16キロ以上続く美しい砂浜!トフィーノとユクルーレット観光名所と行き方まとめ

   
  

バンクーバー島の西海岸にある「トフィーノ」。

「サーファーの聖地」として知られ、約30キロ続く美しい海岸線はトフィーノを代表する光景です。

トフィーノビーチ
photo from Facebook|Tourism Tofino

夏には、この小さな町にカナダ国内外から観光者が訪れ、手つかずの大自然が残る熱帯雨林のハイキングクジラやシャチと出会えるホエールウォッチング太平洋の波音を聞きながらのキャンプなどを楽しみます。

今日はトフィーノとユクルーレットの町に焦点を当て、観光名所や人気アクティビティ、ホテル、レストラン、行き方などをご紹介します。

目次

1. トフィーノ(Tofino)とユクルーレット(Ucluelet)

トフィーノ(Tofino)は、人口2,000人ほどの小さな町。

このトフィーノとセットで訪れたいのが、トフィーノから車で30分ほど南下したところにあるユクルーレット(Ucluelet)。
トフィーノとユクルーレットを併せて「トフィーノ」と呼ぶこともあります。

ユクルーレットはトフィーノより更に小さな町で、地元の人達がのんびりと暮らす雰囲気を味わうのにぴったりな町と言えるでしょう。まだあまり観光地化が進んでおらず、だからこそ宿泊料などもトフィーノに比べて通常安くなっています。

多くの観光地は、このトフィーノとユクルーレット、そしてこの二つの町の間に点在しています。

2. トフィーノ/ユクルーレットの観光地

●パシフィック・リム国立公園(Pacific Rim National Park)

パシフィック・リム公園
photo from Pacific Rim National Park Reserve

パシフィック・リム国立公園は、トフィーノからポートレンフルー(Port Renfrew)にかけて広がる巨大な国立公園で、上の地図の赤字のように、3つのエリアからなります。

ユネスコの生物圏保護区にも指定されていて、公園内のビーチでマリンスポーツを楽しめる他、ハイキングトレイルやキャンプができる場所も充実しています。

3つのエリア別の見どころは、こちら。

1)Long Beach Unit [WEB]

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トフィーノとユクルーレットの間に広がるロングビーチは、公園最大の見どころの一つ。

ロングビーチは、Florencia Bay、Wickaninnish、Combers、Schooner Coveの4つのビーチから成り、バンクーバー島で最も長い16キロ以上続く美しい砂浜が特徴のビーチです。

このエリアには、「Rainforest Trail」や「Nuu-chah-nulth Trail」など、様々なトレイルがあります。

2)Broken Group Islands [WEB]

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100以上の島々から成るブロークン諸島(Broken Group Islands)へは、ユクルーレットの町からアクセスが可能です。

3)West Coast Trail [WEB]

photo from Pacific Rim National Park Reserve

ユクルーレットの南にあるバムフィールド(Bamfield)という町からポートレンフルー(Port Renfrew)まで約77キロ続く、上級者用のトレイル。

5月〜9月末にかけてのみオープンしています。

●イーグル・エアリー・ギャラリー(Eagle Aerie Gallery)

トフィーノ
photo from Facebook|Roy Henry Vickers Gallery

カナダの先住民アートに特化した芸術家ロイ・ヘンリー・ビッカー(Roy Henry Vickers)氏のアートギャラリー。
「ロイ・ヘンリー・ビッカー・ギャラリー」とも呼ばれています。

ロイ氏の父親には3つの先住民族の血が混ざっており、母親はカナダへ移民したイギリス人。そんなユニークな家系の中で育った彼のアートには独特な世界観があり、カラフルで創造性豊かな作品を作り出しています。
また、彼は彫刻家かつデザインアドバイザーでもあり、数々の著書の発行や講演会を行いながら先住民が抱える問題にも精力的に取り組んでいることで知られています。

彼のアートは、BC州からイギリスのエリザベス2世やアメリカのビル・クリントン元大統領に贈られたこともあるほど有名で、このギャラリーには年間50万人以上が訪れます。

●トフィーノ・ボタニカル・ガーデン(Tofino Botanical Gardens)

