【裏側取材】バンクーバーの家系ラーメンYah Yah Yaの調理場を覗いたら驚愕した訳

   
  

日本人のソウルフードといえば、やっぱりラーメン!

バンクーバーには多くのラーメン屋さんがありますが、ラーメン作りの裏側を覗いたことがある人は少ないのではないでしょうか?

また、ラーメンを食べてみて、「こんなにコクのある濃厚なスープ、どうやって作ってるんだろう?」「化学調味料(MSG:旨味調味料ともいう)をたくさん使ってるんじゃないの?」と、正直疑ったこともあるのではないでしょうか?

そこで今回は、バンクーバーで人気の日本発家系ラーメン屋 Yah Yah Ya(家家家) に、ラーメン作りの裏側をたっぷり取材(今回はスープ作りに注目!)させてもらいました!普段は見ることができないラーメン屋の裏側をお見せします。

さらに、LifeVancouverスタッフが Yah Yah Ya で本気の動画も撮ってきたので、ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね!

 

こんなに材料使ってたの?!Yah Yah Ya(家家家)ダウンタウン店でラーメンのスープがどのように作られているのか裏側取材!


(ロブソンストリートのHMartのすぐ横にダウンタウン店があります。写真は2016年オープン時の様子)

2019年5月某日、家系ラーメンの Yah Yah Ya に普段は見ることができないラーメン作りの裏側を特別に見学させてもらいました。今回はラーメンの肝であるスープづくりに密着です。

Yah Yah Ya にはアバディーン駅から歩いて10分程度のリッチモンド店もありますが、今回は Robson & Seymour にあるダウンタウン店で取材をさせてもらえることになりました。


(ゆったりとしたスペースで快適にラーメンがいただけるダウンタウン店。オープン前の様子)

店舗面積2,200スクエアフィートという広い店内のため家族連れも多く見られるダウンタウン店ですが、ラーメンが実際につくられている調理場は、客席からチラッと見える程度なんですよね。

今回はその調理場に特別に入れてもらったので、どのようにラーメンがつくられているのか、早速リポート!

ラーメン一筋のシェフ Masa さんに調理場を案内してもらいながらスープ作りについて色々伺ってきたので、たっぷりと紹介します!

まず、調理場には大きな寸胴鍋が4つもありました。Masaさんによると、この4つの巨大鍋を使って一日分のスープを作っているとのこと。

Yah Yah Ya は MSG(化学調味料)を使っていないので、毎日大量の肉と骨をスープ作りに利用するそうです。(※横浜家系では豚の背ガラ、ゲンコツと鶏ガラをダシに使うのが通常)

LifeVancouverスタッフ、この時点でスープ作りにどのくらいの材料が必要なのか全然知らなかったので、材料を見せてもらいました。すると、


(めちゃくちゃ重そうな背ガラを運ぶ Masa さん)

「え、こんなに背ガラ使うんですか?(驚)」と開いた口が塞がらないLifeVancouverスタッフ。

実は盛りに盛った1トレイ分だけではなく、山盛りトレイ2つ分の背ガラを使うそうです。40kg以上は軽くありそうでした。恐るべし Yah Yah Ya。


(2つのトレイに山盛りの背ガラ。これを寸胴鍋に入れる)

しかし、背ガラだけではなかったんですね。
続いて登場したのは、ゲンコツ(豚の脛骨や大腿骨)

ゲンコツも豪勢に2トレイにぎっしり。背ガラよりは少なく見えますが、すごい威圧感。

こちらは合計で20㎏以上はありそうな感じで、背ガラといっしょにゲンコツも入れてスープを作るそうです。

「もうこれくらいで十分すぎる量では?」と思ったのですが、他にも10kg以上の鶏ガラや野菜を一緒に入れて煮込むそうです。

しかも、前日に10時間+当日に4時間煮込むというからさらに驚き。

ダシがたくさん出るように巨大な寸胴鍋の半分くらいまでぎっしりと肉を敷き詰めていても、最終的に材料がスープに溶けて半分くらいになっているそうです。

そんな大量すぎる材料を使った完成目前の贅沢なスープを特別に見せてもらいました。鍋の中はさすがに企業秘密ということだったので、スープの色だけお届けします。

材料がじっくりと溶け込んだ黄金色に輝くスープを間近で観たら、非常に美しかったです。「NO MSG でここまでの色が出るのか!」と感動!

