【保存版レシピ】ローストターキー:スタッフィングとグレービーソースの作り方も

   
  

「清水なおみのとっておきレシピ」

こんにちは。清水なおみです。
料理はハートで作るもの! 皆さんも、どうぞクッキングを楽しんでくださいね。

皆さん、ターキーを食べたことがありますか?日本ではあまり馴染みのない食材ですが、北米では低カロリーで栄養価が高いと人気のある食材です。

クリスマスや感謝祭など家族や友人がたくさん集まる日には、ローストターキーが定番のメインディッシュ。ドーンと豪華で見栄えがしますし、大人数でもたっぷりと食べられます。

シーズンになると、スーパーにも冷凍のターキーをたくさん置いてあり、手軽に買うことができるんです。

ターキーが手に入らない場合や、大きすぎてちょっと。。。という場合には、チキンを使ってもおいしくできますよ。ローストチキンならば焼き時間も短くなりますので、大きなターキーより気軽に焼けると思います。

「ターキーと言えばクランベリーソース」がお決まりなのですが、今回は日本人の口に合うグレービーを添えてみましょう。市販のグレービーミックスを使って、簡単においしく仕上げます。

「ターキーってどうやって料理するのかな?」と思われている方も多いんじゃないでしょうか。調理にかかる時間はちょっと長いのですが、手順は意外と簡単です。

ローストターキーを焼けるようになったら、料理に自信が持てるようになりますよ。ぜひマスターしてくださいね。

第11回レシピ(難易度 ★★☆):ローストターキー(Roast Turkey)

*ターキーの選び方

ターキーは、フレッシュ(生)のものとフローズン(冷凍)のものがあります。フレッシュのものは少し匂いがあるので、気になる方はフローズンのものを使いましょう。

☆北米では、Butterball社のものがジューシーと言われて人気があります。日本でもネット通販などで購入できますが、日本のオーブンは小さいので大きなターキーは焼けない可能性があります。

買うときは、自分のオーブンに入る大きさかどうかを確認してください。

 

*ターキーの解凍

冷凍のものは、使う48時間前に冷蔵庫に入れ替えてゆっくり解凍します。涼しいガレージなどに置いて解凍しても良いです。中心まで溶けるのに時間がかかります。

使用時に、外側が柔らかく解凍され、中に入っているネックがまだ少し凍っている状態がベストです。

 

~ターキー・スタッフィング~

ロースト・ターキーのお腹の中に詰めるスタッフィング(詰め物)。ターキーよりもこちらの方が楽しみという人もいるくらい。各家庭によって様々なレシピがありますが、簡単で飽きることのないお勧めのスタッフィングをご紹介します。

カナディアンはもちろん、日本人にもとてもおいしく食べられる人気のレシピです。
 

<材料>
約15ポンド=約7キロのターキーの場合の分量

(注:北米の1カップは、約250㏄です。)

  • タマネギ     中6個
  • セロリ      6本
  • バター      大さじ3
  • ポーク100%の生ソーセージ  12~14本
  • 塩        少々
  • コショウ     小さじ2~3
  • セージパウダー  大さじ1.5
  • ブレッド・キューブ   8カップ
    (*ブレッド・キューブ:白い食パンを2センチ角くらいに切ったもの。) 

<作り方>

① タマネギ、セロリを5ミリ角に切り、ソーセージは皮から中身を取り出しておく。

② 温めたフライパンにバターを溶かし、強火でセロリ、タマネギを入れて1~2分炒める。

③ ソーセージを入れて、さらに炒める。

④ ソーセージがきれいに混ざったら、塩、コショウ、セージパウダーを入れて味を調える。(ソーセージの塩加減によって、塩の量は加減する。)

⑤ 4.にブレッド・キューブを加えて、よく混ぜ合わせる。

*お好みで、マッシュルームとカシューナッツ、またはボイルして刻んだ栗などを加えてもおいしい。

 

~ローストターキー~

<作り方>

① ターキーの腹腔内に入っているネック等を取り出して、全体をよく水洗いし(腹腔内も。)、ペーパータオルで水気をふき取る。

② スタッフィングを、胸(皮の下の部分)と腹腔にしっかりと詰め込み、針に太目の木綿糸を通してお尻と胸の開いている部分を縫い合わせ、両足をたこ糸で縛る。

③ 脚の間などにバターを適量置き、全体の表面にバターを塗りつける。

④ ロースト用パンにターキーをのせ(下に金網を置いてその上にのせると取り出しやすい。)、全体をアルミホイルでカバーする。上の部分に空気が抜けるように少し隙間をあけておく。

