的な業務の進め方を学ぶことができました。
その後、人材紹介会社でアシスタントという形でボランティアをさせてもらいながら仕事を探していました。レジメの書き方やクライアントのやりとりを勉強させてもらいました。

 

Q.インターンのお仕事はどうでしたか?

インターンシップ先はかなり多国籍の人種が集まっていた会社でした。初めての就職で緊張していましたが、皆さんとてもフレンドリーで、オンとオフがきっちり分かれているなという印象でした。電話の取り次ぎや、受注の確認等が主な仕事でした。
初めての就業経験で緊張しましたが、とても貴重な経験ができましたね。

 

Q.その後はどのようなお仕事をされたのですか?

食品卸しの営業、ホームセンターの店員、天然ガス/チャイルドスポンサーシップの訪問販売、学校のカウンセラーなど色々経験しました。
特に訪問販売はかなり良い経験になりました。
 
毎日、100人以上と話す事を目標に、1軒、1軒まわりましたが厳しい日が続く事も多くありました。その時に強く感じたのは、外国人である以上、英語をネイティブレベルで話す事は不可能に近いが、自分の想いを相手に伝える事が出来れば、完璧である必要はないという事です。しかし、それは間違っていても通じれば良いという意味ではなく、あくまで会話中の文法や単語の選択、発音等は意識をして正しく身につけていく必要はあります。
 
また最近仕事をしていて感じるのは、人と話をするという事は、常に相手の時間をもらっているという事であり、英語力を含めたコミュニケーション力次第でお互いの時間を有効に使えるという事です。それを母国語を以外でするのは難しく、まだまだ苦戦していますが、常に意識するように心がけています。

 

Q.とてもいろいろな経験をされていますね! 今の仕事はどのような経緯ですることになったのですか?

語学学校でカウンセラーとして働く事になり、色々な国からの留学生に英語のアドバイスや生活相談にのったりといった仕事をしていました。その中でもやはり日本人学生と話す事が多くあり、英語の悩みや、生活の事等を話していく中で、自分の経験を活かして別の角度から留学生を助けたいなぁと思いました。

そこで、2010年3月にGeneral International Student Serviceという現地留学代理店を立ち上げました。
始めてしばらくは、オフィスもなく自宅で仕事をするという状況でしたが、
少しずつ、働いていた語学学校の卒業生の紹介などで徐々に生徒さんを増やしていくことが出来ました。

 

Q.藤井さんが働かれているCOSとはどんなところですか?

もともとオフィスを探していた知り合い2人と、“経費を抑える為に共同オフィスを借りよう!”ということで始めました。結果的に業種が違う事で、オフィスに来ていただいた方の色々なニーズに応えられる事になり、今では共同で何かを企画することもあります。
カナダ旅行、広告、留学に関して質問があれば何でも聞いて下さい!プロフェッショナルが揃っています。

 

Q.今の仕事のやりがい、楽しいことはなんですか?

留学事業に関しては、分野を絞って自分達の経験が本当に力になれるところのみを扱っています。
一般の語学留学とは違い、学校卒業後に現地就職、永住を希望される方からお問い合わせを頂く事が多いですが、提案させていただいた通りに卒業、就職までされた方の報告を聞くとやはり嬉しいです。
レストラン運営に関しては、単純ですが、お客様がリピーターとして店に戻ってきていただいた時が一番やりがいを感じます。

 

Q.これから、仕事での目標はなんですか?

壮大な目標になりますが、今後日本人がもっとカナダに来れる機会を増やす事です。
学生、ワーホリ、永住と方法は色々とありますが、すでにカナダにいる日本人としての情報発信、またはもっとより良い受け入れる体制を作る事を目標に仕事をしています。

 

Q.バンクーバーに長年住まれてきて、印象はどうですか?

とても住みやすいいいところです。おいしい食べ物、たくさんの違った国の人たち、豊かな自然など、いいところがたくさんありますね。働きやすいし、福利厚生も充実しているので、これから住み続ける場所として最高の場所だと思います!

 

Q.バンクーバーで働いてみたいという方は日本で多いと思います。その方々へどのようなメッセージを送りますか?

日本人のきめ細かさと丁寧さ、協調性はとてもレベルの高いものだと思います。日本での仕事経験があればもちろんですが、日本人というだけで、サービス業の分野では通用すると思います。実際に就職するとなるとビザの問題などありますが、カナダに必要とされる人材になれればワークビザや移民も出来るので是非頑張って下さい!

 


 

藤井さんが働くCOSカナダ留学サポートデスク:
cos
 
”COS留学サポートデスク”は保育、美容、ビジネスを専門として留学エージェントです。
それぞれの分野で活躍する人をキャリアアドバイザーとして置いているため、将来その分野で就職をする事を見据えて、一緒に留学を計画します。

【COS留学サポートデスクWebサイト】
http://cosvancouver.com/

藤井さんが運営する和風スパ ゲッティレストラン、
「すぱげっ亭」:

spaP
 
1975年に青森で生まれた「すぱげっ亭」が今年5月にバンクーバーでオープンしました。すぱげっ亭のスパゲティは、醤油や味噌など日本の伝統的な調味料と新鮮な食材をふんだんに使った「うま味」がいっぱい、日本的な味わいのスパゲティです。ぜひ一度訪れてみてほしいお店です(^^)。

【すぱげっ亭Webサイト】
http://spaghetei.com/

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