レンガを持って横断?グランビルアイランドの横断歩道に設置されたレンガが話題

   
  

バンクーバー在住者であれば、おなじみの観光スポット「Granville Island(グランビルアイランド)」。ショッピングや景観を楽しむにも最適の場所で、毎日多くの観光客や地元の人が訪れています。

そんなグランビルアイランドが最近SNSで話題なのを皆さんご存知でしょうか?↓

上の動画はグランビルアイランドの入口エリアですが、歩行者はドライバーの注意を引くために、横断歩道の両側で横断中に手を振ることができる発泡レンガを手に取るように推奨しています。

運転している人に「この通行人はレンガを持っているから、自分は止まってそのまま行かせた方がいい」と思わせて安全性を向上させることが狙いで、「グランビルアイランドにこんなのあるの!?」「日本でもやってほしい」などのコメントがSNSで確認できます。

実際、日本人の方がシェアした上の動画はX(Twitter)で 2.6万いいねを記録していたりと、日本でも話題になっています。

この歩行者の安全への注意を喚起することを目的にしたアイディアを生み出したのは、地域の交通事故死傷者数の削減を目指す非営利団体 Vision Zero Vancouver (ビジョン・ゼロ・バンクーバー)です。

このエイプリルフールの取り組みは、歩行者が旗を振りながら歩く他の自治体の横断歩道からインスピレーションを得たものとのこと。

Vision Zero Vancouverのミハイ・シルステア氏は今回の件に対し、「エイプリルフールの冗談のつもりだが、その裏には深刻なメッセージが込められています。」と述べています。

CBCの記事を見ると、上記のグランビルアイランドの横断歩道エリアは元々事故が起きやすいため、バンクーバー市は横断歩道を緑色のペンキやゼブラ標識で強化したり、標識を低くしたりするなど、視認性の向上に取り組んできたとのことです。

しかしまだ安全性の問題が懸念されているということで、今回のユニークなアイディアをエイプリルフールネタで終わらせたくないと感じる方も多いようです。

ちなみにVision Zero Vancouverは反響を受けて、4月1日に2ケ所目にレンガを設置(↑)したとのことですよ。

Vision Zero Vancouverによると「エイプリルフールを過ぎてもレンガと署名を残す計画だが、バンクーバー市がその存続を認めるかどうかは不明」とのことです。

皆さんはこのアイディアに賛成ですか?反対ですか?

Vision Zero Vancouver
【公式サイト】

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