化学調味料を使えば、そこまでスープの味の変化に気を遣わないで済むそうですが、Yah Yah Yaでは大量の生肉と骨などを使っているので味がかなり変化しやすく、30分に1回は必ずスープの味をチェックしているそうです。(けっこうな手間ですよね・・・)

また、鍋への材料の入れ方にも工夫があったり、前日に余ったスープを当日のものに少し足すことで、スープのコクがさらに増すそうですよ。


(店内の壁には日本語で家系スープの説明書きもありました)

ということで、惜しげもなく使用する材料のボリュームといい、スープづくりだけですごく手間暇(+材料費)がかかっていることが分かりました。(すごい・・・)

ちなみに、Yah Yah Ya ではスープだけでなく、家系ラーメン必須の要素である鶏油(チー油)も自家製なので、そちらにも注目です。

お腹が空いてきたー!!

 

どれが食べてみたい?想像以上に手間暇がかかっていた Yah Yah Ya のラーメンを9種類を食べてみた

ということで、 Yah Yah Ya がいかに手間暇かけて生肉と骨からラーメンのスープをつくっているのかは理解できたはず!

ただ、No MSG のラーメン屋にありがちなのが、「味がなんか薄くない・・・?」「やっぱりラーメンってMSGが必要なのか・・・」といった残念な感想。

そこで、最近毎週のようにラーメン屋を訪れている(本当の話)ラーメン大好き LifeVancouver スタッフが、 Yah Yah Ya のラーメン9種類にチャレンジしてみました!

ちなみに Yah Yah Ya 最大の特徴は、以下のように自分の一番好みのスタイルにラーメンをカスタマイズできることです。

1. 麺 (かため / ふつう / やわらかめ)
2. 味 (こいめ / ふつう / うすめ)
3. 鶏油 (おおめ / ふつう / すくなめ)
※鶏油(チー油)を加えると、よりまろやかな甘味と包み込むようなとろみが出ます。

今回は全部「ふつう」を選択してみました。ちなみに、日本人に一番人気なのは、「麺かため / 味こいめ / 油おおめ」とのこと。

ラーメンは個人の好みによる部分が大きいので、以下は参考程度にしてみていただければ幸いです!それでは参りましょう!


(皆さんに味をお伝えするために、一人だけ美味しい思いして申し訳ないと思いつつ、ラーメンを食べまくりました)

 

1.醤油ラーメン(Shoyu Ramen)

まず、家系といえば醤油!そしてお店で一番人気という「醤油ラーメン」をいただきました。

熱々のスープからいただいたのですが、豚骨のコクと鶏ガラのまろやかさが絶妙のバランス!甘味も感じられる濃厚なコクがありました。

そんなスープに絡む中太麺をすくいあげると、キラキラと光り輝いていて、個人的にアゲ。ぷりっぷりでコシがある麺に加えてチャーシューも大きくて、全体的に見事なラーメンでした。

また、3時間茹でてやわらかくなったものを自家製の醤油ダレに浸けているというチャーシューは、幸せの味がしました。(今思い出してもヨダレが出ます・・・その茹で汁もスープに余すことなく使われているとのこと)

実は醤油ラーメンの醤油ダレも、チャーシューをつくる際に浸していた自家製ダレが使用されているとのことですよ。チャーシューから出る旨みと脂が、醤油ラーメンのスープを甘くしていたんですね~。

多くのラーメン屋さんが豚バラ(Pork Belly)をチャーシューに使う中、Yah Yah Ya のチャーシューは豚肉のショルダー部分を使っているため脂身が極めて少ないのが特徴!脂っこいチャーシューが苦手な人でも楽しめると思いますよ。

ちなみに、ラーメンに使われているチャーシューと同じものを使ったチャーシュー丼もセットで頼めます。元々味がついているチャーシューに照り焼きソースとマヨネーズなんて、最高だと思いませんか?
(丼メニューで一番人気とのことでした!)

そして、ラーメンについてもう一つ忘れずメンションしたいのは、大盛りを頼めば、たったの2ドルアップで麺がダブル&味玉2個になるので、かなりお得!

Yah Yah Ya の家系醤油ラーメンは全て手作りにも関わらず良心的なお値段なんですよね!ありがとう、Yah Yah Ya!

