バンクーバーに爆誕!心震える日本のお弁当屋さん「まん福(Manpuku) 」突撃取材

   
  

バンクーバーのお弁当好きの皆さん、お待たせしました!

自称「ジャパニーズ弁当アート研究家」である某LVスタッフ
チャイナタウンエリアにある
まん福(Manpuku Japanese BENTO)に突撃取材

してきました!

オフィスに戻ってきた時には涙目だった某スタッフ?!
お弁当を食べた彼の身になにが起きたのか?!

今回は不思議な力を感じたまん福のお弁当の感想をお届けします!

 

2019年2月チャイナタウンにOPEN 
まん福(Manpuku Japanese BENTO)

East Pender St と Gore Aveの交差点にお店をオープンしたまん福。

周りにはかなり中華色強めのマーケットやお店も多く、とても独特な賑わいを見せるこの街で、日本の弁当を提供しているまん福の看板は暖簾をモチーフにしたシンプルなデザイン。

 

店内に入るとまずはメニューがドーン!

「地球一うまい」(とメニューに書いてある)
唐揚げ弁当を筆頭に
10ドル以下で食べられるお弁当が勢・揃・い!
AアジフライK唐揚げT豚カツ揚げ物三銃士に胃袋は武・者・震・い?
野菜いため弁当でヘルシーにリピートカ・ク・テ・イ?!
Yo!チェケラ!

おっとアブナイ。。。
興奮あまりに自然に韻を踏んでしまったではないか。

突然口からラップが溢れ出ちゃうと恥ずかしいので、とにかくメニューの選定に専念しながらキッチンをみると。。。


「唐揚げ弁当は絶対に食べてほしいけどカツカレーも食べてほしいから悩む」と受け取れる表情をなんとなく浮かべるオーナーのHideyaさん


「野菜いため弁当のもやしのシャキシャキ感は全米が泣くレベル」的な表情を自然に浮かべるRikaさん

テレパシーでしっかりとお二人のおすすめメニューを受信し、今回は唐揚げ弁当&カツカレー&野菜いため弁当をオーダーしました!

お弁当ができるまで、カウンター前の冷蔵庫をチラ見。
色んな特製ソースや、ちょい足しにぴったしな煮物やきんぴらごぼうもありました。

なかなかレアな紅芋のお酢も!

HideyaさんとRikaさんの手際よいコンビプレイにより、あっという間にOBTG(お弁当ゲット)

店頭にはもちろん立食スペースが確認できましたが、真のお弁当マイスターである私は

「好きな場所で好きなタイミングに食べるお弁当の美味しさは3割増し法則」

を熟知しているので、迷わずKEDL(公園でランチ)

公園のベンチの上の唐揚げ弁当。

蓋がもはや意味をなさない唐揚げ弁当。

持ち上げるだけで指の筋トレになり得る唐揚げ弁当。

恐る恐る口へ運ぶが、手の震えが止まりません。
「唐揚げ1ピースの重さ」と脳が認知できず、体が混乱しているのです。
気持ちの整理をしていく中、辿り着く心境を敢えてここで記述します。

まだ口にもしていない、この唐揚げが、愛しいです。

一口では到底味わい尽せない唐揚げのボリュームとサイズ感が見ているだけで人の独占欲を刺激し続けます。
肉汁を閉じ込めるのがもう精一杯だと言わんばかりの衣(コロモ)はそのフォルムから可愛らしさすら感じてしまうんです。

会いたくて震える人もいれば
食べたくて震えてしまう人もいるんだって
この唐揚げ弁当は私に教えてくれました。

おかずと米の配分は、お弁当道を極める者にとっては永遠の課題
欲にまかせておかずを先に食べ尽くしてしまうと、後半戦では残された白米を、おかずなしで、黙々と完食しないといけなません。
初心者泣かせでも悪名高い「ロンリネス・オブ・ザ・ライス現象」とはこのことです。

でもまん福は、その課題をとっくにクリアしていました。
欲にまかせて唐揚げを好きに頬張ってもいいんです。だって、一口、二口のあとにはまだまだ同じピースの唐揚げに食らいついている自分がいるのだから。

そんでもって唐揚げに食らいつくたび口いっぱい広がる肉汁の「海」
白米たちが次々とダイブ!
旨味という名の「しぶき」が、舌では到底抑えきれず脳にまで勢いよく届くこの爽快感は、まん福の唐揚げ弁当を食べた人だけが体験できる特権ですね。

フォルムボリューム三位一体となった
まん福の唐揚げ弁当を手に、私は公園で至福の昼休憩を過ごしました。

あまりにもお弁当に食らいついていたせいか、食べ終えた後に公園で少年たちがサッカーに励んでいることに気が付き現実に戻ったその瞬間、完食後のとてつもない奥深い余韻に私は襲れてしまいました。

Food-comaが原因かどうかは定かではないのですが、この時の私の脳裏には一枚の写真が映しだされました。それは店頭に飾ってあったHideyaさんの息子さんの写真だったのです。

思い返せばHideyaさんと店頭で雑談した際に、まん福を立ち上げた理由として
「ガッツリ系が大好きな人に、とにかくお腹いっぱい安く食べて欲しい!」
なんて一言も言ってはいませんでした。

その代わりにHideyaさんはこう語っていました。

「自分には子どもが三人いて、みんな揃ってスポーツやってるもんだから、奥さんは送迎だけではなくご飯の支度もあって忙しいったらありゃしない。それを見て、まん福みたいなお店を作ろうと思ったんです。そんなお母さんたちが帰りに、まん福に寄っていけば、安くてボリューム満点なお弁当が買える。子どもたちもお母さんもきっとハッピーじゃないですか。毎日頑張っている色んな人にまんぷくになってほしいですね。」

Hideyaさんのコメントが脳内再生されたあと、瞬時に私は分かってしまったのです。

完食した後のこのとてつもない余韻の秘密は一つ一つのお弁当に特盛りで込められている作り手の太陽みたいな暖かい思いそのものだったのです。

あれ?謎が解けたのに、目の前の景色が霞んで見えてくるのはなぜでしょう。。。

目頭も熱い。。。。そっかそっか!これはきっと心と胃袋が揺さぶられ、感動あまりに出た涙ではなく、きっとさっき食べた唐揚げの肉汁が目に入ったんでしょう。

こんな素敵なお弁当屋さんがあるバンクーバーは今日も平和であります。


LV某スタッフが涙目でかえってきた謎もとけましたね。笑

唐揚げ弁当はもちろんのこと、カツカレーと野菜いため弁当の味も気になる方は是非とも一度まん福さんに寄ってみてはいかがでしょうか?

まん福(Manpuku Japanese BENTO)

営業時間:月~金、土 11:00am – 8:00pm (定休日:日)
住所:288 East Pender Street, Vancouver, BC
TEL:604-687-0849
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