バンクーバーに新しい移動手段が誕生。Limeのシェア型電動スクーターを導入

   
  

世界32カ国280都市以上でサービスを展開する米国の電動キックボード(Eスクーター)シェアリングサービス最大手のLime は、2024年9月12日にバンクーバーでシェア型電動スクータープログラムを正式に開始しました。

Hastings-Sunrise と Grandview-Woodlandエリアに100台の電動スクーターと27の駐車場が設置されたので、既にレンタル可能です。

従来のLimeは専用の貸出・返却場所は無いので、基本的に乗り捨てできるサービスとなっています。そのため、電動スクーターが歩道に横倒しに置かれているケースも多く、安全性と見た目から問題視されている現実もあります。(LifeVancouverスタッフもアメリカを旅行した際に、歩道の真ん中に乗り捨てられたLimeを何度も見かけたことがあります)

そこでバンクーバーでは、歩道を安全で整然とした状態に保つためにLimeの駐車場を試験的に設置しました。駐車場を用意するのは、北米で初めての試みです。

イーストバンクーバーでのローンチを記念して、Limeは市議会議員、市職員などを対象に安全トレーニングを開催しました。

Ken Sim市長は、「シェア型電動スクーターがバンクーバーに登場したことを大変嬉しく思います。」と語っています。

また、Lime は市と緊密に連携し、今後1年間で他の地域にもプログラムを拡大する計画とのことです。

Limeの電動スクーターって安全なの?


photo from li.me

北米やヨーロッパを中心に世界各国で導入されているLime。気になる安全面ですが、電動スクーターシステムには、低速および乗車禁止ゾーン、歩道検出、トレーニングモードなどの機能が含まれていて、ヘルメットも提供されます。ヘルメットの着用は義務です。

また、利用者が初めて乗車するときに事故が発生する可能性が高いことから、駐車場の使用方法など、適切な運転テクニックを教える First Ride Academy Sessionが定期的に開催される予定とのことです。

バンクーバーで電動スクーターを乗る場合、18歳以上である必要があり、以下の場所で走行できます。電動スクーターは歩道では走行できないので、注意。

  • 制限速度が時速 50 km 以下の道路
  • 緑道、自転車専用道路、自転車専用レーン、保護された自転車レーン
  • 自転車が許可されている防波堤や公園の小道

他にも、1台の電動スクーターを複数人で使用しないこと、時速25Kmを超えないこと(Limeの電動スクーターは時速25kmに制限されています)、飲酒運転をしないなど注意点がバンクーバー市のウェブページに記されています。

ちなみにLimeは2024年8月に日本にも上陸しており、都内6区(渋谷、新宿、世田谷、目黒、豊島、中野)でサービスを開始しています。

現在は設置エリアがイーストバンクーバーエリアに限られますが、今後別の地域で使えるようになると、日々の通勤や通学、買い物の際の移動などにも便利そうです。

皆さんはLimeのサービスを使ってみたいですか?

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