※2022年7月追記:
Tofino Botanical GardensはIPCAイノベーションプログラムに売却され、2021年に Clayoquot Campus に名前が変更されました。

トフィーノボタニカルガーデン
photo from Facebook|Tofino Botanical Gardens and Ecolodge

トフィーノで最も盛り上がるイベントの一つ「Tofino Food and Wine Festival」の会場にもなっている、トフィーノ・ボタニカル・ガーデン。

敷地内には、ガーデン「Botanical Garden」の他に、宿泊施設「Ecolodge」とカフェ「Darwins Café」もあります。

「Botanical Garden」のチケットは3日間有効で、園内に植えられた花木や植物、池や子ども用の公園などをゆっくり見て回ることができます。

「Ecolodge」はホステルのような宿泊施設で、トイレとシャワーが共用になっている部屋もあります。共用キッチンもあり、簡単に自炊することも可能。また、3つのベッドルームに2つのバスルーム、リビングルームやキッチンなどが備わった一軒家”The Botanical House”のレンタルも行っています。

「Darwins Café」は毎年4月〜10月頃にかけてオープンしているカフェで、コーヒーやマフィンで一休みするのにぴったりの場所です。ここで提供される料理には、ボタニカル・ガーデン内で育てたオーガニックの野菜も使われています。

●ワイルド・パシフィック・トレイル(Wild Pacific Trail)

ユクルーレットにある、ワイルド・パシフィック・トレイル。
いくつかのエリアに分かれていて、それぞれを約15分〜1時間で歩くことができます。
巨大な古代ヒマラヤスギ「Ancient Cedars」歴史ある灯台「Amphitrite Point Lighthouse」は、是非お見逃しなく。

公式ホームページに分かりやすい地図が載っています。子どもから大人まで楽しめるガイドツアーもありますよ。

 

●チェスターマン・ビーチ(Chesterman Beach)

トロントの地元の人に愛されるビーチで、トフィーノ在住者がビーチというと、このビーチを指すのだとか。North、Middle、Southの3つのエリアに分かれていて、ビーチ沿いに駐車場もあります。
サーファーの初心者に人気の場所。ビーチの北側では干潮時に潮溜まりができ、イソギンチャクやヒトデなどを見つけることができるかもしれません。

 

●コックス・ベイ・ビーチ(Cox Bay Beach)

サーフィンの大会の多くが開かれるビーチ。
サーフィン上級者は、このビーチで是非挑戦を!ビーチ沿いには様々なリゾートホテルが立ち並びます。ここでも、引き潮時には人手やフジツボなどを見かけるでしょう。

 

●マッケンジー・ビーチ(Machenzie Beach)

マッケンジービーチ
photo from Facebook|Machenzie Beach Resort

波が穏やかで、お子さま連れのファミリーにオススメのビーチ。ボードに立ってバランスを取りながらパドルで漕いでいくサップ(SUP:Standup Paddleboarding)を楽しむ人をよく見かけます。

 

●ケネディー・レイク州立公園(Kennedy Lake Provincial Park)

日中に家族連れで賑わう湖、ケネディー・レイク。ビーチでピクニックをしたり、湖で泳いだり釣りをしたり、カヤックやウィンドサーフィンも楽しめる湖です。

公園へは、パシフィック・リム国立公園がある太平洋側から入ることができます。

ケネディー・レイク州立公園(Kennedy Lake Provincial Park)
http://www.env.gov.bc.ca/bcparks/explore/parkpgs/kennedy_lk/

 

●天然温泉 in マキーナ・マリン州立公園(Hot Springs Cove in Maquinna Marine Provincial Park)

トフィーノの温泉
photo from Instagram@_miss.mandy_
「トフィーノに天然温泉がある!」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
実際にはトフィーノ北48キロのところにある、マキーナ・マリン州立公園に「ホットスプリングス・コーブ」と呼ばれる天然温泉が存在します。圧倒的な開放感の中で日帰り温泉を楽しめるスポットとして、人気を集めています。

ここへは陸路でアクセスする手段がなく、水上タクシーか水上飛行機、もしくはツアーに参加してボート等で行く方法があります。
ツアーはホエールウォッチングとセットになったものもあり、ツアー内容や使用するボートの種類によっても値段が変わってきます。入浴料は、通常水上タクシーやツアーに含まれています。

大自然の森の奥から流れ出る天然温泉の湧出温度は約50度。
海へ流れ込む途中の岩の割れ目に温泉スポットができ、海へ近づくにつれて海水と混ざり温度がぬるくなります。ツアーに参加すると全てが含まれていてラクではありますが、丁度良い温度のスポットには人が集中して混み合うという欠点もあります。
静かに温泉を楽しみたい方は、水上タクシーでアクセスするのがオススメです。
カナダの大自然の中での温泉は、貴重な体験になること間違いなしでしょう!

