BC州政府、家賃値上げを禁止する施策を延長する意向。2021年12月末まで凍結

   
  

カナダBC州政府は、州での家賃値上げを禁止する施策をさらに延長する意向を発表しました。(※3月2日現時点でまだ可決されていません)

可決されれば、2021年12月31日まで凍結。カナダBC州政府、家賃値上げを禁止する施策のさらなる延長する意向を発表

BC州では新型コロナウイルスの影響によって経済的に厳しい人たちを助けるため、家賃値上げの凍結が2020年3月末頃から続いています。(以前2020年3月に取り上げた記事はこちら

昨年11月9日には凍結の延長が発表され、2021年7月10日まで家主は家賃の値上げをすることはできなくなっていましたが、法改正をして更なる延長を考えていることが3月1日に発表されました。

この法改正が可決されれば、BC州では、2021年12月31日まで家賃の値上げは禁止となります。

つまり、2020年3月30日~2022年1月1日までに発効する(orされた)賃料増額の通知を受け取ったすべての賃借人は、その通知を無視できることを意味します。

また、来年から賃料の引き上げはインフレ率で制限されることになっています。政府によると、2017年にNDPが政権を握る前は、最大許容賃料上昇率は4.3%と高く、インフレをはるかに上回っていたとのことです。

ということで、コロナ禍において家賃の値上がりが禁止となることで、「不安なことがひとつ減った」という方も多いかもしれません。

政府によると法改正が可決されることにより、将来の家賃の上昇がインフレによって制限されたり、違法な改修が阻止されたり、テナントと家主の紛争・解決のプロセスが改善されることが期待されるとのことですよ。

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