エアカナダの客室乗務員、早ければ8月16日にスト突入。週末は全便運航停止の可能性

   
  

エアカナダは、エアカナダとエアカナダ・ルージュの客室乗務員1万人を代表する組合との交渉が行き詰まりに陥ったと先日発表しました。

組合は、8月13(水)日午前0時1分(東部標準時)に法定72時間のストライキまたはロックアウトを通告。そのため、エアカナダは14日(木)から段階的に運航停止を開始しました。

また、金曜日にはさらに運休となり、週末までにエア・カナダとエア・カナダ ルージュの便は全面運休となる可能性があります。

エアカナダの声明によると、組合側が以前の提示額を上回る法外な賃上げを求める反対提案を提出し、拘束力のある第三者仲裁を求める会社側の申し出を拒否したことを受け、交渉が行き詰まりに陥ったと判断したとのことです。

また、8ヶ月間におよぶ交渉が続けられてきましたが、多くの項目で妥協は必要ないものの、主要な問題では依然として大きな隔たりがあるとしています。その解決のために、未解決事項を仲裁を通じて公正に解決するというエアカナダ側の提案が組合に拒否され、組合が持続不可能な賃上げを主張していると記しています。

そのため、エアカナダの執行副社長兼最高人事責任者兼広報担当のアリエル・メルール=ウェクスラー氏は「混乱を防ぐ、あるいは少なくともお客様にとって耐え難いこの不確実性を取り除くため、政府主導の仲裁の要請を含む、残されたあらゆる選択肢を検討しています」と語っています。

運航に支障が生じた場合、Jazz航空またはPAL航空が運航する Air Canada Express 便は、サードパーティ企業によってサービスが提供されているため、通常通り運航を継続します。ただ、エアカナダとエアカナダルージュは、1日あたり約13万人の利用者を抱えており、これらの利用者が欠航の影響を受ける可能性があります。

259機の航空機を保有し、世界6大陸約65カ国に運航しているエアカナダ。多くの人に影響が出そうです。近々利用する予定という方は、お気をつけください。また新しい情報が入り次第、お伝えしたいと思います。

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