Tofino Water Taxi(トフィーノの水上タクシー)
http://tofinowatertaxi.com/

Ocean Outfitters | Hot Spring Cove(ツアーの一例)
https://www.oceanoutfitters.bc.ca/hot-springs/

AtleoAir | Hot Spring Cove(水上飛行機の一例)
https://www.atleoair.com/hot-springs-cove.html

3. トフィーノで人気のアクティビティ

●ハイキング(Hiking)

トフィーノ
photo from Facebook | Tourism Tofino

先に紹介したパシフィック・リム国立公園内にある「レインフォレスト・トレイル(Rainforest Trail)」「ヌーチャヌー・トレイル(Nuu-chah-nulth Trail)」などは、トフィーノで有名なハイキングスポットです。

ハイキング初心者には、ユクルーレットにある「ワイルド・パシフィック・トレイル(Wild Pacific Trail)」がオススメ。ハイキング上級者は、ぜひ「ウエストコースト・トレイル(West Coast Trail)」に挑戦してみてください。

※熊&虫除け対策を忘れずに!
トフィーノ周辺には多くの熊が生息しているため、熊の対策を事前にしておきましょう。ハイキング中はなるべくグループで行動し、熊よけ鈴を使ったり大声で話すようにして人間がいることをアピールしましょう。万が一に備えて、アウトドアストアなどで熊よけスプレーを購入することもできます。
また、場所によっては蚊もいるので、虫除け対策を忘れずに。

●サーフィン(Surfing)&サップ(SUP)

サップ
photo from Facebook | Tourism Tofino

「サーファーのメッカ」と言われるだけあり、35キロ以上続くトフィーノの海岸線には、プロ・アマ問わず世界中のサーファーに愛されるビーチが連なっています。
近年は、ボードに立ってバランスを取りながらパドルで漕いでいくサップ(SUP:Standup Paddleboarding)も人気

トフィーノの海水は夏でも非常に冷たく、水温は通常7〜15度。マリンスポーツ時にウェットスーツは必須です。
トフィーノには用具やウェットスーツなどを貸し出しているレンタルショップが数えきれないほどあるので、全てを旅行先に持って行けない場合は、事前に予約をしておくと良いでしょう。また、サーフィンやSUPのレッスンを行っているスクールも多くあります。

手ぶらで参加できる初心者用のコースも多いので、初めての人でも気軽に参加できますよ。

●カヤック&カヌー(Kayaking & Canoeing)

トフィーノ
photo from Facebook | Tofino Sea Kayaking

波が穏やかな日には、ぜひカヤックやカヌーを楽しんでみては?
トフィーノ周辺には、カヤックやカヌーのレンタル、数時間〜1日かけたコースやツアーなどを行なっているお店が数多くあります。ツアーに参加すると、ガイドさんがとっておきのスポットへ連れて行ってくれます!

普通は中々アクセスがしにくいトフィーノ周辺の小さな島々へも、カヤックやカヌーでは楽々アクセスができます。
Tofino Sea KayakingOcean Out FittersT’ashii Paddle Schoolなどをチェックしてみてください。

●ホエール・ウォッチング(Whale Watching)

トフィーノ
photo from Facebook | Ocean Outfitters Tofino Adventures

バンクーバー島の各所でホエール・ウォッチングができますが、ここトフィーノでのホエール・ウォッチングは他ではなかなかみられない巨大クジラやシャチなどの遭遇率が高いことで知られています。

近年は、先に紹介した温泉とホエール・ウォッチングがセットになったツアーが人気とのこと。
ボートで温泉へ向かう途中には、クジラやシャチだけでなく、ラッコ、アザラシ、アシカなど、様々な海の動物に出会える可能性があります。海から陸を見ると海沿いに熊を見かけることもありベア・ウォッチング(Bear Watching)まで楽しめるチャンスも!