 

2.黒豚骨ラーメン(Black Tonkotsu)

続いていただいたのは、お店の2番人気というブラック(黒)豚骨ラーメン日本人が食べてリピーターになる率が圧倒的に高いというので、かなり期待して、いざ試食。

上の写真の黒いソースがマー油(焦がしニンニクとごま油でつくった調味油)で、ものすごく香ばしかったです。

その香ばしさといっしょにスープや麺をいただくので、すごくクセになる味わいだと思いました。ちなみに、マー油も自家製とのこと!

また、Masaさんによると、数あるメニューの中でも黒豚骨ラーメンだけ細麺を使用しているということなので、細麺好きの方は黒豚骨を選んでみてはいかがでしょうか?

さらに、黒豚骨ラーメンに限らずここで特筆したいのが味玉。今までバンクーバーのラーメン屋は取材でかなり訪れた方だと自分で思うのですが、個人的にはYah Yah Ya の味玉が一番好みなんです。

Masaさんによると、その日に茹でてその日に自家製醤油ダレ(先述したチャーシューを浸けていたもの)に浸けているので、フレッシュな味わいが楽しめるとのこと!味玉の絶妙な半熟トロトロ加減が最高です。

 

3.油そば(Abura soba)

しょうゆ、ゴマ油、かつおだしという日本人に王道(?)の特製ダレでいただく油そば。バンクーバーで油そばを出しているラーメン屋はそこまで多くないので、Yah Yah Yaはその点でも貴重です。

刻んだチャーシューに加えて、しっかり味の付いているメンマ、そしてシャキシャキのもやしに半熟卵のコラボが嬉しいメニューです。

今回は、Masaさんのオススメでバターコーンをトッピングして豪快に混ぜていただいたのですが、コーンの甘味とバターが溶けて非常にまろやかな味わいでした。(幸せ・・・)

さらに、お酢を入れると味がキュッと締まるとのことだったのでトライしてみたのですが、たしかに味に変化が出て面白かったですよ。あったかい冷やし中華を食べていたみたいな気分になりました。

さっぱりとした味が好きな方は、ぜひお酢入り油そばにもトライしてみてください!

 

4.ベジタリアンラーメン(Veggie Ramen)

続いてはベジタリアンの方向けのラーメンをトライしてみました。
こちらは先ほど紹介した豚骨スープではなく、椎茸と昆布がベースのラーメンになっています。

この手のラーメンはスープの味が薄いイメージが個人的にあったのですが、Yah Yah Yaのベジタリアンラーメンはかなり濃厚。ベジタリアンラーメンと知らずに食べたら、塩ラーメンと勘違いしてしまうような味わいだと思いました。

スープを飲むと椎茸と昆布の豊かな風味に大満足したので、野菜ラバーの方はベジタリアンの方でなくても、ぜひ一度食べてみて欲しいですね。

あとやっぱり通常のラーメンより罪悪感が少なめ(笑)なので、「ダイエット中だけど、ラーメンがどうしても食べたい」という方にもオススメしたいです。スープを丸飲みしたくなる濃厚さでした。

 

5.スパイシー味噌ラーメン(Spicy Miso Ramen)

お店の3番人気のラーメンというスパイシー味噌ラーメン。

LifeVancouverスタッフは辛いものが苦手なので、「あんまりトライしたくないな~」というのが正直な気持ちだったのですが、読者の皆さんに感想を伝えるためにいただきました!

そんな愚痴を言いつつ実際に食べてみると辛さはミディアムくらいで、辛いものが苦手な人(自分)でも十分楽しめる味わいだと感じました!

いや、十分楽しめるというか、他のラーメンは試食レベルだったのですが、なぜかスパイシー味噌ラーメンだけ完食してしまいました。(辛いものは苦手なはずが・・・笑)

味玉のとろけるような甘味が、スパイシー味噌ラーメンのよいアクセントになっているとも思いました。「辛いものが大好き」という方も、「辛いラーメンはそこまで・・・」という方も、ぜひ一度食べてみてください。お店の人気 No.3 に入るのも納得でした!

 

6. ガーリック味噌ラーメン(Garlic Miso Ramen)

2~3種類の味噌(赤よりは白味噌寄りとのこと)を混ぜて独特の味わいを実現しているスパイシー味噌ラーメン。ガーリック味噌のスパイシーペーストもYah Yah Yaの自家製ということで、手間かかってます。

食べてみると、かなりまろやかな味わいで、非常に食べやすかったです!

