メトロバンクーバーの交通ストライキ、回避へ。CMBCと労働組合が合意

   
  

メトロバンクーバー全土の交通事業を運営する Coast Mountain Bus Company (CMBC:TransLinkの子会社)に雇用されている労働者180人以上が所属する組合「CUPE 4500」が、賃金格差や労働量の問題にCMBCと労働争議を行っているのは皆さんご存知かと思います。

先日は段階的なストライキのため、2日間にわたりバスとシーバスが停止。市民の交通手段に大きな影響を与え、「この先どうなるんだろう」と不安に思っていた方も多いかと思います。

そんな中、本日2月1日(木)に、CMBC とCUPE 4500はともに現在進行中の労働争議において、ストライキを終わらせることを目的とした特別調停者Vince Ready氏が提起した勧告に同意したことが明らかになりました。

CUPE 4500は、「2024年2月3日(土)午前12時1分までに和解に達しなかった場合、CMBC のすべてのサービスを72時間中止する」と主張していたので、かろうじて回避となりました。

これによりTranslinkは、「今週末はすべての交通サービスは、いつも通り運行される予定です。」と発表しています↓

CUPEのニュースリリースによると、提起された勧告は組合員にとって許容可能な妥協案であり、組合員の主要な問題に対処するために十分な措置を講じているとのこと。

CMBC社長兼ゼネラルマネージャーのマイケル・マクダニエル氏も2月1日(木)の午後に勧告を受け入れ、「(CMBC) は、特別調停者のVince Ready氏からの勧告を受けました。 私たちは提案された勧告を受け入れ、レディ氏の働きに感謝します。」と声明を出しています。

今後は特別調停官の推奨どおり、批准手続き(最終的な確認、確定的な同意)の前に基本合意書(Memorandum of Agreement)に署名することになるとのことです。

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