⑤ 調理時間を参考に、325℉(160℃)のオーブンに入れてローストする。

⑥ できあがる30分前にアルミホイルをはずして、下にたまっている焼き汁をターキーにかけながら焼くと、表面においしそうな焼き色がつき光沢がでる。

⑦ 内ももから竹串を刺してみて、澄んだ透明な汁が出てくるようになれば、焼き上がり。

⑧ 焼き上がったら糸を切り取り、ドラムスティック(足の部分)をはずしてから中のスタッフィングを取り出し、身を切り分ける。

*ターキーの下に、長めのたこ糸を2~3本置いてからローストすると、あとでターキーを移動するときに便利です。たこ糸を結んで、ターキーを持ち上げられます。

 

調理の目安 オーブン温度:325F(160℃)

 

ターキーの重さ(キロ) ターキーの重さ(ポンド) 調理時間
1.8~3 4~6 3~3.5
3~3.5 6~8 3.5~4
3.5~4.5 8~10 4~4.5
4.5~6.0 10~13 4.5~5
6.0~7.5 13~16.5 5.5~6
7.5~9 16.5~20 5.75~6.5

 

~グレービーソース~

<材料 8人分>

  • 市販のグレービーミックス(Brown)   1袋
  • 市販のオージューミックス        1袋
  • ターキーから出た肉汁
  • バター        少々

<作り方>

① パッケージの指示に従って分量の水を鍋にいれ、グレービーミックス、オージューミックスを加えて、よくかき混ぜて溶かす。

② 中火にかけて、かき混ぜながら沸騰させ、そのまま1分間沸騰を続ける。

③ ローストターキーから出たドリッピングソースと、お好みでバター少々を加える。(ターキーを焼いたロースト用パンの下に、汁が溜まります。上の部分は油で、下に溜まるのがドリッピングソースです。油を入れないように、下の部分のみを使います。)

*切り分けたターキーに、温かいグレービーソースを添えていただきます。

 

~ポイント~

  • スタッフィングは、腹腔と胸(皮下)の部分にぎゅうぎゅうに詰めてローストします。詰め切れなかった分は、別の耐熱皿などに入れ、アルミホイルなどでカバーして一緒にBake しましょう。途中で、肉から出た肉汁を少しかけながら焼きます。
  • アルミホイルで全体をカバーして蒸し焼きにするので、しっとりと焼き上がります。上の部分に、空気の抜ける穴を作っておいてください。
  • 焼き上がりは、内ももの部分に竹串を刺してみて確認します。透明な液が出てくれば焼き上がりです。ピンク色の液が出てきたら、まだ焼きが足りません。生焼けでは危険ですので、十分に焼けたかどうかをしっかりと確認してください。
  • 同じレシピでロースト・チキンができます。お店で“ロースト用のチキン”と頼みましょう。「Turkeyはニオイが苦手」という方も、チキンならおいしく食べられます。

 

主婦の友社から「ナオミのカフェ(Naomi’s Cafe)」好評発売中!Kindleでも購入可能です

※以下、LifeVancouver編集部による文章です。

1971年から25年間、カナダ人に愛されたニューウェストミンスターのカフェ「Naomi’s Café」。

そんなNaomi’s Café に集まる人たちとの笑いと涙と“愛”にあふれた数々のストーリーと、なおみさんの人生を書き綴った本が、2022年1月31日に主婦の友社から出版されましたよ。

■ 主婦の友社からの購入リンク(電子書籍でも発売されています。)
「ナオミのカフェ」清水なおみ 著  (主婦の友社)

 
ちょっと元気の出ない方、人生に行き詰まっている方、人と関わることがしんどくなっている方。。。

そんな方は、ぜひこの本を手に取って、清水なおみさんに元気を分けてもらってください。Kindleでも購入できるので、カナダ在住の方もぜひ!

また、冬の間はクッキングクラスがお休みとなっています。春から再度始まるとのことなので、気になる方は Facebook の「Naomi’s Cafe Vancouver」ページをフォローしておきましょう!

それでは、次回のレシピもお楽しみに。

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