バンクーバーでキバナフジとツツジ観賞。バンデューセン植物園の黄金シャワー

   
  

四季折々の植物が楽しめるバンクーバーの植物園といえば、バンデューセン植物園(Vandusen Botanical Garden)ですよね。

Sakura Days Japan Fair の会場にもなり桜も楽しめますが、例年5月頃にはツツジやキバナフジも毎年満開を迎え、訪問客を魅力しています。事実、バンデューセン植物園のSNSでも「5月は園内を最も楽しめる季節の一つ」と書かれていました。

そこで今回は、以前LifeVancouverスタッフがバンデューセン植物園を訪れたときの写真をメインに、どのような風景が見られるのかを紹介したいと思います。

 

バンクーバーの植物園といえば:バンデューセン植物園(Vanduse Botanical Garden)について

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バンデューセン植物園は、1975年8月30日に開園したバンクーバーが誇る植物園です。地元の人たちはもちろん、観光客も多く訪れる人気のスポット。

かつてのショーネシーゴルフコース(Shaughnessy Golf Course)をパブリックガーデンにしたいという願いを持ったガーデニング愛好家たちが Vancouver Botanical Gardents Association を1966年に発足し、その後ゴルフコースが植物園に生まれ変わりました。

その面積は22ヘクタールを誇り、これは東京ドーム約4.7個分に相当します。

その後は園芸ファンが訪れるだけでなく、生態学や植物学など関連分野での公的な教育の場にもなっていて、有料の教育プログラムを行う他に、K–12の学生向けに無料のクラスを提供していたりもします。(ちなみにVBGAメンバーは教育プログラムを10%OFFで受講可能)

また、展示会や園内のレストランのプロモーション、毎年恒例のクラシックカーショー、そして冬のイルミネーション「Festival of Lights」など季節のイベントも盛りだくさんです。

そしてバンデューセン植物園内にはなんと約7,500種類の植物が植えられているので、一年を通して楽しむことができます。

  • 春:桜(数種類の桜が植えられています)、マグノリア、チューリップ、キバナフジ、ツツジ、シャクナゲ、スイセンなど
  • 夏:日本のハナミズキ、バラ、スイレン、ユリ、プリムラなど
  • 秋:クロッカス、ヘザーズ、アスター、そして秋の紅葉など
  • 冬~早春:マンサク、冬に咲くジャスミンなど

また、コロナ禍の前は毎春「サクラ・デイズ・ジャパン・フェア( Sakura Days Japan Fair)」が開催されている場所でもあるので、「行ったことがある」「毎年訪れている」という人も多いのではないでしょうか?

 

毎年5月頃はラバーナム(Laburnum : キバナフジ)が満開に

バンクーバーに長年お住まいの方はもうご存知かと思いますが、バンデューセン植物園はラバーナム(キバナフジ)の小道がとっても有名です。

キバナフジは例年5月中旬~6月初旬にかけて楽しむことができます。

VanDusen Botanical Garden   Getting Here
photo from vandusengarden.org

普通に園内を歩けば、入り口から約5分くらいでキバナフジの小道(Laburnum Walk)を見つけることができます。何より黄金に輝いているので、簡単に見つかります。

フォトグラファーにも人気のスポットで、満開の時期は大きなカメラと三脚を持った人も多く見かけますよ。

開花時期は天候・気温によって前後しますが、2023年は5月17日に「Laburnum Walk is finally blooming! 」とアナウンスされていました。

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キバナフジの小道は歩いても約1~2分で歩き切れるような短さですが、太陽に照らされた輝く花の下を歩いていると、黄金のシャワーを浴びているかのような気分になれます。

キバナフジの良い香りにも包まれるので、なんともゴージャス。

さらに、以下の花を皆さんご存知でしょうか?


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これはタマネギやニンニクの仲間でもある「アリウム」というお花。まんまるの姿が可愛いですよね。

アリウムは北半球に300種類以上あるといわれていますが、こちらの品種は「パープル・センセーション」という名前でした。

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アリウムの紫キバナフジの黄色、そして周りの緑が共存することで、何とも見た目に美しい小道になっていました。これが楽しめるのは5月~6月頃だけ。

以下の動画は、LifeVancouverスタッフが実際にとぼとぼ歩きながらキバナフジの小道を撮ってみたものになります↓

土曜日の夕方の光景ですが、あまり人もおらず、皆さん思い思いに記念写真を撮っていました。

静かな時間が流れる中で、恋人とデートに一緒にこの小道を歩くのもいいですね。(とてもロマンティックな気分になれそうです)

でも実は、今の時期に楽しめるのはキバナフジだけじゃないんです。

 

ツツジの小径(デシデュアス・アゼーリアス) / Deciduous Azaleas も見逃せない

VanDusen Botanical Garden   Getting Here2
photo from vandusengarden.org

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園内のキバナフジのエリアからあまり離れていないところにあるのが、「ツツジの小径 / Azalea trail」です。

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狭くて短いトレイルなのですが、その周りにはツツジが咲き誇っており、これがまた美しいんです。


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LifeVancouverスタッフが訪問した際には、ピンク、黄色、オレンジ、紫など様々な色のツツジがあり、写真を撮っていると時間を忘れそうなくらい夢中になれました。ただ、このエリアは結構虫がいるので気をつけてください。

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アリスと不思議な国ではありませんが、なんだか魔法の国に迷い込んだような気分になれますよ。

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最後に:キバナフジ以外の植物もぜひ楽しんでください

広大な面積を誇るバンデューセン植物園。

5月頃はキバナフジとツツジ以外にも様々な花を見ることができるので、飽きることなく園内散策ができると思います。以下は一例。以前撮影した写真たちです。

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ということで、1年の間でわずか 2~3週間しか楽しめないキバナフジ。

皆さん、キバナフジが満開になったら、ぜひバンデューセン植物園に遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

特にカナダで短期滞在中のワーホリさんや留学生の方は、ぜひこのチャンスを逃さないでくださいね。

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バンデューセン植物園 / VanDusen Botanical Garden

営業時間:
時期によってけっこう細かく異なるので、公式サイトで最新の情報をご確認ください

住所:5251 Oak Street Vancouver BC V6M 4H1
アクセス:LifeVancouverスタッフはダウンタウンから17のバスを利用。約25分程度で植物園近くに着きます。オークストリートのすぐそばのWest 37th Avenueに駐車場もあります。(駐車無料)

価格:

こちらも時期によって異なるので、公式サイトで最新の情報をご確認ください

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