●遊覧飛行

トフィーノ
photo from Facebook|Atleo Air

小型飛行機やヘリコプターから、トフィーノの町や緑、周辺の島々や海を見下ろすツアーもあります。
20分ほどの小飛行から用意されていて、特に日の出・日の入り時の景色は息を呑む美しさです。
Tofino AirAtleo River Air ServiceWest Coast Wild Adventuresらが遊覧飛行ツアーを運行しています。

4. トフィーノのレストラン

トフィーノは小さい町ではあるものの、THE GLOBE AND MAILの記事で特集されるほど、素晴らしいレストランが数多く集まっています。近年では、ローカル&オーガニックの野菜やお肉を使うなど、原材料にこだわるレストランも増えてきました。

海に囲まれたトフィーノで是非堪能したいのが、やはりシーフード料理!
獲れたての海の幸をぜひトフィーノで味わってみてください。
ここではLifeVancouverライターが厳選したシーフード料理が食べられるレストランに加え、あの人気タコスのお店、地元の人に混じってゆっくりできるベーカリーカフェをご紹介します。

●ウォルフ・イン・ザ・フォグ(WOLF in the FOG)

トフィーノ
photo from WOLF in the FOG

トフィーノならではのシーフード料理を堪能したいなら、是非このお店へ。
私の周りには、ここの料理を食べるためにナナイモから日帰りでトフィーノへ行く人もいるほど、根強いファンがいるレストランです。

モダンで高級感溢れる店内では、近海で獲れた新鮮なシーフードと旬の食材をふんだんに使った料理をいただくことができます。ローカルのお酒を使ったカクテルも要チェックです。
人気店なので、事前の予約を忘れずに。

WOLF in the FOG
WEB:http://www.wolfinthefog.com

●ポワント・レストラン(The Pointe Restaurant)

トフィーノレストラン
photo from The Wickinn Inn

トフィーノの海沿いにある高級リゾートホテル”The Wickaninnish Inn“内にあるレストラン、ポワントレストラン。もちろん、宿泊客以外でもこのレストランを利用できます。

240度太平洋のオーシャンビューを楽しみながらいただくウエストコースト料理は、格別です。
ワインメニューが豊富&セレクションが良い事でも知られていて、2017年には「BEST OF AWARD OF EXCELLENCE」を受賞しています。
毎週日曜日の朝8時から午後2時までは「サンデー・ブランチ」として特別メニューが提供されます。

●タコフィーノ(Tacofino)

トフィーノで行列ができるお店として有名なのが、このタコフィーノ(タコスxトフィーノ)。
レストランではなく、フードトラックでメキシコ料理のタコスとブリトーなどを販売しています。雨の日でも行列ができていることも・・。あまりに人気で、今やバンクーバーやビクトリアにも出店をしているお店です。

フードトラック前に用意された簡易テーブルで食べてもよし、テイクアウトをしてビーチで食べても最高です。
私はここのブリトーを食べて初めて「ブリトーってこんなに美味しいんだ!」と思ったことを覚えています。

●ソボー(SoBo)

トフィーノレストラン
photo from Facebook | SoBoTofino

トフィーノで創作料理やシーフード料理、ピザなどを提供するファミリーレストラン、ソボー。
店名のSoBoは”Sophisticated Bohemian(洗練されたボヘミアン)”から来ています。元々はフードトラックで料理を提供していましたが、非常に人気でレストランとしてお店をオープン。
まるで何度も来ているかのようなアットホームな雰囲気のお店で、お値段も比較的お手頃。オーガニック・グルテンフリー・ベジタリアンメニューもあります。

シーズンにもよりますが、お寿司や蕎麦、生春巻きなど、アジア料理にインスパイアされた創作料理も目立ちます。SoBoの創作料理は、レシピ本にもなって店内等で販売されていますよ。お店の料理が気に入った方は、レシピ本もチェックしてみてくださいね。

●トフィーノ・ブリューイング・カンパニー(Tofino Brewing Company)

