「Happy new year!」と言っていたのも束の間、2016年が明けて早くももう一か月が経ちました。時間の流れは恐ろしく速いですね。
来る2月8日(月)は Chinese カレンダー、つまり日本でいう旧暦(太陰暦)の元旦にあたります。ご存知の方も多いかと思いますが、中国文化圏出身の人にとって旧暦(太陰暦)元旦は太陽暦1月1日よりも大事な日!
ここバンクーバーでも、在住の中国系コミュニティーが中心となって、たくさんのイベントが開催される予定ですが、その前に、少し Chinese New Year のことを勉強して、もっとイベントをおもしろくしましょう!
Chinese New Yearにまつわる豆知識
知っておきたい「あけおめ」フレーズ
まずは基本の挨拶から。イベントで出会う人に笑顔で使ってみると、参加している感が俄然違ってきますよ~
「新年好!」→「シン ネィン ハォ!」…北京語、タイワニーズ
「恭喜発財!」→「コン ヘイ ファッ チョイ!」…広東語
ご存知の通り、中国語にはいくつかの種類があります。世界的にもマンダリンと呼ばれる北京語がメジャーということですが、広東語も知っておくとレベルが高いやつだと思われます。
干支を知っておこう
皆さん、特に日本を離れていると、干支ってすっかり忘れてしまいませんか?
日本にいても「何年(なにどし)だっけ…」と年賀状を用意するタイミングになって思ったりするものです。
今年2015年の干支は「猿」。元々、干支は中国文化から流入してきた考え方で、東西南北という概念が入ってくる以前は、方角も干支の考え方を基本として表現されていました。
赤を身にまとえ
Chinese New Yearの象徴カラーはなんといっても「赤」。
下着ですらも、実はみんな赤いものを身に着けているとか…。
赤には元々「幸福」「富」「幸運」といった意味があり、さらに厄除けの力も含んでいる色であるとのこと。
この頃になると中国系のたくさんのお店や会社が赤を中心にデコレーションを始めます。
日本との共通点をいくつ見つけられる?
干支の概念もそうですが、日本文化は古来から多大に中国文化の影響を受けています。その歴史的背景もあり、Chinese New Yearにはなんとなーく「似てる…」というものをいくつか見つけられると思います。
たとえば、Lion DanceやDragon Danceと呼ばれるパフォーマンスも日本の獅子舞によく似ていますね。打ち上げ花火や手筒花火で祝ったり、実はお年玉の文化もあります。中国の場合はやっぱり赤いポチ袋に入れるそうですよ。
チャイニーズニューイヤー・パレード情報
photo from vancouversbestplaces.com/
今年で第43回目となるチャイナタウンで開催されるチャイニーズニューイヤーパレードは、毎年10万人以上の人々が集まるといわれています。
バンクーバーポリス、コミュニティグループやマーチングバンドによる行進など、パレード参加者も3,000人以上になります。中国の雰囲気を味わうにはもってこいのイベントとなっています。
1.3km にも及ぶパレードは、Pender Street (between Shanghai Alley and Taylor Street)のミレニアムゲートからスタートするので、以下のルートマップを事前に確認して、早めに観賞スポットをゲットしましょう!
photo from cbavancouver.ca
そしてパレード後にはさらに、ライオンが各ショップやオフィスを訪れ幸福をもたらすといわれるダンスパフォーマンスも披露される予定です。こちらは、2pm – 4pm の間に行われるので、併せてチェックしたいところですね。
というわけで、たくさんの情報を詰め込んだ頭はもう「新年好」ではないでしょうか??日本では味わえない海外の新年のお祝いをぜひこの機会に体験してみてはいかがでしょうか!?
みなさんが一味違う新年を楽しめることを願っています。