【日本人選手も活躍!】バンクーバーでウィンブルドンを超えた名勝負!バンクーバーオープンまとめ

   
  

7月26日〜8月3日まで9日間に渡り熱戦を繰り広げた
Odlum Brown Vancouver Openが終了しました。

 

今回の大会、12名の日本人選手が出場していました
中でも、この2名の選手をぜひご紹介させてください!

まずは
ダニエル太郎選手

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アメリカ人のお父様、日本人のお母様を持つダニエル太郎選手は7歳からテニスを始め、現在21歳。14歳の時に名古屋市からスペインへ移住。2010年にプロに転向。190センチの長身から繰り出すショットに圧倒されます

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今回の大会では男子シングルスで、自身の憧れの選手であるロジャー・フェデラーとも対戦経験を持つ第1シードのマルコス・バグダティスと準々決勝で対戦!
惜しくも6-4,7-6(2)で敗れましたが見事ベスト8!!!

 

北米の大会ではよくあるそうなのですが、出場者のほとんどがホテルではなく
ホストファミリーの家に滞在するそうです。

 

この大会期間中、おそらくホストファミリーであろう家族の人達が自分の家に滞在している選手の応援に駆け付けている姿を何度も見ました。選手の皆さんも勝利者インタビューなどで必ずホストファミリーにお礼を言っていました。

 

ダニエル太郎選手も自身のブログの中で
「ホストファミリーもプロテニス選手と一緒に過ごす時間を楽しんでいます。自分たちに応援する選手ができるということは、それだけ試合観戦もおもしろくしているということです。このような楽しみが今のテニスには足らないと僕個人的には思っています(ダニエル太郎公式Blogより)

と言っていました。こういうシステムのお陰なのか、このOdlum Brown、終始温かいイベントに感じました。

 

それにしてもダニエル太郎選手、しっかりとした意見を持って、なんて素晴らしい若者なんだろう!と最近めっきり涙腺の緩くなった私は目頭が熱くなる思いです

 

そして、次にご紹介したいのは女子ダブルスに出場した
岡田上 千晶選手

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岡田上 千晶選手はダニエル太郎選手と同じく7歳でテニスを始め2005年にプロに転向。シングルスにも出場していた岡田上選手、シングルス予選勝利の後、写真撮影にも快く応じて下さり、しかも

「あ!ラケット持っていいですか?」

とわざわざラケットを出して写真撮影をさせていただきました。
いや~さわやかな笑顔♪

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今回、岡田上選手はダブルスで準決勝に進出
惜しくも7-5,6-4で敗れたものの、見事ベスト4!!

本当におめでとう!そして感動をありがとう!と言いたいです。

 

Odlum Brown Vancouver Open のパンフレットに、こんな事が
書かれていました。

 

SUCCESS STORIES
Before they bacame stars,many of today’s top players got their stars-or restarted their careers

Restart=再始動

 

まさに男子シングルスで優勝したマルコス・バグダティス選手
新たな挑戦、そして復活を果たした選手

 

マルコス・バグダティスは2006年の全豪オープンで世界ランキング54位の
ノーシードから勝ち上がり決勝に進出、ロジャー・フェデラーに敗れ優勝を逃したものの世界に旋風を巻き起こしました。

 

2006年のUSオープンでのアンドレ・アガシとの3時間40分におよぶ死闘
テニス史に残る名勝負と言われています

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2008年 右手首の疲労骨折、背中の故障に苦しみ世界ランキングも150位台にまで
落とします。
このOdlum Brown Van Open にも2009年以来出場していませんでした
その、

マルコスが再びバンクーバーに帰ってくる!!!

と、観客の皆さんも興奮状態

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私の隣の席に座っていた品のいいお婆さん、名前はローズマリーさん
ローズマリーさんは御歳86歳。ご自身もテニスをされていたそうで
US 、全仏、全豪、全て観戦。ウィンブルドンには4回も行く程の
熱狂的テニスファン。

そのローズマリーさんが4回の膝の手術で曲がらなくなった足を
引きずってでも、どうしても観たかったのが、このマルコス・バグダティスだったそうです『マルコスは今でも私の一番のお気に入りなの♪』とキラキラした顔で色々お話してくれました

ローズマリーさんが2006年の全豪オープンでのフェデラーとの試合がいかに凄かったか、まるで昨日の事のように語る姿をみて、何度も言いますが最近めっきり涙腺が緩くなった私はジーンとしてしまいました

 

 

が、しかし!!

 

 

このローズマリーお婆ちゃん、マルコスの試合が始まるや
この小さい体から何故!?とビックリする程の野太い声で
「Come on ! Marcos!!」と声援を送っているのをみて更に熱いものを感じましたw

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過去に試合に負けて腹いせにラケットを4本立て続けに叩き折り罰金
受けた事のあるマルコス選手(・_・;
今大会ではリラックスした表情を見せていました

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熱い声援をいっぱい受けて見事に優勝・復活を果たしたマルコス
本当に大興奮のナイスゲームでした!!!

優勝を飾った後の顔、最高の顔ですね

 

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9日間、選手の皆さん本当にお疲れ様でした

また来年のOdlum Brown Van Openも応援します!

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