スパイの妻、ドライブマイカーも。バンクーバー国際映画祭に出品された日本の映画5

   
  

バンクーバーで秋に恒例となっている Vancouver International Film Festival (VIFF)が今年は10月に開催されますよ!

記事後半では、上映予定の日本の映画5本も紹介するので、確認してみてください。


 

今年は記念すべき40回目!バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival)が2021年10月1日~10月11日開催


photo from viff.org

10月1日(金)~10月11日(月)まで、バンクーバー国際映画祭が開催されます。今年は、なんと110を超える長編映画、75以上の短編映画が出品されていて、世界中の映画が上映されます!

映画上映だけでなく、今年もトークイベントなどもあわせて開催予定となっていますよ。

また、昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響もあり、2021年はバンクーバー各地の映画館での上映に加え、プログラムの80%以上がストリーミングされるとのことなので、「映画館に行くのはまだ怖い・・・」という方でも安心です。

ストリーミングチケットは一般個人で10ドルとなっています。また、映画館での鑑賞の場合は一般で15ドル(シニア 13ドル、学生 10ドル)になります。

会場となる映画館はバンクーバー各所にあります。

・VIFF Centre
・Vancouver Playhouse
・The Cinematheque
・Rio Theatre
・SFU Goldcorp Centre for the Arts
・Annex
・Hollywood Theatre
・Kay Meek Arts Centre

さらに、「VIFF Connect Pass Online Festival Only」($80 / 学生なら $60) を購入すると、オンラインで楽しめる映画全てを鑑賞可能なので、非常にお得です。(※映画館での鑑賞は対象外で、カナダ全土から鑑賞可能なものとBC州でのみ鑑賞可能なものがあります)

もう一つ 「Festival Pass Limited Edition 」($725)も用意されていて、オンライン・映画館問わずすべての映画にアクセスできたり、クリエイタートークなどにも参加できるパスとなります。

世界各国の映画をたっぷり楽しめるこの機会に、ぜひ映画鑑賞を楽しんでください。

 

2021年VIFFに出品されている日本の映画5本

ここからは、バンクーバー国際映画祭に出品されている日本映画5本を簡単ながら紹介します。(※1本はニュージーランドの監督による日本をテーマにしたものになります)

 

1.スパゲティコード・ラブ(Spaghetti Code Love):カナダプレミア

バンクーバー国際映画祭Gateway部門正式上映。2021年11月26日に日本で公開予定の映画です。

監督はMONDO GROSSO feat. 満島ひかり「ラビリンス」のMVを手がけて注目を集めた映像クリエイター・丸山健志。彼の初長編映画となるのが『スパゲティコード・ラブ』です。

倉悠貴、三浦透子、清水尋也、八木莉可子、土村芳、ゆりやんレトリィバァなどの多彩なキャストが東京でもがく13人の若者を演じます。

オンライン上映もされるので、映画館に行かずとも楽しめます。

 

2.スパイの妻(Wife of a Spy)

黒沢清監督によるドラマの劇場版です。第77回のヴェネツィア国際映画祭に出品された際には、コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞しています。(日本人の受賞は北野武監督の座頭市以来!)

太平洋戦争開戦の前を背景に、夫婦の試練を描いています。

出演は、蒼井優と高橋一生。2020年の映画「ロマンスドール」に続いて、二人が夫婦を演じています。

こちらの映画も映画館とオンラインで上映されるので、ぜひ確認してみてください。

 

3.ドライブマイカー(Drive My Car)

第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ正式に出品され、脚本賞(日本映画としては史上初)だけでなく国際映画批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞、AFCAE賞の全4冠に輝いた日本映画。先日行われたトロント国際映画祭にも出品されました。

原作は村上春樹、監督は濱口竜介(『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』)、主演は西島秀俊というラインナップで、広島・東京・北海道・韓国といった場所で撮影されています。

こちらの映画は映画館のみでの上映なので、注意してください。

 

 

4.漁港の肉子ちゃん(Fortune Favors Lady Nikuko)

企画・プロデュースをあの明石家さんまが手掛けたアニメーション映画がバンクーバー国際映画祭に登場。原作は直木賞受賞作家・西加奈子、そして映画『えんとつ町のプペル』『海獣の子供』を手がけたSTUDIO4℃ がアニメーションを担当している豪華な映画です。

声の出演には、大竹しのぶ、Cocomi、マツコ・デラックスなどこちらも豪華!

10月9日と11日に映画館での上映が予定されているので、お見逃しなく。

 

5. Ayukawa – The Weight of a Life

かつて国内屈指の捕鯨基地といわれ栄えた宮城県石巻市の鮎川での捕鯨をテーマにしたドキュメンタリー映画が出品されます。ロンドンを拠点とするマオリのTu Neill監督とオークランド大学で教鞭もとるJim Speers監督の共同作品です。

こちらの映画は映画館だけでなく、オンラインでも上映予定となっていますよ。

 


ということで、今回は日本の映画だけを紹介しましたが、他の国の映画もたくさんあるので、ぜひVIFFのオフィシャルサイトでチェックしてみてください。

この絶好の機会にたくさんの映画を楽しみましょう!

Vancouver International Film Festival 2021
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