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BC州からワクチン接種の招待状が到着。実際に受けてきた流れを解説。副反応は?

   
  

コロナ禍でカナダBC州もまだまだ油断できない状態ではありますが、先日こちらの記事でも紹介した通り、現在BC州ではワクチン接種計画のフェーズ3に入り、既にワクチン接種が適格となるBC州民の5人に1人は初回の接種を終えています。

そんな中、先日某LifeVancouverスタッフのファミリーメンバーの元にワクチン接種の招待状が届きました!

そこで今回は、招待状を受け取ってから初回のワクチン接種を受けてきた流れを皆さんにもシェアしたいと思います。


 

BC州からファミリーメンバーにワクチン接種予約の招待状が家に届く

先月3月末のとある日。某LifeVancouverスタッフの家に、どこぞかで見たことあるような茶色の封筒が一通届きました。

LifeVancouverスタッフのファミリーメンバー宛のもので、開けてみたらびっくり。あのボニーヘンリー博士のシグネチャーの入った「Covid-19のワクチン接種の予約をしてください!」という招待状だったのです。

予約の方法も記されていましたが、手紙の一部には、以下のように書かれていました。

既に、年齢or他の条件でワクチン接種を受けているのであれば、この手紙を見て何かをする必要はありません。もし、ワクチン接種をまだ受けていない場合は、これがあなたの予約への招待状となります。この招待状はあなたのみが対象です。ワクチン接種を受ける際はこの手紙を持参してください。

 

なぜ我が家にワクチン接種の招待状が届いたのか考察

招待状の文言を確認する限り、この招待状はCovid-19への感染のリスクが高いとされる「医学的な観点において極めて脆弱」とされる人々に送られていることが分かりました。

実際に、この招待状を受け取ったファミリーメンバーは今はとても健康ではあるものの、2020年の年末頃に病院にお世話になった経緯がありました。

また、念のための観察期間中でもあったので、この招待状を受け取って、「まだ100%確かではないが、通院したことが理由ではないか?」と思いました。

 

電話でのワクチン接種の予約が完了するまで、まる二日かかってしまった件

招待状を受け取った後に家族会議を経て、「これは是非ともワクチンを接種すべきだ」との結果になったので、さっそく招待状の案内に従って電話で予約をすることになりました。

が、しかし!!

指定の番号に電話をかけるも、自動の音声案内から「現在数多くの電話予約を受け付けていて、また時間をおいてかけ直してください」的な回答しか得られませんでした。

そこから、時間あれば電話で予約しようと掛けるも同じ案内しか流れず、最終的に実際にちゃんとオペレーターに繋がったのは2日後でした。

いざオペレーターにつながれば、そこからはトントン拍子に進みました。

まず予約する理由を聞かれたので、「招待状が届いた」と回答。特に招待状が届いた理由などは聞かれず、最寄りのワクチン接種が受けられる会場の案内と、希望する会場の対応可能時間に関して確認がありました。

そこで、4月頭にコキットラム近辺にある会場に決まり、電話での予約は問題なく終わりました。

 

4月某日、ワクチン接種の会場へ

4月某日、ワクチン接種の日がやってきました。

LifeVancouverスタッフは、接種を受けるファミリーメンバーを車に乗せて、アポ時間の15分前にコキットラムの会場に到着。

指定された会場の駐車場に入る際に、係員の人から「予約を完了していること」と、その「予約の時間」が確認され、確認が済むと駐車できました。


(※イメージ写真です)

そのときにLifeVancouverスタッフが周りを見渡すと、ワクチン接種を待っている人は本当に様々な年齢層で、一概に「この年齢層の人が多い!」という感じは全くありませんでした。

ちなみに会場は廃れたショッピングモールの前の駐車場というような、少しスカスカしている状態でした。

その後、入場できるのは予約済みの人のみということで、ワクチン接種を受けるファミリーメンバーを入り口まで見送ると、LifeVancouverスタッフは車に戻って、首を長くして待つのみでした。

 

