バンクーバーのラーメン屋さん、相変わらずの過熱ぶりが続いていますが、その勢いは衰えを知らず・・・出店ラッシュが続いています。新しく出来たお店はすぐにどこからともなく行列ができ、アジア人をはじめ各国の方がラーメンを求めて集まってくるわけです。
The Ramen Butcherの行列のようす 記事は こちら
10年前のラーメンはいわゆる「Ramen Noodle」で一括りにされていましたが、最近はカナダ人も「Miso」や「Tonkotsu」「Shoyu」など「あそこの店のShioが好き」といった好みまで聞くようになりました。まさに、北米ラーメン文化の発達ぶりが見られますね。
LVスタッフもご多分にもれずラーメンには敏感でして、バンクーバーのラーメン徹底ガイドをはじめ新しくできたお店は必ずチェックするようにしています。
九州・福岡から来た「ラーメン暖暮」 記事は こちら
本音は「もっともっと日本からラーメン屋さんが来たらいいのに!」と思っているのですが、なにせ法律やルール・規制、出店スタイル、店舗の家賃、働く人、水からお客さんの層や好みまでまったく違うカナダ、現地の飲食店でさえ出店は容易な事ではありません。
ですから日本人(ラーメン嫌いな人を除く)にとっては、バンクーバーへのラーメン出店は「神様!ありがとう〜!僕にラーメンをくれ〜て〜♪」(引用:ラ◯カル)くらい感謝してもいいことじゃないか・・と勝手に思っています。
そんな中たくさんの苦難を乗り越え、我々の住むバンクーバーにみごとラーメン店をオープン(この時点でスゴイ)させ、我々に「神の食」をもたらしてくれた素晴らしいお店をご紹介いたします。(2015年後半から2016年のここ最近)
THE RAMEN MAN
バンクーバーのウェストエンド地区、ロブソンストリート沿いはいわゆる「ラーメン激戦区」と呼ばれています(実際はそんなに激戦していなさそう)。ロブソン通りを少し入ったところにできた THE RAMENMAN は昨年2015年10月にオープンしました。濃厚な鶏白湯(パイタン)スープを使ったラーメンで、あの有名な天下一品?のラーメンが最初に思いつきました。長時間煮込んで白濁したスープを白湯(パイタン)と言うんですが、豚骨スープの鶏バージョンです。
「鶏白湯」は主に鶏ガラや丸鶏を煮込んで摂ったスープ。崩れた骨からは大量のコラーゲンが流出し、それがゼラチン質に変化し、水と混ざり合い乳化する。出典 ラーメン用語辞典(用語集)|た行|らーめん自由区
きっとオリジナルのスープでたくさんの改良を加えられたんだと思います。コレ系が大好きな人にはぜひ試してほしいですね。
メニューは「鶏とあさり」「濃厚鶏パイタン」「鶏パイタン」とあって、チャーシューは「鶏」「豚」「両方を一枚ずつ」選べます。
こちらは「鶏とあさり」 濃厚なスープのわりにあっさりした感じで女性にウケそう。照明の影響で写真が若干暗くてすいません・・
こちらは「濃厚鶏白湯」 鶏と野菜の味がぎゅううううううと詰まった感じで、
濃厚度★★★★★
残ったスープは「ごはんにかけて(もしくはゴハンを入れて)食べたい・・・(;´Д`)」と思った人はお店の方に言ってみてください。ごはん出してくれます。
麺はコシのあるしっかりとスープを絡めてくれる、食べごたえのある麺です。
らーめん三宝亭 – SANPOUTEI
新潟県が発祥、中華料理やレストランを全国に多く持つ「三宝グループ」の「らーめんさんぽう亭」が2016年2月、リッチモンドにオープン。チェーン店ですがしっかりと日本のラーメンの味をこちらに持ってきてくれました。
スープは、鶏や豚骨、野菜などをじっくり煮込んで「煮干し」で仕上げた。「はぁ〜日本のラーメン〜」と思わせてくれる味です。
リッチモンドのアバディーンセンター駅近く、ちょっと奥まったところにあります。ダウンタウンの店舗とくらべて広い店内!・・・が満席です。
イチオシは煮干しがしっかり効いた「新潟しょうゆラーメン」
「鶏白湯」は流行りなんでしょうか。コラーゲンの美容効果と豚骨の臭みがちょっと気になる女性にうけているのか、なんだか鶏白湯が増えているような気がします。
「濃厚鶏味噌」「濃厚鶏辛味噌」「鶏白湯」と好みにあったスープに、香ばしい炙りつきのトロトロチャーシュー、自家製麺のしっかりとした平麺 これは食欲をそそりますね。
トッピングも特製全部のせというのがあるそうですので是非お試しを。
そして煮干しx醤油のまぜそば 炙りチャーシュー 鶏白湯スープ付き 麺好きの食欲をそそりますね!
