【非課税で1回限り・最大$1,000】BC州の復興給付金(BC Recovery Benefit)まとめ

   
  

カナダBC州民に最大 $1,000 を給付する「BC Recovery Benefit」の詳細について発表がありました。

そこで今回は、この復興給付金が一体どんなものなのか、そして申請についても紹介します。


 

家族 、シングルペアレント(最大 $ 1,000)、 個人(最大 $ 500)を対象とした復興給付金「BC Recovery Benefit」について

BC州政府が以前選挙の際に公約に掲げていた非課税かつ1回限りの復興給付金「BC Recovery Benefit」 。いつ頃給付が始まるのか気になっていたという方も多いのではないでしょうか?

そんな中、本日12月8日(火)にセリーナ・ロビンソン財務大臣からその詳細が発表されました。

BC州の復興給付金を受けるには申請が必要で、申請受付は12月18日(金)からスタートしますよ。

 

昨年のネットインカムによって給付される金額が変わります

給付金の対象は「家族」と「シングルペアレント」(最大 $ 1,000)、そして「個人」(最大 $ 500)としていて、2019年の確定申告時のネットインカムによってその給付額が変わります。
(※申請時にネットインカムの値を入力することで、自動的に給付額が計算されます)

 

家族とシングル・ペアレント

2019年の確定申告でネットインカムが
・125,000ドル以下だった場合、1,000ドルを『満額』給付
・125,000ドル以上175,000ドル以下、減額→人による

※「家族」とは、「個人とその配偶者 or 内縁関係のパートナー」と定義されています。2人ともがBC州に居住している必要があります。

※「シングルペアレント」とは、「少なくとも1人の子どもを育てる個人」と定義されています。

個人

2019年の確定申告でネットインカムが
・62,500ドル以下だった場合、500ドルを『満額』給付
・62,500ドル以上87,500ドル以下の人は、減額→人による

 

申請条件はあるの?

BC州政府によると、一般的に以下の人が申請できます。

・2020年12月18日にブリティッシュコロンビア州に居住している人

・2020年12月18日時点で19歳以上であるか、特定の資格基準を満たしている人

・2019年のカナダの確定申告を提出した人、または特定の適格基準を満たす人

・有効なsocial insurance number, individual tax number or temporary tax number をお持ちの方

特定の適格基準については、BC州政府のウェブサイトで確認できます。

 

受給はダイレクトデポジットのみ。申請の際に準備するものは?

復興給付金の受け取りは、ダイレクトデポジットのみとなり、カナダの金融機関の口座が必要です。

今回の申請に備えて以下を控えておきましょう。

・2019年の確定申告のネットインカム額
※この番号は2019年のインカムタックスリターンの23600行目に記載されています。

・有効なsocial insurance number or individual tax number or temporary tax number

・ドライバーライセンスナンバー(所持者のみ)

・ダイレクトデポジット情報
(個人の小切手または金融機関から直接以下の情報を手に入れてください。)
★支店(トランジット)番号
★機関番号
★口座番号


photo from カナダBC州政府

ちなみに、「ダイレクトデポジット??」という方は、以前5月にBC州政府の就労者への緊急支援手当でもダイレクトデポジットを利用したので、こちらの過去記事がもしかしたら参考になるかもしれません。

 

まとめ:BC州の復興給付金申請は12月18日から。今のうちに必要なものを準備しておきましょう

いかがでしたか?

最後になりますが、給付金を受け取った後にその資格がないと判断された場合は、返金する必要があるので注意してください。

また、もし「家族」として申請する場合でも、自身だけでなく配偶者や内縁関係のパートナーも基準を満たしている必要があります。

2019年の確定申告をまだ行っていない場合は、できるだけ早くカナダ歳入庁に提出しましょう。給付の申請は2021年6月30日までなので、まだ時間は十分にありますよ。

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