スカイトレイン従業員の96.8%が抗議行動を始めることに賛成。ストライキの可能性

   
  

先日、メトロバンクーバーの公共交通機関 TransLink のバス運転手と SeaBus のメンテナンスワーカーを代表する労働組合が、抗議行動の一環として11月27~29日の3日間仕事を放棄する(=メトロバンクーバーのバスサービスが3日間完全にシャットダウン)予定であることがニュースになりました。

そして、そのジョブアクションに続くかのようにスカイトレインの従業員も抗議行動を始める可能性が出てきました。


photo from translink.ca

 

スカイトレインの従業員もバス運転手の抗議行動に加わる可能性が出てきました

約900ものスカイトレインの従業員から成る労働組合 CUPE 7000は、雇用主である British Columbia Rapid Transit Company と労働環境の改善について数か月にわたる交渉を行っていましたが、納得のいく結果が出ないままになっていました。

そして先日ストライキに関しての投票が行われ、CUPE 7000組合員の96.8%が抗議行動を始めることに賛成票を投じました。

この投票結果により、労働組合は残業の拒否などの措置を講じることができます。CUPE 7000は抗議行動を始める72時間前に通知が必要となっていますが、スカイトレイン運行の中断はまだ現時点では未発表です。

British Columbia Rapid Transit Company によると、11月28日(木)から8回に渡る調停が両者の間で予定されていますが、CUPE 7000側は今週末に再度交渉の場を設けるように会社に依頼しています。

ということで、これからどうなるのかはまだ分からないのですが、スカイトレインの従業員がバスの運転手が関与する継続的なストライキに参加する可能性も考えられなくはありません。そうなった場合、11月27~29日の3日間は公共交通機関が大幅にストップする可能性があります。

ちなみに、今回もし抗議活動が始まった場合、エキスポラインとミレニアムラインに影響が出てきますが、カナダラインとウエストコーストエキスプレスの従業員は別の労働組合に加入しているので、影響はないとCBCで伝えられています。

バスに関しても、スカイトレインに関しても、早期の解決を願うばかりです。

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