文/ビザJPカナダ代表 白石有紀
ビザJPカナダ在籍のカナダ政府公認移民コンサルタント。カナダ移民コンサルタント協会(ICCRC) 、およびカナダ移民コンサルタント連盟(CAPIC)の正規メンバー。短期ビザ、永住権の申請取得コンサルティングを専門とする。
・新型コロナパンデミックの影響を受けているポストグラデュエートビザ保持者への新たな救済措置
・ポストグラデュエートビザの有効期限が切れてしまう、あるいは既に切れてしまった人が、18か月のオープンワークパーミットを申請できる一時的特別措置が発表される
・申請方法の詳細は、1月27日に発表予定
このニュースは「今週のビザニュース(1/14)」でも解説!その場でのご質問にも回答していきます。
カナダ移民局ニュース
2021年1月7日発表
COVID-19パンデミックにより、多くのポストグラデュエートビザ保持者が職を失い、ひいては永住権申請のチャンスも失うという危機に見舞われています。
そういったポストグラデュエートビザ保持者に再度永住権のチャンスを与えるため、カナダ移民局は、一時的措置を発表しました。
この一時的特別措置によって、間もなくビザ有効期限が切れてしまう、あるいは既に切れてしまった、ポストグラデュエートビザ保持者は、18か月のオープンワークパーミットの申請ができることになります。
カナダでは、年間58,000人もの留学生が、その後永住権を取得しています。そしてこの元留学生たちを含めた移民(永住権保持者)は、カナダの経済に年間210億ドルもの貢献をしています。
この一時措置により、留学生が卒業後に、COVID-19パンデミック前と変わらずカナダ経済に貢献することをカナダ政府は期待しています。
申請条件
以下のすべてを満たしている必要があります。
・カナダ国内に滞中である
・現在カナダの滞在資格がある、または、滞在資格復元(リストレーション)ができる
・2021年1月27日から7月27日までの間に申請する
申請方法の詳細は、1月27日に発表になります。
・1971年には、老人一人あたりを6.6人の労働者が支えていました。現在はこれが労働者3人にまで減っており、2035年までにはさらに減って労働者2人が老人一人を支えることになってしまいます。移民を増やし、もっと多くの労働力で老人を支えたいと政府は考えています。
・2020年1月から12月までの間にポストグラデュエートビザが切れた人は61,000人近くおり、そのうち約半数はすでに永住権を申請中(または取得済み)ですが、約52,000人が、この一時措置の対象になると移民局は予想しています。
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