7月から入国後の自己隔離が無くなる?!~規制緩和、政府各関係省庁などのコメントまとめ~

   
  

文/ビザJPカナダ代表 白石有紀
ビザJPカナダ在籍のカナダ政府公認移民コンサルタント。カナダ移民コンサルタント協会(ICCRC) 、およびカナダ移民コンサルタント連盟(CAPIC)の正規メンバー。短期ビザ、永住権の申請取得コンサルティングを専門とする。

ワクチン接種率が上昇、新型コロナ感染率の大幅減少が進むにつれ、パンデミック宣言以来続いている国境封鎖やさまざまな行動規制の解除についてが話題に上るようになってきました。政府関係各所で話し合いが進められ、それぞれの立場で見解が発表されています。それらをまとめてみました。

 

規制緩和、政府各関係省庁などのコメント

Patty Hajdu保健大臣が自己隔離規制緩和について

Patty Hajdu保健大臣の6月9日の記者会見によると、カナダ人、永住者、そして現在渡航制限の対象外となっている外国人で、コロナワクチンの2回目をカナダ到着の14日前以前に接種済みの人は、カナダ到着後の14日間の自己隔離が短縮されるか、もしくはなくなるとのことです。

– 自己隔離規制緩和スタートの時期についての言及
大臣は、具体的な日程までは言及しなかったものの「引き続き感染者数の減少が続けば、7月初旬には」「順調に行けば7月の1週目ごろからになる可能性が高い」「各州政府や移民局とよく話し合ったうえで決める」と発言しました。

– 緩和の対象条件、政府指定ホテル3泊義務についての言及
ワクチンの種類は、カナダ政府が認めている4つのブランド:ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ジョンソン&ジョンソンのいずれかである必要があります。ですが大臣からは「他のブランドも今後追加になる可能性はある」との話もありました。

渡航者は、引き続き到着時にはPCRの陰性結果を提示する必要があります。

渡航規制は昨年3月から始まり、すでに16カ月にも及んでいます。今年の2月には、政府指定ホテルへの3泊の滞在が義務付けられましたが、これに効果があったかどうかは、政府各所にて疑問視する声が上がっています。こちらに関しては、どうやら7月には排除になる可能性が高そうです。

 

トルドー首相が言及する今後の方針


アメリカとの陸路の国境については、6月後半には通行を再開すべきという声が政府の中でも多いですが、トルドー首相は「規制緩和を急ぐ必要はない」と言っており、こちらも具体的な日程はまだ発表になっていません。

トルドー首相は、陸路の国境についても、段階を踏んで開けるべきと言っており、6/8の記者会見では、リスクを避けるため、ワクチンの2回目の接種が完了した人から国境をわたれるようにしたいという考えを示しました。また、「カナダ人の75%がワクチンの1回目の接種を完了し、かつ20%が2回目も完了しているというのが、時期の目安である」とも述べています。

そして、報道によると、トルドー首相は今年の後半には総選挙を求めることを検討中だとのことです。

 

Bill Blair公安大臣、米国との国境規制解除について

Bill Blair公安大臣は、カナダ人の75%がワクチンの1回目の接種を完了するには7月後半までかかりそうであり、現実的にはアメリカとの国境が開きはじめ、自己隔離が無くなるのは7月末頃になるのではないかと予想していると、会見で話しました。

渡航規制は毎月21日を区切りにして延長されていますので、7/21というのが最も有力な線ではないかと、ビザJPカナダでは予想しています。

 

G7開催、世界共通ワクチンパスポートは導入されるか?

今週末から始まるG7では、世界共通の「ワクチンパスポート」についても話し合いがされると言われています。ワクチンの2回目が完了してから14日間が経過した人にだけそのパスポートが発行され、そのパスポートを持っていれば国をまたいでの渡航が可能になる、ということのようです。

 

規制緩和、今後気をつけておきたいこと

カナダ政府の各方面で、規制緩和について発言が出始めたことは、大変うれしいことですが、現時点ではまだ具体的な日程は一切発表になっていません。これから渡航を計画なさっている方は、正しい情報を入手することが大切です。

また、誰でも渡航できるようになるのはまだまだ先。今のところ、7月以降も、渡航できるのは「現在の渡航規制の対象外となっている人のみ」ですので、引き続き、観光目的での入国はできません。 テレビの報道やSNSでの情報収集は、それが政府からの発表をもとにした信頼できる情報であるか、注意してください。弊社のウエブサイトに「ニュース」として掲載するものは、すべて政府の発表をもとにしています。

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