ホームレスやドラッグユーザーへの態度をちょっと変えたくなるかもしれない動画。

   
  

皆さん、バンクーバーのホームレスやドラッグユーザーに対してどんな考えをお持ちですか?

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(ライフバンクーバーでは以前にもこちらの記事(↑)でホームレスについて取り上げました。)

「怖い」「危なそう」「近寄りたくない」「汚い」

そう思う方も多いのではないでしょうか?

そんな中、先日バンクーバー警察のYoutubeチャンネル「vpdonline」に公開されたひとつの映像(2015年7月17日公開 )が既に110万回を超える再生回数となっています。

 

「警察官が車椅子を使う障害者に扮して潜入捜査」

皆さんご存知の通り、バンクーバーのダウンタウン・イーストサイドは多くの人が避けて通る危険エリア。

毎日多くのドラッグユーザーホームレスの人々を見かけますが、ここで車椅子を使っている人に対して21にも渡る暴行や強盗事件が最近起こっていたことはご存知でしょうか?

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そこで警察官のMark Horsleyさん(以下マークさん)が認知障害者の車椅子ユーザーに扮して潜入捜査を行ったところ、思いがけない体験をしてしまうのです。

 

「人々の優しさ」

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まず捜査を始めてすぐに、イーストサイドのコミュニティーが彼の存在を認めてくれました。マークさんは彼らからたくさんの昔話を聴かせてもらいました。

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そしてケベックから来たという上の写真の男性は、なんとマークさんのためにお祈りをしていいか尋ねてきました。彼の祈りはマークさんを癒やしました。

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さらに、上の写真の男性はマークさんのカメラをまず持ち上げました。マークさんはこのときカメラが盗まれるのかと思いましたが彼は何もせず、それからマークさんのウェストポーチから出ているお金をしまってくれたのです。

「気をつけて。お金を失いたくないでしょ。」

彼は自身の旅行について、そして車椅子で生活している彼の母についても話してくれました。

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また、マークさんは食べ物とお金を交換する際などに「お金の計算ができないんだ。」と言うと、周りの人が計算を手伝ってくれて、そのお金を盗む人は誰一人いませんでした。

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深夜に若い男性と会話をしていた際には、彼がマークさんに75セントを渡してくれました。みんなお金に関して誠実で寛容だったのです。
 

「分かったこと」

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潜入捜査で分かったことは、暴行や窃盗をする人ではなく「ダウンタウンのイーストサイドの人々が、いかに障害者に対して親切なのか」ということでした。

最後にマークさんは語っています。

「この経験は感動的なものだった。警察はもちろん障害者のことを見ている。でもそれ以上にダウンタウン・イーストサイドの人たちは障害者を見守っていることをみんな知っておくべきだ。」

 

「最後に」

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もちろんダウンタウン・イーストサイドの人がみんなホームレスやドラッグユーザーなわけではありませんが、異質な雰囲気が漂うエリアで、人々の優しさを垣間見れるとなんだか嬉しいですよね。

皆さんはこのお話を知ってどう思いましたか?良かったらライフバンクーバーに教えてくださいね。それではまた。

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