今、日本から海外旅行って行けるの?【2022年GW時点のカナダの場合】

   
  

コロナが落ち着いてきて、日本からカナダへの渡航のために情報収集をしているけれど、本当にその準備で良いのか自信が持てない!という方、きっといらっしゃると思います。

この記事では、2022年4月末(日本のゴールデンウィーク直前)に、日本からカナダに渡航した僕の経験談をまとめます。

日本政府やカナダ政府、航空会社が提供する情報をサポートする個人発信の経験談として参考にしていただければ幸いです。(渡航先の国やタイミング、航空会社などなどによって必要な手続きが変わる可能性がありますので、あくまで公式情報を基準にしてください)

なお、この記事は2019年までバンクーバーに住んでいたYouTuberのLeo Tohyamaが執筆しました。この記事とほとんど同じ内容を動画でもレポートしましたので、好きな方でチェックしてください!

ANA(航空会社)の事前申請について

今回のフライトはANAで、成田からです。カナダに行けない2年間で貯めたマイルをやっと使うことができます。結構お得に行けた計算です。

現在ANAでは国際線の搭乗客に書類の事前申請を実施しています(ANA国際線の搭乗手続き「オンラインチェックイン」はこちら⇒)。

渡航先の国によって求められる基準も書類も違うため、ANAが渡航日より前に、ちゃんと基準を満たした渡航者かどうかをオンラインチェックしてくれるサービスです。渡航日当日にNGと言われるリスクがだいぶ減るので、とてもありがたいです。


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僕の経験を話すと、まず渡航の77時間半前にANAから「渡航書類事前確認について」というメールが来ました。これで事前申請すると、当日空港でのチェックインがスムーズになります。


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カナダ渡航の場合、申請には「予約番号」「代表者氏名」「Emailアドレス」「(いる場合は)同行者指名」「出発日」「便名」の記入に加えて、「パスポート」「ワクチン接種証明のスクリーンショット」「ArriveCANのスクリーンショット」が必要になります。


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ここで不備があると、搭乗の前にANAからメールが入ります。

僕は後ほど説明するArriveCANというカナダ入国に必要な書類を添付していなかったのと、ワクチン接種証明書のスクリーンショットの撮り方を間違えていたので、渡航の19時間前くらいに「渡航書類の追加確認が必要です」というメールをもらいました。

ちゃんと不備の内容も書いてくれていたのでとても親切でした。不備の内容は理解できて、手元に書類もあったので、焦らずその日はもう寝て、翌朝の渡航12時間前くらいに書類を再提出。


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すると渡航6時間前の午前11時6分に「渡航書類の確認が完了しました」とメールをもらいました。


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申請で少しわかりづらかったことが2つあったので補足します。ひとつはワクチン接種証明です。

これは、デジタル庁が提供している「接種証明書」というアプリがあるので、アプリ内の英語の接種証明書の方を、縦長になるので合計4枚のスクリーンショットで画像として提出したら申請が通ります。

僕は最初、QRコードだけ送ればOKかと思って不備扱いになりました。

そして、もうひとつはカナダに行く人にしか関係ありませんが、申請を通るためにはArriveCANの提出も必要でした。

詳しくは後ほど説明しますが、こちらはカナダ入国のきっかり72時間前から申請できる仕様で、ANAの事前申請よりギリギリにならないと受付開始されないので、落ち着いてArriveCANを申請してからANAの事前申請をしましょう。

僕は最初の申請ではArriveCANのスクリーンショットを含めていなくて、それも指摘されました。

すべての申請が完了したら、これは普段通りですがオンラインチェックインをしておくことをお勧めします。席が空いていればこの時に自分で指定できます。長旅はトイレに行ったり足を伸ばしやすい通路側がお勧めです。

それで当日、結局どうだったかというと、書類の事前申請とチェックインを済ませていたことに加えて、列が空いていたので、一瞬でチェックインできました。

ただしANAのスタッフの方と話した感じだと、事前の申請をしていない人がいると通常より長く時間がかかりそうなので、申請済みの人でも空港には早めに行くことをお勧めします。

 

ArriveCANについて

さて、カナダへの入国を説明します。


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カナダ入国には現在、ArriveCANというアプリによる事前申請が必要になります。

アプリではまず渡航者のワクチン接種情報を登録しておきます。そして渡航の72時間前になったら、「入国目的」「渡航方法」「場合によっては入国時にCOVID 19のテストあるよの同意」「出国地」「到着空港」「航空会社」「フライトナンバー」「到着日」「現地で連絡できる番号」「使用言語」「渡航する人」「カナダが求めるコロナ関連の要件をクリアしてることの同意」などなどを申請します。

カナダは今ワクチン2回接種でオッケーなので、接種して、接種証明アプリさえダウンロードできていればそんなに難しいことはないです。

実際にYVR空港に到着した際には、オフィサーにArriveCANのアプリの画面を見せることすらありませんでした。おそらく、ArriveCANのアプリの中でパスポート番号まで申請しているので、裏側で照合されているんだと思いますが、あまりにもチェックがなくて拍子抜けでした。体温の検査もありませんでした。

YVR空港では、大きい荷物を受け取った後の最後の検疫のところで、人によってランダムでCOVID19のテストに選ばれる形でした。僕は選ばれませんでしたが、目の前の人が検査の列に向かわされていました。

空港の国際線到着ロビーの中の、以前はベンチがあった場所に仮設の検査スペースが設けられて、そこで検査するスタイルでした。

 

まとめ

ということで、事前の準備をしておくことで、とてもスムーズに入国することができました。

「そろそろカナダに行きたいな」という方、2回以上のワクチン接種ののち、

  • 接種証明書アプリ
  • ANAの事前申請
  • ArriveCAN

を用意して、旅をお楽しみください!

なお、2022年5月時点では、日本への渡航はもう少し色々な事前準備が必要になりますのでお気をつけください。

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