トフィーノクラフトビール
photo from Facebook | Tofino Brewing Company

ビール好きの方にオススメなのが、トフィーノにある醸造所のトフィーノ ・ブリューイング・カンパニー。
まずは飲み比べができるテイスティングセット「ビアフライト(Beer Flight)」をオーダーして、自分の好きなクラフトビールを見つけてみてください。
お気に入りを見つけたら、通常のグラス「パイント(Pint)」で注文したり、お土産用に店内でビールを購入することもできます。トフィーノ・ブリューイングのクラフトビールはボトルデザイン/ラベルも素敵なので、パケ買いもありかもしれません♪

Tofino Brewing Company
WEB : http://tofinobrewingco.com/

●シェルター・レストラン(Shelter Restaurant)

トフィーノ
photo from Facebook | Shelter Restaurant

自家農園と隣接したこのレストランでは、自家栽培をしたオーガニック野菜、バンクーバー島産のお肉、地元の漁師が提供する獲れたてのサーモンや海老などを使った料理を提供しています。レモンや塩でシンプルにいただく生牡蠣もおすすめ!

木造の温もりある店内で、家族友人とゆっくり贅沢な時間を過ごせるでしょう。先に紹介したトフィーノ・ブリューイング・カンパニーのテイスティングセット「ビアフライト(Beer Flight)」もこのお店で取り扱いがあります。

Shelter Restaurant
WEB : http://www.shelterrestaurant.com/

●コモン・ローフ・ベイク・ショップ(Common Loaf Bake Shop)

地元の人に愛される小さなベーカリーカフェ、コモン・ローフ・ベイク・ショップ。
トフィーノのダウンタウンにある真っ赤な建物が目印です。
オーガニックコーヒー、数ドルで買えるマフィンやクッキー、クロワッサンなどの他、サンドイッチやブリトー、パニーニなどのランチメニューもあります。特にシナモンロールが巷で人気です!

5. トフィーノの宿泊施設&キャンプ

トフィーノのホテル
photo from Facebook | Wickaninnish Inn

トフィーノには様々な宿泊オプションがありますが、人気の宿泊施設は半年以上前から予約で埋まると言われています。
トフィーノで空室の宿泊施設を見つけられない場合は、車で30分ほど南下したユクルーレット周辺で宿探しをしてみてください。

トフィーノ観光局のサイト(英語)では、「リゾートホテル・ホテル」「モーテル」「ホステル」「イン + ベッド&ブレックファスト」「バケーションレンタル&ゲストハウス」「キャンプ・キャンピングカー(RVs)」ごとに宿泊施設を紹介してくれています。

贅沢な旅を楽しみたい方は、一度は泊まってみたいリゾートホテルと言われている「Wickaninnish Inn」や「Black Rock Oceanfront Resort」などを是非チェックしてみてくださいね!

6. トフィーノの有名行事

春〜夏にかけて開かれるトフィーノの有名行事をご紹介します。

●毎年3月〜4月頃「Pacific Rim Whale Festival」

トフィーノ
photo from Facebook | Pacific Rim Whale Festival

毎年3月から4月にかけて、約17,000頭のコククジラ(Grey Whales)がメキシコのバハ・カリフォルニア半島周辺から北上してきます。トフィーノは彼らの回遊ルートになっていて、運が良ければ沖合からクジラの潮吹きが見えることもありますよ。この時期に約数週間かけてトフィーノでホエール・フェスティバルが開かれます。特に子どもが楽しめるイベントが盛りだくさんです。

Pacific Rim Whale Festival
WEB:https://www.pacificrimwhalefestival.com/

●毎年6月「Tofino Food and Wine Festival」

毎年6月の週末にかけて行われるこのフェスティバルは、遠方からの参加者も多いトフィーノで最も盛り上がるイベントの一つです。ローカルの料理、ワインやビールを屋外で太陽の光を浴びながら楽しむことができます。
チケットは、イベントの公式サイトで購入可能。非常に人気のイベントのため、チケットは毎年完売しているそうです。先に紹介したトフィーノ・ボタニカル・ガーデンで開催されます。

