せっかくのカナダ滞在中、
先住民の文化や歴史に触れてみませんか？

バンクーバーには、先住民の料理やアートを堪能できる貴重なスポットが用意されています！

日程に余裕のある方は、資料博物館やアートギャラリーなどをゆっくり回り、彼らの歴史や文化について学んでみてはいかがでしょうか。

今日は、先住民について知ることのできるレストラン・ホテル・博物館などを厳選してご紹介します。

●サーモン・エン バノック・ビストロ
Salmon n’ Bannock Bistro

photo from Salmon n’ Bannock Bistro

photo from Salmon n’ Bannock Bistro

ウエスト・ブロードウェイにある先住民料理のレストラン。
BC州でも数少ない、先住民の料理を味わうことができる貴重な場所です。

先住民の料理といえば天然のサーモンを使った料理を思い浮かべるかもしれませんが、店名にもあるバノック（揚げパン）も、先住民の料理に欠かせない食べ物。
このお店では、バノックを使った様々な料理が用意されています。
席数が限られているので、予約をしてから行きましょう。

●先住民のアートがデコレーションされているホテル
Skwachàys Lodge

photo from Skwachàys Lodge

photo from Skwachàys Lodge

各部屋やラウンジに様々なファースト・ネーションのアートが飾られている、とってもユニークなホテル！

ガスタウンやチャイナタウンから近く、ダウンタウンへのアクセスも良好。
簡易朝食には、先住民の代表的な料理バノック（揚げパン）が出されるのだとか。
ホテルの受付奥は先住民のアートギャラリーになっていて、宿泊客以外にも公開されています。

●ブリティッシュコロンビア大学 人類学博物館
Museum of Anthropology at the University of British Columbia

photo from MOA.UBC

ブリティッシュコロンビア大学（UBC）キャンパス内にある外観もスタイリッシュなこの人類学博物館は、国内外の観光客も多く訪れる名所。

全て見て回るには数時間要するほど、充実した展示内容になっています。
シーズンごとに変わる特設展示も要チェックです。
博物館前に建てられた数々のトーテムポールとの記念撮影を忘れずに。

●ビル・リード　ギャラリー
The Bill Reid Gallery

photo from Bill Reid Gallery of Northwest Coast Art

ハイダ先住民族のアーティストであるビル・リードの名前が付けられた先住民アートギャラリー。

バンクーバーダウンタウンのど真ん中にありながらも静かで落ち着いた空間となっていて、
ビル・リードらの芸術作品をゆっくり堪能できます。
ギフトショップでは、珍しいお土産が手に入りますよ。

●ヒルズ・ネイティブアート
Hill’s Native Art

↑Hill’s Native Art ナナイモ店で撮影

バンクーバーだけでなく、バンクーバー島の３都市にも出店している先住民のアートギャラリー兼ショップ。
先住民アートに詳しい店員さんが、各アートに込められた意味などを丁寧に説明してくれます。

普段使いできそうなペンやノート、アクセサリーなどは、お土産にもぴったり。
センスの良い商品が揃っていて、私のお気に入りスポットの一つです。

上記以外にも、Lattimer GalleryやFazakas Galleryなど、先住民のアートを鑑賞できるギャラリーは市内に複数あります。

●スタンレーパークのトーテムポール
Totem Poles at Stanley Park

photo from Flickr|Anthony Maw

そして最後に、バンクーバーで先住民の文化に触れるなら、スタンレーパークのトーテムポールは外せません！
トーテム・ポール広場には、1920年代〜2009年に様々な部族によって建てられたトーテムポールが9本建っています。
先ほど紹介した、ハイダ族ビル・リードが手がけた作品もありますよ。
トーテムポールには各部族が象徴とする人や動物などが彫りこまれていて、１本ずつが違った魅力を持っています。

以前に【こちらの記事】にカナダの先住民について書きましたが、
先住民は悲しい歴史を乗り越え、独自の文化や伝統を守ろうとしています。

先住民の歴史は学ぶほどに奥深く、今もなお継承されている芸術に現れる世界観は独特です。
ぜひ、彼らの文化や伝統に触れてみてください！