ビール好きによるバンクーバー・ビール事情まとめ!大手メーカー&オススメ9種etc!

   
  

日本では宅飲み、カナダではホームパーティーなんて言いますが、お友達の家に遊びにいく時に持っていくもの、そう、それはビールですね。(多分)

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バンクーバー在住の方は既にご存知ですが、バンクーバーではBC州の管理するBC Liquor個人経営のプライベートリカーストアのような、いわゆる”酒屋”でしかお酒が買えません。

日本ではコンビニでひと缶から買えたのにーー!
ちょっとお酒に厳しいバンクーバーですが、その分(?)種類が豊富!

日本ではラガーが主流ですが、カナダではラガー以外の種類のビールも手軽にお店で、缶でも買えちゃうんです!

今回は BC Liquor で買えるビールを中心に、3度の飯よりビールが大好きなLVスタッフの独断を交えて、バンクーバーのビール初心者向けに解説&オススメのビールを紹介していきたいと思います。
(ちなみに日本にいたときは黒ラベル派でした。参考までに)

日本ではあまり見ないビールの種類

日本のコンビニで買うビールはラガーが主流で、コクや泡の柔らかさなどで競合していますが、カナダのビールはテイストでの競合が多いように感じます。

まず、日本ではあまり馴染みのない名前のビールの種類(バンクーバーでよくみるもの)をご紹介します。


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ラガー(Lager)
長時間低温で下面発酵させたビール。「貯蔵する(ラガー)」から名前がきています。のどごしすっきりとした口当たりが特徴。

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ピルスナー(Pilsner)
ラガービールと同じ手法のビール。日本の淡色ビールもこのタイプ。ラガーよりも軽い口当たりで苦味も少ない。

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ペールエール(Pale ale)
常温で短期間に上面発酵させたビール。手法がラガーと違うことも然ることながら、エールは泡が少なく、甘みと香ばしさが特徴。

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IPA(India Pale ale)
ペールエールと同じ手法のビール。長期保存をするために大量のホップが使用されているため、苦味が強く、アルコール度数が高めなのが特徴。

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アンバーエール(Amber)
ローストされたモルトで醸造されたエール系のビール。色は赤みがあり、香ばしさや薫りが高いのが特徴。

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スタウト(Stout)
アンバーよりも更にローストされたモルトで作られており、色が黒く、香ばしさと深い苦味が特徴。


他にも、フレーバー系は多種多様!

ラズベリーなどの果物や、香草・野菜など…ちょっとめずらしい組み合わせのビールも、バンクーバーでは飲めちゃいます。
例えば、ハロウィンの時期ではパンプキンビール、クリスマスにはなんとチョコレートビールなども販売していたりします。

シーズナルなものはお店の取り扱いによって異なるので、「これ面白そう」という運命の出会いがあれば、是非チャレンジしてみてくださいね。

参考:ビール酒造組合
参考:ベルギービール博物館

バンクーバーの大手ビールメーカー

バンクーバー近郊には沢山ブリュワリー(醸造所)がありますが、ここではお店でも手軽に手に入るメーカーを中心にご紹介します。

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モルソン(MOLSON)
カナダと言えばモルソン。「カナダの国民ビールと言っても良いのでは?」というくらい、どこのお店に行っても売っています。よくお店にある Coors Canadian は、低価格で学生に優しいブランド。また、イベントとコラボしたデザインや、期間限定のデザインなどでも目を楽しませてくれます。公式サイトはこちら


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スチームワークス(STEAM WORKS)
ウォーターフロント駅のすぐ横にブリュワリーをかまえているので、行ったことがある人も多いのでは? レトロでおしゃれなイラストが特徴で、基本的にお店では 500ml の缶か 350ml / 650ml の瓶で購入できます。ブリュワリー横のリカーストアには冷えた状態の瓶も販売しています。
公式サイトはこちら


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グランビル・アイランド(GRANVILLE ISLAND)
グランビルブリッジの下にあるグランビル・アイランドのブリュワリー。ブリュワリー見学と、併設された直営店で説明を受けながら試飲できるイベントを開催しているので、是非参加してみてください(要予約)。基本的に、BCリカーで 350ml の6缶パック〜または 350ml の瓶が冷えた状態で買えます。公式サイトはこちら


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スタンレー・パーク(STANLEY PARK)
ライオンズゲートの象徴であるライオンの像がメインアイコンの缶。基本的に 500ml の缶単体で買えますが、瓶のものはシーズナルなものが多く、上品な飲み口のブランドもたくさんあるので、是非瓶から飲んでいただきたいメーカーです。公式サイトはこちら


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アレクサンダーキース(Alexander Keith’s)
トナカイのアイコンが特徴の缶。その名のとおり、カナダのハリファックスという街でアレクサンダーキースさん(ハリファックスの市長だったことも!)がはじめた、歴史と伝統のあるメーカーさんです。新しいテイストやシーズナルのものは少なく、レギュラー商品の安定した質を大切にしています。公式サイトはこちら

 
※ロゴ写真は各公式サイトより引用
その他バンクーバーにはたくさんブリュワリーがあります!

