【大気汚染】メトロバンクーバーとフレイザーバレー地域で大気質勧告発令。山火事の影響

   
  

ここ最近、バンクーバーの空が霞んでいると感じていた方も多いかと思います。

そんな中、カナダBC州メトロバンクーバーとフレーザーバレー地域で、本日9月3日(水)に大気質勧告が出ました。

風、気温、山火事の状況の変化により、煙の濃度は地域全体で大きく変動する可能性があります。

大気質警報が発令されている地域:

メトロバンクーバー北西部
メトロバンクーバー南西部
メトロバンクーバー北東部
メトロバンクーバー南東部
フレーザーバレー中央部
フレーザーバレー東部

これは主に、米国とBC州ホープの東側、ウィスラー近郊、カリブー地域などで発生した火災の煙による高濃度の微粒子状物質(PM2.5)のためです。

以下はバンクーバー、9月2日のバンクーバー・ダウンタウンの空です。煙で霧ががったような空になっているのが分かるかと思います。

以下、大気質指数を確認する方法と、PM2.5対策についてシェアします。
 

今どのくらい?大気質指数を確認する方法

BC州やメトロバンクーバー地域のリアルタイムの大気質指数を確認するには、以下のページにアクセスしてみてください。1~10+のスケールで、大気汚染度が分かります。

■ MetroVancouver Current Air Quality
AirMap (Current Air Quality)

LifeVancouverスタッフも9月3日午後12時頃に大気質が分かるマップを見てみたのですが、以下のようになっていました。


photo from gis.metrovancouver.org

メトロバンクーバーエリアでは大気質が「Very High Risk」になっていました。お出かけの際などにマスク着用を忘れないようにしてください。

■ Government of Canada
British Columbia – Air Quality Health Index – Provincial Summary

また、「上のページにアクセスするのがいちいち面倒」「いつもURLを忘れてしまう」「カナダ全体で知りたい」という方は、アプリを使う手もあります。アプリストアで「Air Quality」などで検索してみてください。

もう一方で、世界中の都市別大気汚染ランキングIQAir で確認できます。2025年9月3日の正午あたりでは、バンクーバーが世界1位になっていました。(早くランクが下がることを願います・・・)

 

PM2.5対策は?

微小粒子状物質(PM2.5)は髪の毛の太さの1/30程度で肺の奥深くまで入りやすいと言われているので、注意が必要です。呼吸器系や循環器系疾患のある高感受性者の方は、より慎重に行動してください。

大気汚染の対策としては、以下のようなことが挙げられます。

・不要不急の外出・屋外での長時間の激しい運動を減らすこと
・屋内で換気や窓の開閉を必要最小限にする(日本の環境省によると、窓を開けておくと屋内の PM2.5 濃度は屋外の濃度と同等の値になると推測されています)
・医療用や産業用の高性能な防じんマスクはPM2.5 の吸入を減らす効果があるといわれています
・必要に応じて、吸入器などを使用してください
・COVID-19などの感染症、肺疾患、心臓病、COPD、喘息、糖尿病などの既存の病状の管理を継続し、症状が悪化するような場合は医師の診察を受けてください

また、以前メトロバンクーバーが以下の空気清浄機を紹介していたのでシェアします。


ということで、該当地域にお住まいの方は、外出時はもちろん、家の中にいる際も窓の開閉などを最小限に留め、十分にお気をつけください。

以下のウェブサイトをぜひ参考に。

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