最初は味噌の豊かな香りが口の中に広がって、その後にガーリックのツンとした香りがブワーーーっと広がりました。(この感覚、最高)

その後は、スパイシーペーストをスープにがっつり混ぜて食べてみたのですが、味に変化が出て非常に楽しめました!

ガーリック味噌は、けっこうニンニク強めでクセになる味わいで、単純に味噌ラーメンにガーリックを足したわけではない一品。デート前には注意です(笑)

 

7. 味噌ラーメン(Miso Ramen)

ガーリック味噌ラーメンの後に試食したのは、味噌ラーメン!同じような味わいかと思ったのですが、実際は全然違って、味噌独特のしょっぱさがこちらの方が強めだと思いました。でも、全然キツイ味ではないので、食べやすかったです!

Masaさんに聞いてみると、味噌ラーメンは赤味噌寄りの合わせ味噌を使用しているとのことでした!味噌ラーメンとガーリック味噌ラーメンをいっしょに食べ比べるのも面白いですよ。

 

8. まぜそば(Mazesoba)

LifeVancouverスタッフの大好物、まぜそば。
Yah Yah Yaのまぜそばは、もう見た目の破壊力がすごかったです。スパイシー肉みそに味付きメンマ、もやしに刻みネギ&刻み海苔!そして、黄身の輝き・・・!

遠慮なくまぜまぜしていただいたのですが、もうトリプルN(のり、肉みそ、ネギ)のハーモニーが最高スパイシー肉みそは程よいピリ辛テイストで、食欲をさらに一層高めてくれました。

もともとまぜそばラバーということもあるのですが、夢中でガッツリ食べてしまいました。色んな味を丸ごと楽しめるのは、単純に楽しいですよね!黄身を絡めるとかなりまろやかな味わいになるので、黄身を崩さずに先に食べて、味の違いを楽しむのも個人的にオススメです。

 

9. 塩ラーメン(Shio Ramen)

最後に紹介するのは、塩ラーメンです。濃厚なラーメンが揃う中、あっさりとまろやかな味わいで他のラーメンとは一線を画していると思いました。

また、しょっぱすぎない塩とチャーシューのうまみがたっぷりスープに溶け込んでいるかのようで、こちらも大・満・足。

次回はトッピングを利用して最強コンビの塩バターコーンラーメンで食べてみたいと思っています。

 

最後に:バンクーバーで家系ラーメンが楽しめる Yah Yah Ya はダウンタウンとリッチモンドにあります!

ということで、いかがでしたか?

「あんなに材料を使ってスープを作っているとは知らなかった」「今まで意識してなかったけど、Yah Yah Ya って No MSGなのか!」「Yah Yah Ya がロブソンストリートにあるなんて知らなかった(汗)」と思った方もいるのではないでしょうか?

最後に LifeVancouver スタッフの個人的な感想になりますが、Yah Yah Ya のラーメンは鶏ガラも使っているためか、よくある豚骨のみのラーメンよりも食べやすいかと思います。その理由は、鶏のまろやかさ・甘味・とろみの部分が豚骨に加わっているため!

また、先ほども紹介した通り、 Yah Yah Ya のラーメンは麺の固さ、味の濃さ、油が調整できるので、子どもからお年を召した方まで好きな味で食べることができると思います。だから何度も食べに行きたくなるのかも?

まだ行ったことが無いという方も既に常連の方も、ぜひ近いうちに Yah Yah Ya に行って手間暇かかったラーメンを食べてみてくださいね!繰り返しますが、ダウンタウンとリッチモンドに2店舗ありますよ!

ちなみにLifeVancouverスタッフ、この記事を書きながら既に週末にYah Yah Yaに行こうかと考えております~(汗)

Yah Yah Ya Downtown
営業時間: 月~日 11am-3pm / 5pm – 9m
住所:570 Robson St. Vancouver, British Columbia
【ダウンタウン店Facebookページ】

Yah Yah Ya Richmond
営業時間: 月 休日
日火水木 11am-2:30pm / 5pm – 9m
金土 11am-2:30pm / 5pm – 9:30m
住所:#1423-8388 Capstan Way Richmond, British Columbia
【リッチモンド店Facebookページ】

【Yah Yah Ya 2店舗合同Instagram アカウント】

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