もう迷わない!ビール大好きLVスタッフが選ぶ種類別のオススメビール

手に入りやすさ&定番であることを重視して、ビール大好きLVスタッフのオススメをご紹介!個人的な感想になりますが、よかったら参考にしてみてくださいね。

安さ

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モルソンカナディアン(モルソン)

カナダではド定番のラガービール。基本的にどのリカーストアでも冷えた状態で販売されていて、350ml の25缶パックや30缶パックなど大量購入にも便利。

ラガー

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アイランド・ラガー(グランビルアイランド)

モルソンに比べてやや価格は上がりますが、のどごしなめらかで飲みやすさは抜群!6缶パックの冷えたものが、だいたいのリカーストアで売っています。

ピルスナー

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ピルスナー(スチームワークス)

まるで水のような飲み口で、ビールが苦手な人にはピッタリ。500mlの缶でもごくごく飲めてしまいます。パッケージも可愛いので、女子的なビールかもしれません。

エール系

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イングリッシュ・ベイ・ペールエール(グランビルアイランド)

苦味、甘みなどが程よく、初めてエール系を飲む人でも飲みやすいかと思います。グランビル・アイランドは、バンクーバーの地名をビールのブランド名にしているので、地元愛が溢れてますよね!

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1897アンバー(スタンレーパーク)

香ばしさもありつつ、スッキリ飲みやすいエール系ビール。500ml の缶が冷えてない状態で小売りされているのをよく見かけます。しかし、ぜひ瓶またはグラスに注いで飲んでいただきたいビールの一つ!薫りが素敵なんです!

IPA

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アレクサンダーキース(IPA)

カナダ国内でもファンが多く、苦味とスッキリ感のバランス。オシャレ感がにじみ出ているように感じるのは私だけでしょうか。。。缶の状態で売っているIPAはなかなか無い(だいたい 650ml 程の瓶で販売)ので、IPAを気軽にトライしたい人にはもってこいのひと缶です。

 

その他のトライして欲しいオススメビール3つ

缶ビールまとめといいつつ、瓶のビールも含まれているのですが…。
600~700ml くらいの瓶のビールたちは、個性的なものばかりなのです!

抑えられないビール愛を叫ばせてください。

 

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West Coast Pale Ale(Postmark)

まずパッケージがオシャレすぎて買ったのがはじまりだったのですが…その中身もオシャレでした!ものすごく薫りが高く、マイルドな苦味が後を引きます。是非グラスに注いで飲んで薫りを楽しんでほしいです。Postmarkの公式サイトはこちら

※紹介したビールは瓶でのみ販売していますが、缶でIPAやラズベリービールなども販売してます。


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Jasmine IPA (スチームワークス)

IPAなので、苦味やホップの薫りがする中で、ジャスミンの爽やかな薫りも口の中で楽しめます。食事と楽しむビール、というよりは、それ単体で飲むビールといった感じ。独特の薫りがするので好き嫌いは大きく分かれるかもしれません。


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Dark matter (Hoyne)

ビクトリアにあるブリュワリーのブランドで、かなり甘め&マイルドなスタウトです。ただ、スタウト特有のこってり、というよりは、サラサラと飲めます。余談ですが、わたしは自分でハーフアンドハーフ(ラガーとスタウト系を混ぜて飲むビール)で飲むのがお気に入りです。
Hoyneの公式サイトはこちら

 

※写真は各公式サイトより引用


いかがだったでしょうか?

バンクーバーにとどまらず、カナダには

もーーーーーっとたくさんのメーカーさんやブランドがありますし、ビールの種類だってもーーーーーーーーーーっとあるんです!

お友達と色々なビールを試してみるのも良いですね!

みなさんのお気に入りのビールがあったら、ぜひ教えてくださいね♫
それでは、飲みすぎず・ほどよく楽しいビールライフを!

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