12歳未満の子どもへ2年間で最大$1,300。カナダ歯科給付金(Canada Dental Benefit)

   
  

皆さん、昨年12月1日から申請受付が始まったカナダ歯科給付金(Canada Dental Benefit)をご存知でしょうか?

カナダ政府によると、カナディアンの5人に1人が高額な治療費のため歯医者へ行くことを避けているということで、2025年までに世帯収入が90,000ドル未満の約890万人のカナダ人が歯科治療を受けられなくなると推定されています。

そのため、このカナダ歯科給付金は年収が90,000ドル未満の適格な家族の歯科費の削減を支援することを目的としています。

申請はCRAの My Account or 電話で可能です。

親と保護者は、歯科治療を受けている子どもが12歳未満で、民間の歯科保険プランにアクセスできない場合に、このカナダ歯科給付金の申請ができます。(※Who can applyページはこちら

カナダ政府のCanada Dental Benefitのページによると、調整後の世帯の純収入に応じて、対象となる子ども1人につき 260ドル、390 ドル、または 650 ドルの給付となります。

以下の表を参考にしてください。

Adjusted family net income Full custody amount Shared custody(共有親権)amount
$70,000未満 $650 $325
$70,000~$79,999 $390 $195
$80,000~$89,999 $260 $130
$90,000以上 対象外 対象外

この一時的な歯科給付は 2期間のみ利用でき、対象となる子ども1人につき最大2回の支払いを受けることができます。 給付金の支払いは、カナダ歳入庁 (CRA) によって管理されています。支払方法にダイレクトデポジットを選べば、5営業日以内に給付金が振り込まれます。

そして1次給付期間は、2022年10月1日~2023年6月30日までの間に歯科診療を受けた、2022年12月1日時点で12歳未満の子どもが対象となるので、注意してください。2次給付期間は、2023年7月1日~2024年6月30日となります。

また、いずれかの年に歯科医療費が 650 ドルを超える場合、2023年7月から、その歯科医療費に対して最大650ドルの2回目の支払いを申請できます。ただ、子どもの歯科治療費は、2年間で1,300ドルを超えて支払うことはできません。(適格な歯科予約が予約され、申請を受け入れる時間枠が開くと、すぐに申請者は申請することができます。)

どのくらいの給付金がもらえるかは、政府が見積もり計算ツールを用意しているので、こちらで確認してみてください。

カナダ連邦政府は2023年2月13日のニュースリリースで、2022年12月1日からの申請受付から2月13日までに給付金が既に20万人以上の子どもを対象に利用されていることを発表。

最も必要としている家族が質の高いデンタルケアを受けられるように、カナダ全体の包括的で長期的な歯科治療プログラムに引き続き取り組んでいくとしています。

12歳未満の子どもがいる親or保護者の方で Canada Dental Benefit を知らなかったという方は、ぜひ確認してみてください。

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