日本の大ヒット映画『国宝』、北米で2026年劇場公開決定

   
  

第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表作品に決定し、興行収入が100億円を突破(邦画実写22年ぶり)した今年の大ヒット日本映画といえば、『国宝』。北米で2026年に劇場公開されることが発表されました!

本作の北米配給権を取得したのは、アニメーション映画を中心に配給する米国の配給会社 GKIDS です。『THE FIRST SLAM DUNK』『君たちはどう生きるか』など、日本アニメを北米に広めてきた実績がありますが、『国宝』はGKIDS初となる現代実写作品の配給となります。

気になる北米での公開時期は来年初頭が予定されていますよ。

また、北米初上映となるのは、トロント国際映画祭(tiff)です。

トロント国際映画祭だけでなくバンクーバー国際映画祭にも出品されており、どちらも映画祭でも一般向けに2回上映される予定ですが、既にチケットは売り切れていることからも、映画の注目度がうかがえます。(※リセールを除く)

ちなみに、『国宝』は小説家の吉田修一自身が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし書き上げた作品で、2017年より朝日新聞にて連載されました。歌舞伎役者に引き取られた喜久雄と、歌舞伎の名門に生まれた俊介の2人が芸の道に生きる物語を描いています。

映画は2025年6月6日に公開され、監督は李相日が担当しました。李相日監督が吉田修一の作品を映画化するのは、『悪人』『怒り』に続き3度目です。吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶなど俳優陣も超豪華で、世界的名俳優と名高い渡辺謙も出演しています。

また、メインキャストの吉沢亮と横浜流星は、稽古に1年半の時間を費やしていることも話題になりました。

GKIDSのInstagramには、「素晴らしいニュースだ」「誰かがこの映画を取り上げてくれることを期待していたよ!ありがとうGKIDS」「この映画に対する日本のインターネットでの絶賛コメントを読んでから、ついにこの映画を体験することができます。」と肯定的なコメントが見られました。

日本で既に記録的な大ヒットとなっている映画『国宝』、アメリカやカナダでどのように受け入れられるのかも今から楽しみですね!

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