さすがは新潟から!日本酒の取り揃え、サイドメニューも豊富で「豚力丼」も人気でした。
RAMEN GOJIRO
バンクーバーでも撮影がありましたよね!ハリウッドにもなった誰もが知ってるあの「ゴ◯ラ」(東宝さん、いいんですかー?)とどうみても「ラーメン二郎」をかけているのでしょう。この3月にオープンしたばかりのRAMEN GOJIROです。
と想像される通り「二郎(じろう)系」「二郎インスパイア」といっていいのでしょうか? LVスタッフを含め日本の「ラーメン二郎」に行ったことある人がいませんので、バンクーバーにいるジロリアン(二郎が好きでたまらない常連さん)のご意見お待ちしています。
「二郎はラーメンではない。二郎という食べ物だ」の名ゼリフを生んだ三田本店。慶應義塾大学脇の長蛇の列ができる三田本店を発祥とした各店舗が『ラーメン二郎』。麺は噛みごたえのある太麺で大量。スープには大量の背脂が入っている。「ブタ」と呼ばれる特大のチャーシューがのる。 ラーメン用語辞典 より
(参考)ラーメン二郎 – NAVERまとめ
店内は50席と少し。まだオープンしたばかりなのと、このあたりは学生が非常に多いエリアなので立地はバツグンかと。昼時の行列はものすごいことになっています。
メニューはこんな感じ、ソフトオープン中は $5.26(ゴジロー)価格でした。BASIC と BAKAMORI (大盛り)の2パターンと TSUKEMEN つけ麺、SPICYとサイドメニューがあります。
ここは BAKAMORI 行っとくべきでしょー!しかも唐揚げをドカンとのせるとか、北米的な発想!カロリー!!というわけで頼みました。
どーん!
あ、ぜんぜん文字が小さくどーんって感じしませんでしたね・・・笑
バカ盛りー!!!みたいなのを想像しましたが、ちょっと想像より・・・迫力が・・というわけで全然食べられました。若い男性かつ食いしん坊なら2杯くらいいけるんじゃね?的な。これは「バカ」じゃない!ただの大盛りだー!
と、ネタ的にも本当にバカみたいに盛って欲しいな・・・と節に願っております。
しかし!食べごたえは十分すぎるほど!!
にんにくもドーン!日本にいた時は気にしてましたが、カナダに来てからあまり気にしなくなりました・・・ブレスケア懐かしい。
麺も太麺ガオーッ!! コシもしっかり、ちゃんぽんじゃねーか?!と思うような太麺がたっぷりとつまって、お腹いっぱいにさせてくれます。SPICYでも食べようもんなら、にんにくの臭いと辛さで炎を吐く・・・
店を出たアナタの気分は ゴ◯ラ
参考までに。これは ベーシックのCHASHU です。
値段もボリュームも含めてカナダにあるラーメン屋さんの中では、お腹いっぱい度高いですよ。腹が減ったらGOJIRO!みたいなCMしてほしいですね。(笑)
ジロリアンの皆さんのご意見もお待ちしています。
ぜひこちらも参考にしてくださいね!