ジャスティン・トルドー首相の新移民政策

   
  

文/ビザJPカナダ代表 白石有紀
ビザJPカナダ在籍のカナダ政府公認移民コンサルタント。カナダ移民コンサルタント協会(ICCRC) 、およびカナダ移民コンサルタント連盟(CAPIC)の正規メンバー。短期ビザ、永住権の申請取得コンサルティングを専門とする。

2021年12月16日、トルドー首相はカナダ政府各省の大臣に対して、マンデートレター(Mandate Letter) を発行しました。マンデートレターは、今後の政策の要となる具体的な指針を担当省庁に指示するための委任状です。今年10月末に発足した新政権でトルドー首相に指名された38名の大臣すべてがこれを受け取りました。

 

移民大臣が受け取ったマンデートレター

新移民大臣であるショーン・フレイザーには下記を優先事項として政策を遂行するよう委任しました。

・Covid-19による遅延回復も含めた審査期間の短縮
・エクスプレスエントリーシステムを利用する永住権申請カテゴリーに、留学生と就労者の新しいパスウェイを追加
・家族を呼び寄せる永住権カテゴリー、ファミリークラスに、オンライン申請やカナダ国外にいて審査を待っている間の配偶者や子供の為の一時滞在ビザを導入
・小中規模の地方自治体ベースのノミネーションプログラムの創設
・カナダ市民権申請料の撤廃
・厚生労働大臣と協力し、外国人労働者を雇うためのより信頼のおける雇用主向けのシステム設定
・LMIA Global Talent Streamプログラムの向上
・パイロットプログラムなどを通じ、カナダの不法就労者の問題解決
・ケベック州と協力し仏語を母国語とする人向けの移民プログラムの充実。また、連邦プログラムでも引き続き仏語移民政策の戦略の促進
・アフガニスタンからの難民4万人受け入れ目標の達成

 

ビザJPカナダが、この新移民政策に期待したいこと

この中で、弊社が最も期待したいのは、2番目の「留学生と就労者の新しいパスウエイ」です。こちらの詳細はまだ一切発表になっていませんが、2021年5月に期間限定で申請を受け付けた「新永住権パスウエイ(TR to PR)」カテゴリーのようなものがもう一度2022年にあると期待されます。

ファミリークラスの審査を待っている間の一時滞在ビザ導入にも期待をしたいところです。配偶者には、申請から短期間で就労ビザが出ると良いですね。

「外国人労働者を雇うための雇用主向けシステム」というのは、LMIAの申請を簡素化したり、「使えるオンラインシステム」を導入したり(現行のオンラインシステムは全く役に立たないシステムであまり利用されていません)、審査を短縮したりというところに期待したいところです。

「審査期間の短縮」は、言うまでもなく、取り組んでいただきたいですね。

新年2022年からの移民局の動きに、期待しましょう!

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