ワクチン接種の流れ

会場内は写真撮影NGということで、ここからはあくまでもファミリーメンバーの回想に基づく記述になります。

会場に入ると、BC州から届いた招待状の確認がありました。そこから数回ほど、また違うスタッフの方による本人確認を終えたあとに、ようやくワクチン接種の個別のブースに案内されたとのことでした。

「電話で予約をしていたときの不安とは別に、接種するまでの案内はとてもオーガナイズされているように感じた」とファミリーメンバーは言っていました。

スタッフの方に案内されて指定の個別ブースの席に座ると、先生がすでに待機していて、簡単なワクチンの副反応に関する案内のあとにワクチン接種に関する了承を書面にて行い、すぐにその場でワクチンを接種したとのことでした。

多くの人が気になっているように「実際ワクチンは選べるのか?」というと、今回の場合、すでに指定された某社のワクチンで予約が終わっており、ワクチンを選ぶ機会は与えられなかったとの結果になりました。

接種後は待機室に案内され15分間安静にし、アレルギー反応などがないことが確認された上で、ようやく初回接種は完全に終了!

二回目の接種の案内を受けたのち、会場を後にすることとなりました。

 

最後に:副反応は?ワクチン接種が終わった後

※4月10日(土)追記:

記事掲載当初「2回目のワクチン接種をすぐに予約した」という内容があったのですが、勘違いによる誤った行動であることが発覚したため、正確なことを再度確認後、以下の内容を修正しています。

ワクチン接種が終わり、まったくもって体調的になにも反応が出なかったLifeVancouverスタッフのファミリーメンバー。

接種後数日経っても何も副反応が無く、強いて言うなら当日の接種が終わったあとに、少しだけ注射した部位がかすかに筋肉痛になったくらいでした。

また、当日ワクチンの一回目の接種が終わったあとに、その場では2回目のワクチン接種に関する情報は一切もらえませんでした。

しかし、家に戻って手渡されたワクチン接種の履歴カードを見ると、「Scan this QR code or visit FraserHealth.ca/ Vaccine Booking to book your 2nd dose of vaccine」と書かれており、QRコードからワクチン接種の予約がオンラインでできるようになっていました。

ここで誤りがあったのですが、「政府が言ってたことと違うけど、次のワクチン接種の予約をもうするべきなのかな?」と勘違いしてしまったLifeVancouverスタッフのファミリーメンバーは、2回目の接種を予約してしまったわけです。

QRコードをスキャン ⇒ そのまま予約登録の画面に進み2度目のワクチン接種アポ用にメールを登録 ⇒ メールでアポ予約のリンクが届く ⇒ 最短で予約できる場所を確認 ⇒ 10日後の日にちにアポを登録 ⇒ そのまま予約という完了の流れ

ただ、皆さんご存知の通り、現在のBC州政府の方針としては2回目の接種は初回接種から4か月後となっていて、初回接種からすぐに2回目のワクチン接種は通常予約できません。

この件で、LifeVancouverスタッフがフレイザーヘルスに「間違えて2回目の予約をしてしまったのですが・・・」と電話をすると、「なぜか2回目ではなく1回目として予約されていますね。2回目の接種が受けられるようになったらBC州から該当者に連絡が届くシステムなので、予約されてしまったものはこちらでキャンセルしておきます。連絡ありがとうございます。」との回答でした。

つまり、何が言いたいかというと、「初回接種を受けた後に、履歴カードのQRコードから間違えて2回目の接種の予約をすぐにしないようにお気を付けください!BC州からの連絡を待ってください!」ということです(汗)

BC Centre for Disease Control のこちらのページによると、そもそも初回接種からワクチンが効き始めるには最低2週間が必要かつ、多くのワクチンでは、2回目の接種までの間隔が長いほど抗体レベルが高くなるとのことだったので、その時点で気付くべきだったという話でした・・・。(反省)

ということで、今回ワクチン接種を受けたファミリーメンバーは、「もしCovid-19に感染したら打ち勝てそうな確信もない」と語っていましたが、ワクチン接種が無いよりはきっとよいですよね。

本人も「引き続き安全を心がけて二回目の接種に挑みたい」と、思いの丈を語っていました。

BC州のワクチン接種計画については、以下のリンクで確認してみてください。

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