2017年もいよいよ開幕が近づいてきました。バンクーバー国際映画祭!(通称VIFF : Vancouver International Film Festival)
今年も世界各国から出品された数々の映画作品が、9月28日(木)〜10月13日(金)の16日間バンクーバーの映画館にて上映されます。
photo from viff.org
そして、今回のバンクーバー国際映画祭にも日本映画や日本に関係のある作品が上映されるので、その作品8本を一挙ご紹介します!
目次
- 1.A Beautiful Star(美しい星) 監督:吉田大八/キャスト:リリーフランキー、亀梨和也、橋本愛
- 2.Close-Knit(彼らが本気で編むときは) 監督:荻上直子/キャスト:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか
- 3.Gukoroku – Traces of Sin(愚行録) 監督:石川慶 /キャスト:妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美
- 4.AlphaGo (アルファ碁) 監督:Greg Koh /キャスト:Lee Sedol
- 5.Anarchist from the Colony(朴烈) 監督:Lee Joonik / キャスト:Lee Jehoon, Choi Heeseo, Kim Inwoo
- 6.Caniba(カニバ) 監督: Verena Paravel, Lucien Castaing-Taylor キャスト:佐川一政
- 7.The Departure(旅立ち) 監督:Lana Wilson/キャスト:根本一徹
- 8.Sweating the Small Stuff(枝葉のこと) 監督:二ノ宮隆太郎 /キャスト:二ノ宮隆太郎、矢島康美、松本大樹
1.A Beautiful Star(美しい星)
監督:吉田大八/キャスト:リリーフランキー、亀梨和也、橋本愛
日本を代表する小説家、三島由紀夫の小説が映画化。三島文学の中でも異色といわれるSF的要素を取り入れた作品です。
2017年5月26日公開。監督は吉田大八、主演はリリー・フランキー。原作から時代設定を変更し、核戦争の危機を「地球温暖化」にするなど大幅な脚色がされており、映画公式サイトにおいて小説と原作の違いが比較されている。
吉田大八は、大学時代に三島の『美しい星』を読んで以来ずっと映画化したいと考え、また周囲にもそう言い続け、ようやく30年越しの念願が叶ったと語っている。
解説引用:美しい星(Wikipedia)
2.Close-Knit(彼らが本気で編むときは)
監督:荻上直子/キャスト:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか
『かもめ食堂』『めがね』などの荻上直子監督が手掛けたオリジナル脚本の人間ドラマ。
母親に育児放棄された少女がおじとその恋人に出会い、共同生活をするさまを描く。女性として人生を歩もうとするトランスジェンダーの主人公リンコを生田斗真、その恋人マキオを桐谷健太、母親に置き去りにされたトモを子役の柿原りんか。
彼らを取り巻く人々を、ミムラ、田中美佐子、小池栄子、りりィ、門脇麦が演じている。
解説引用:YouTube 彼らが本気で編むときは 予告編
3.Gukoroku – Traces of Sin(愚行録)
監督:石川慶 /キャスト:妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美
予想を覆す展開に圧倒的な衝撃が走る超傑作ミステリーが遂に、映画化!!
エリートサラリーマン、その妻、そして一人の子どもが何者かによって惨殺された。
犯人不明のまま、世間を騒然とさせた一家殺人事件から一年。週刊誌の記者をしている田中(妻夫木聡)が改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始。
関係者のインタビューを通してあぶり出されるのは理想的な夫婦の外見からはかけ離れた実像。そして次第に浮かび上がってくる事件の真相とは―。
解説引用:YouTube 愚行録予告編
4.AlphaGo (アルファ碁)
監督:Greg Koh /キャスト:Lee Sedol
Google DeepMind によって開発されたコンピュータ囲碁プログラム AlphaGo(アルファ碁)は、2015年10月に人間のプロ囲碁棋士をハンディキャップなしで破った初のコンピュータ囲碁プログラムとして知られています。
また、2016年3月15日には、韓国棋院が2000年代から2010年代前半における世界最強の棋士として知られる李世乭(イ・セドル)との五番勝負で3勝(最終的に4勝1敗)を挙げた AlphaGo に名誉九段を授与しています。
映画はドキュメンタリーで、 AlphaGo に迫っています。
5.Anarchist from the Colony(朴烈)
監督:Lee Joonik / キャスト:Lee Jehoon, Choi Heeseo, Kim Inwoo
映画「王の運命(さだめ)歴史を変えた八日間」「王の男」「雲を抜けた月のように」などのヒット作で知られるイ・ジュンイク監督が手掛けた韓日両国映画。1923年の日本が舞台です。
6,000人の朝鮮人虐殺を隠ぺいしようとする日本に対抗した無政府主義者の朝鮮人の青年“朴烈(パク・ヨル)”と、同志であり恋人の金子文子の実話を基にした作品です。多くの日本人、そして在日韓国人俳優が出演しています。
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6.Caniba(カニバ)
監督: Verena Paravel, Lucien Castaing-Taylor キャスト:佐川一政
photo from viff.org
人類学者のヴェレナ・パラヴェルとルシエン・キャサイン・テイラーの最新ドキュメンタリーは佐川一政(さがわいっせい)氏に迫っています。
日本のエッセイストでありカニバリスト。
1981年のフランス留学中にオランダ人留学生の女性を殺害し、人肉を食べたとして逮捕された過去を持つ。
日本帰国後は、猟奇殺人の理解者としてマスコミでの出演や月刊誌などへの連載するなどし、小説家として本も出版している。
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7.The Departure(旅立ち)
監督:Lana Wilson/キャスト:根本一徹
エミー賞受賞経験もある映画監督のラナ・ウィルソンが取り上げたのは、岐阜県関市にある大禅寺の住職である根本一徹さん。
僧侶修行のかたわらで、自殺防止活動に積極的に取り組んでいる根元さんと、自殺願望のある人々との交流する姿が描かれています。
8.Sweating the Small Stuff(枝葉のこと)
監督:二ノ宮隆太郎 /キャスト:二ノ宮隆太郎、矢島康美、松本大樹
「枝葉のこと」は自主製作で作りました。上映できるかわからない中でみんなと一緒に作りました。ロカルノ映画祭決まった時みんな自分よりも喜んでくれました。なんか泣きそうです。明日20日18:30〜国内初上映します。当日券まだあります。ぜひ!https://t.co/q85Pdtd4NW pic.twitter.com/XZMJIINMZ8
— 二ノ宮隆太郎 (@kobuyoshio) 2017年9月19日
二ノ宮隆太郎監督作品『枝葉のこと』自分は助監督で参加しました。間違いなく今年と来年の最重要作品になります。これは言ったらどうかと思うけど、今年観た日本製映画のどれよりも面白いですよ。そんな挑発もこの作品は放ってます。そして大切だったはずの人に会いたくなる、そんな映画です。観てくれ
— 平波 亘 Wataru Hiranami (@800_lies) 2017年9月20日
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ということで、見たい映画はありましたか?
日本映画だけでなく、この期間にしか見られない数々の珠玉の作品が集まるので、ぜひ見たい映画を開催前にチェックしてみてくださいね!
Vancouver International Film Festival
開催時期:2017年9月28日(木) – 10月13日(金)
【公式サイト】Vancouver International Film Festival
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