ポストグラデュエートビザ、カナダ国外からのオンライン受講に関する特別措置の移行期間について

   
  

文/ビザJPカナダ代表 白石有紀
ビザJPカナダ在籍のカナダ政府公認移民コンサルタント。カナダ移民コンサルタント協会(ICCRC) 、およびカナダ移民コンサルタント連盟(CAPIC)の正規メンバー。短期ビザ、永住権の申請取得コンサルティングを専門とする。

パンデミック期間中、カナダの留学生はカナダ国外からオンライン授業を受けてもポストグラデュエートビザ(PGWP:Post-Graduation Work Permit 通称、ポスグラ)の申請資格を失わないというディスタンスラーニング(遠隔受講)特別措置が取られてきました。

カナダ移民局(IRCC)は、まもなく始まる新学期に際し、各州政府、教育機関関係者などと相談した結果、この特別措置に移行期間を設けることにしました。遠隔受講についての特別措置は2023年8月31日まで延長されます。ただし、適応範囲が縮小されます。

▲こちらの記事は動画でも解説しています

 

これまでの経緯と今後の変更点

これまでの経緯と特別措置内容

パンデミック前:
留学生はプログラムのオンライン受講を50%以下にとどめなければならず、カナダ国外からのオンライン受講が50%を超える場合は、それに該当する期間分がPGWPの期間から引かれていました。

パンデミックの最中:
渡航規制や公衆衛生に関わる規制によるカナダの留学生とカナダの国際教育分野に対する影響を軽減するための措置が取られました。これらの特別措置により、留学生はカナダ国外からオンラインで100%受講してプログラムを修了することが許可され、永住を目指す場合の資格条件へも影響を与えることはありませんでした。

 

今後の特別措置変更点

遠隔受講についての特別措置は、パンデミック前の条件に戻すまでの移行期間として2023年8月31日まで延長されます。

ただし、国外にいる留学生はカナダへ戻ることが推奨され、特別措置については2022年9月1日以降、その適応範囲が縮小されます。

■ プログラム開始日が2022年9月1日から2023年8月31日の人への影響

特別措置の適応範囲縮小により、カナダ国外からの受講には、以下のような影響があります。

  • PGWPの申請資格を維持するためには、50%以上のクレジット(単位)をカナダ国内で取得する必要があります。カナダ国外からの受講で取得するクレジット(単位)は、50%未満とどめなくてはなりません。
  • 2023年9月1日以降の国外からの受講期間に関しては、将来PGWPを申請して取得できるビザ期間から差し引かれます。

■ 2022年8月31日までに学生ビザ申請をしている場合

2022年8月31日までに学生ビザ申請をカナダ国外から提出した留学生は、引き続き100%遠隔受講してもPGWPの申請資格を維持できます。ただし、2023年9月1日以降の国外からの受講期間に関しては、プログラム開始日に関わらず、PGWPの期間より差し引かれます。
 

 

ビザについて相談してください

ビザJPカナダでは、カナダへの短期・長期滞在や移住に関わる総合サポートおよびビザ取得代行業務を手がけています。

ビザについて相談したいことがあるときは、ビザJPカナダの移民コンサルタントまで気軽に連絡してみてください。

お名前(漢字) (必須):

Name(英語) (必須):

メールアドレス (必須) :

お電話番号(必須):

お住まい(必須):
バンクーバー近郊トロント近郊カルガリー近郊カナダ国内日本その他

 

現在お持ちのビザ
ワーキングホリデー就労移民・市民学生観光その他・持ってない

 

お問い合わせ内容(必須)

※留意事項(必ずお読み頂いた上で送信ボタンを押して下さい。)

 

本ページでお問い合わせ頂いた内容については、LifeVancouverではなくビザJPカナダへ送信され、ビザJPカナダのスタッフの方から連絡がございます。2営業日以上たっても返信や連絡がない場合は、メールアドレス間違いやエラーの可能性があります。直接ビザJPカナダへご連絡いただくか、お手数ですがもう一度お問い合わせフォームの入力送信をお願い致します。

 

(免責事項)※ここでご紹介する内容・プログラムなどはビザJPカナダによって提供されます。LifeVancouverでは上記でご紹介したすべての内容、プログラムの開催・参加の可否について一切の責を負いかねます。

 

Topへ