北米クリスマスの風物詩!!アイスホッケーで見られる「テディベアトス」ってなに?

カナダの冬の国民的スポーツと言えば、皆さんご存知のアイスホッケーですが、そのアイスホッケーの試合で行われる名物イベント、それが
『テディベアトス』なのです。

テディベアトスとはマイナーリーグやWHLなどのジュニアホッケーチームがクリスマスを前に行なうイベントで、ゲームを見に来るファンの方々にテディベア(又はぬいぐるみ) を持って来てもらい、ホームゲーム(チームの本拠地のゲーム)で、ホームチームが最初のゴールをあげた時に一斉にリンクに向かってテディベアを投げ入れるというもの。

テディベアトスで多くの子供達を笑顔に

このテディベアトスは、1993-1994年のシーズンにKamloops Blazers(カムループス・ブレイザーズ)が一番最初に始めました。
毎年集められたこのテディベアは恵まれない子供逹や入院生活を送る子供逹に寄付されています。
写真は病気で入院している子供達にテディベアを届けた時のもの（2021年）。

photo from Kamloops Blazers Facebook

世界記録を作ったテディベアトス

では、一体どのぐらいのテディベアが集められるのか？皆さん想像つきますか？LVでは2016年にもテディベアトスのストーリーをご紹介したのですが、その当時の記録ではCalgary Hitmen(カルガリー・ヒットマン)の試合でのテディベアトスで、投げ込まれたテディベアは28,815個!!当時はこれが世界記録でした。
しかし！最新の情報ではAHL(アメリカンホッケーリーグ)に所属するHershey Bears(ハーシー・ベアーズ)のゲームで、67,309個のテディベアが投げ込まれ、前年に同チームが作った世界記録を更新したそうです。

こちらの映像はハーシー・ベアーズのテディベアトスの模様(2022年のテディベアトスで52,341という記録を作った時のもの)。