バンクーバー在住のあなたならご存知かと思いますが、バンクーバーでお酒(ビール・ワイン・スピリットなど)が手に入るのはBCリカーストア(BC Liquor store)かBC州の認可があるプライベートのお店ぐらいですよね。(一部のスーパーでワインも販売していますが)
「スーパーでビールが買えたら便利なのに‧‧‧」
「近所の食料品店でワインが買えたら‧‧‧」
「日本のお酒が気軽に飲みたい‧‧‧」
そんな声をLifeVancouverスタッフも周りから何度も聞いてきましたが、
ついに!近い将来!
バンクーバーの食料品店でビールやワインが買えるようになることが決定しましたよーーー!!!
バンクーバー市議会が食料品店でのアルコールの販売をついに許可
2018年4月17日(火)に行われた公聴会で、市議会が食料品店での酒の販売を許可するゾーニング条例の改正を承認することに賛成しました。
(ゾーニング条例:都市計画上,住宅地域や商業地域等の利用目的を設定する条例)
At a public hearing last night, City Council voted to permit the sale of liquor in grocery stores. Learn more: https://t.co/W3FB8Iydux
— City of Vancouver (@CityofVancouver) 2018年4月18日
バンクーバー市の公式ページには、以下のように公聴会のハイライトが記されています。
■ Drug stores will not be permitted to sell liquor.
■ Qualifying grocery stores to sell liquor in their store via a store-within-a-store model.
■ Specific policies and guidelines will be reported to Council in early May.
■ If approved, City staff anticipate accepting applications as of May 14.
(意訳)
■ 新しい定義「Grocery Store with Liquor Store」は、ドラッグストアを含む食料品店の以前の定義を置き換えます。
■ ドラッグストアでお酒を販売することは許可されません。
■ 食料品店の内部におけるリカーストア(store-within-a-store model)が酒類を販売する資格があります。
■ 特定の方針とガイドラインは、5月上旬に発表されます。
■ 方針・ガイドラインが承認された場合、5月14日までに市の職員が申請を受け入れることができるようになります。
つまり、食料品のセクションとは区切られた場所にお酒を販売する店舗をつくる(レジも食料品とは別)ということなので、食料品と同じ棚にお酒が並ぶわけではありません。
また、すべての食料品店ではなく酒類の販売を認められた店舗でのみの販売となるので、注意が必要です。
元々過去から「バンクーバーのスーパーや他の食料品店でも酒類を買えるようにしてほしい」との声が多数あり議論が重ねられてきましたが、ついに2018年から実現しそうです。(LifeVancouverでも2013年頃からこの件について触れています)
ちなみにバンクーバーでは、既に一部の Superstore や Save on Foods などでワインが購入できますが、ついに他のアルコールも食料品店で買えるようになると思うと素直に嬉しいですよね。
食料品店でビールやワインが買えるようになる!嬉しい反面、懸念点も。
Finally. Vancouver Council officially allows liquor stores in grocery stores. Sorry for the wait, everyone. #cheers #vanpoli @saveonfoods
— George Affleck (@george_affleck) 2018年4月18日
日本ではスーパーやコンビニ、自動販売機でも気軽に買えるお酒。
特に日本からバンクーバーに移り住むと、お酒を買いに行くのにわざわざ酒屋まで行かないといけないのは少し不便に感じてしまいますよね。
ただ、そこにも理由があって、今後お酒が気軽に手に入るようになることへの懸念もあります。
■ お酒が食料品店で気軽に手に入ることで、食料品の代わりにお酒を買う人が増えること
■ よりお酒が手に入りやすくなることで、アルコール依存の人が増えること
2018年5月に発表される方針・ガイドラインに注目しましょう。