Tofino Food and Wine Festival
WEB:https://tofinofoodandwinefestival.com/

●毎年7月「Pacific Rim Summer Festival」

トフィーノフェスティバル
photo from Facebook | The Pacific Rim Arts Society

約1週間にわたって開かれる、トフィーノ最大のミュージックフェスティバル
国内外から招かれた様々なジャンルのミュージシャン・ダンサーが登場し、トフィーノ・ユクルーレットの町が音楽で盛り上がります。The Pacific Rim Arts Society主催のフェスティバルで、先住民の音楽を聞けるチャンスもありますよ。ほとんどのコンサートが無料です。

Pacific Rim Summer Festival
WEB:https://pacificrimarts.ca/

7. ナナイモ〜トフィーノの道中で是非立ち寄りたいスポット4つ

●パークスビル「Parksville」とクームス「Coombs」

パークスビル

以前にLifeVancouverの記事でも紹介した、浅瀬のビーチが美しい「パークスビル」と、屋根の上で生活する山羊がトレードマークのマーケットがある「クームス」。クームスは年々新しいお店が増えているので、ちょっと立ち寄って買い物や食事をするのにぴったりの場所です。

バンクーバー島

●キャメロン湖「Cameron Lake」

ナナイモから車で約50分弱、島を北上中に突如右手に現れる巨大な湖が「キャメロン湖」です。
風のない日には、壮大な山々が湖に映り静かな美しさが漂います。ハイウェイ沿いにいくつか停車スポットがあり、湖の近くまで行くことができます。

もしくは、Little Qualicum Falls Provincial ParkMacMillan Provincial Parkからもアクセスが可能です。

●マックミラン州立公園のカセドラル・グローブ
「Cathedral Grove in MacMillan Provincial Park」

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ナナイモから車で約50分。樹齢約800年の巨大なダグラスモミの原生林が残されている州立公園です。公園内には3種類のトレイルがあり、緑がうっそうと茂る森の中を気軽に散策することができます。トレイルの一つ「Old GrowthTrail」は、キャメロン湖へ繋がっています。

そのほかにも、ちょっと遠回りをしてもOKという方には、洞窟探検ができるHorne Lake Caves、クームスの近くにあるEnglishman River Falls Provincial Parkなどもオススメです。

8. トフィーノへの行き方

最後に、バンクーバーもしくはナナイモからトフィーノへの行き方をご紹介します。

●ナナイモから車で(ナナイモ経由)

ナナイモからトフィーノまでは、車で約3時間かかります。

●バンクーバー、ナナイモ、ビクトリアなどからバスで

トフィーノバス
photo from Facebook | Tofino Bus

バンクーバー、ナナイモ、ビクトリアなどとトフィーノ・ユクルーレットを結ぶ長距離バス「Tofino Bus」。オンラインでチケット購入可能です。ナナイモからトフィーノ行きのバス乗車時間は約4時間。シーズンや乗車時間などによって運賃は変動します。

●バンクーバーから小型飛行機で

バンクーバーからトフィーノまで、小型飛行機を使うとたった1時間で行くことができます。金額はシーズンなどにより大きく異なりますが、片道約150〜300ドルほどかかります。
持ち込み荷物の制限がある点と、悪天候の際は便がキャンセルになることが多々ある点に注意です。冬には運行していない会社もあります。

また、トフィーノ空港は非常に小さく、空港からダウンタウンまでの交通手段はタクシーかホテルのシャトルバスになります。空港からホテルやダウンタウンまでの交通手段は、事前に確認をしておきましょう。

Pacific Coast Airline
http://www.pacificcoastal.com/

Harbour Air Seaplane
https://www.harbourair.com/

Tofino-Long Beach Airport (YAZ)
http://www.tofinoairport.com/

●バンクーバーからナナイモヘのアクセス方法

バンクーバーからナナイモヘのアクセスは、フェリーもしくは水上飛行機が便利です。LifeVancouverの過去記事を是非参考にしてください。

ナナイモ

ナナイモ


以上、トフィーノの観光情報をお届けしました。

トフィーノの天候は同じバンクーバー島にあるビクトリアやナナイモと大きく違うので、旅行時の天候や気温をしっかり確認してお出かけください。

まだカナダの太平洋側のビーチを訪れたことがない方は、ぜひこの夏トフィーノへ!

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