国内申請・国外申請どちらもオープンワークパーミット取得が可能になったファミリークラス

   
  

文/ビザJPカナダ代表 白石有紀
ビザJPカナダ在籍のカナダ政府公認移民コンサルタント。カナダ移民コンサルタント協会(ICCRC) 、およびカナダ移民コンサルタント連盟(CAPIC)の正規メンバー。短期ビザ、永住権の申請取得コンサルティングを専門とする。

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家族は一緒に過ごすべきである、という理念は、カナダの移民戦略の中核をなすものです。

その理念に基づいて、カナダ永住者、カナダ国民、就労ビザや学生ビザ保持者(一部例外を除く)などカナダ居住者は、その配偶者、パートナー、扶養家族がオープンワークパーミットを取得することが可能です。


(関連記事)新政策 ファミリークラス国外申請者にもオープンワークパーミットを発給、ビザ期限18カ月延長も可能に

今までオープンワークパーミットが取得できるのは国内申請の申請者のみが対象でしたが、カナダ移民局が5月26日に新政策を発表。

永住権申請カテゴリーファミリークラスにおいては今回の新政策による特別措置で、国内申請だけでなく国外申請の申請者もオープンワークパーミット取得の対象に含まれることになり、より多くの家族ができる限り速やかに一緒に暮らせるようになりました。

ファミリークラス オープンワークパーミットの取得

オープンワークパーミットを取得する資格があるのは、合法的にカナダに滞在していて、カナダ国内でスポンサーと同じ住所に住んでいる配偶者やパートナーと扶養の子供です。(ただし、申請条件をオープンワークパーミットの申請時に満たす必要があります。)

なお、現在移民局は、すべての配偶者・パートナーのファミリークラスの審査を12ヶ月以内に処理することをサービス基準とし、これを目指しています。

 

オープンワークパーミット申請資格

配偶者、またはコモンローパートナーの場合:

  • 配偶者、または、コモンローパートナーとしてファミリークラス永住申請書を提出し、移民局に申請が受理された主申請者である
  • 就労ビザ申請書を提出し、リクエストしたビザ期間が最長2年である
  • 就労ビザ申請時にカナダ国内にスポンサーと同じ居住地がある
  • 就労ビザ申請時にカナダに合法的に滞在している

扶養の子供の場合:

  • 永住権申請書に同伴家族として含まれている扶養の子供である
  • 就労ビザ申請書を提出し、リクエストしたビザ期間が最長2年である
  • 就労ビザ申請時にカナダ国内に主申請者およびそのスポンサーと同じ居住地がある
  • 就労ビザ申請時にカナダ国内に合法的に滞在している

これからファミリークラスを申請する方へ

この新政策が施行される以前のファミリークラス申請では、よく「国内申請、国外申請、どちらにするべきか?」ということが、永住権取得をスムーズに進めるポイントとして言われてきました。

それぞれの申請には違いがあり、国内申請のメリットはオープンワークパーミットが取得できること、国外申請のメリットは審査期間が短いことがあげられていました。申請者同士の間でも、情報交換が行われたりしていたようです。

今回の新政策により、今後は、国内申請と国外申請の違いがなくなり、メリットやデメリットがほぼ同じになります。

どこからどうやって申請するのか?
オープンワークパーミットは申請するべきか?
オープンワークを申請するならベストなタイミングはいつか?
申請中の出入国はどうしたらいいのか?

これらは、個々の状況やご希望を伺って、移民コンサルタントがベストな方法をご提案するというスタイルが主流になっていくでしょう。

今回の特別措置をより有意義に利用するためにも、申請前にぜひ弊社にお問い合わせください。

 

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