【写真】カナダ最大10kmマラソン、バンクーバーサンラン(Sun Run)参加してみた

   
  

カナダBC州バンクーバーの4月の恒例行事で、カナダ最大の10kmマラソン大会といえば、Vancouver Sun Run (バンクーバー・サン・ラン)です。

コロナ禍のため2020年、2021年と in-person での開催が延期されていましたが、2022年はついに in-person での開催となりました!

そして、LifeVancouverスタッフが今回 Sun Run に初参加してきたので、一体どんなマラソン大会なのか、どんなルートを走るのか、その魅力など写真多めに紹介したいと思います。


 

バンクーバーで人気のSun Runとはどんなマラソン大会なの?

バンクーバーの新聞社 The Vancouver Sun が主催のマラソン大会「Vancouver Sun Run」(以下 Sun Run)。

1985年の開始以来、カナダでは最大規模の10kmマラソン大会として知られていて、北米でも3番目の規模とされています。Sun Runは元々、ランニングのメリットの促進と健康の改善、陸上競技をサポートすることを目的に始まりました。

最初の大会では3,200人の参加者が集まったといわれ、その後参加人数は増えていき、2011年にはなんと60,000人のランナーがサンランに登録!直近では2021年はバーチャルレースが開催され、2020年はイベント自体がキャンセル、コロナ禍前の2019年は43,000人が参加していました。

Sun Run では、10kmのマラソンだけでなく、2.5kmのミニマラソン「Shaw Mini Sun Run」もあり、小さい子どもからお年寄りまで誰でも参加できます。

実際参加してみて分かったのですが、車いすの方やストローラーを押しながら走っている人、小さい子どもがパパと一緒に並んで走ったり、夫婦と思われるお年寄りの方が仲良く走っていたりと色んな人がいました。歩いている人もたくさん!

また、2022年はバーチャルで開催されたり、 in-person とバーチャルのハイブリッドでのSun Runも行われました。(ハイブリッド参加者には、レースメダルも費用に含まれていました)

さらに、翌日のVancouver Sunの新聞には自分の名前と成績も載るので、記念にもなりますよ。

 

Sun Runの参加費用は?

2023年のSun Run参加費用(in-person)は以下のようになっていました。来年は価格が同じとは限らないのですが、参考になれば幸いです。早割がある時期に申し込むのが吉です。

ちなみに、 in-person での開催日は2023年4月16日(日)です!

★個人10km / チーム 10km (in-person)
早割価格 54ドル (1月31日まで)
通常価格 64ドル(個人:2月21日~4月13日まで)

★Shaw ミニ Sun Run 2.5Km(in-personのみ)
1カ月~18歳 早割価格 25ドル / 通常価格 32ドル
19歳以上 早割価格 40ドル / 通常価格 45ドル

※参加費用にはゼッケンとその年のデザインのスーベニアTシャツ、スタートからゴールまでのタイムを記録してくれる「タグ」が含まれています

また、個人で申し込むともらえるTシャツの背面は無地なのですが、チームで申し込むと、背中にチームの名前をプリントしたTシャツがもらえるので、より結束力が高まりますよ。(テンションも上がるはず!)

 

Sun Run初挑戦その①準備編:開催数日前にレースパッケージを取りに行く

ということで、LifeVancouverスタッフ、バンクーバーで暮らして8年が経過していますが、2022年ついに Sun Run 初挑戦!

元々2020年度のSun Runに個人で登録していたのですが、コロナ禍で結局2022年まで延びてしまっていたんですね~。

2022年のマラソン大会日は4月24日(日)でした。

そこでまず、前日・前々日の4月22日 or 23日にレースパッケージ(ゼッケン、タグ、Tシャツ)をBCプレイスに取りに行く必要がありました。

会場前にはセキュリティの人もいて、持っていたバッグの中身がチェックされて、いざBCプレイスの中へ!

入り口近くのブースでゼッケンももらうために自分の名前を伝えると、自分の番号が書かれたメモ用紙を受け取りました。

その紙を持ってゼッケンを配っている別のブースに行って番号を伝えると、自分用のゼッケンと安全ピン4つをもらうことができました。

スタート地点はゼッケンの色で分けられていて、LifeVancouverスタッフは白エリア(バンクーバー美術館ノースプラザのそばの車道)でした。

ゼッケンにはタグも付いていて、このタグがスタートからゴールまでの時間を計ってくれます。タグがちゃんと自分のものかどうか知るための「Chip Check」というブースもありました。

このブースの機会に自分のタグを読ませて、自分の名前がちゃんと画面に出れば、問題無し!

その後、また別のブースに自分のサイズのTシャツを取りに行きました。2022年はグリーンが印象的なSubwayがスポンサーからなのか、深緑のTシャツでしたよ。Sun Runの後でもパジャマや運動の際にと大活躍してくれます。

全て必要なものをゲットした後は、各ベンダーブースで色んな商品のサンプルをもらうことができました。最初は「参加費ちょっと高いかも」と思っていたのですが、Tシャツのクオリティがよかった(ように感じた)のと、もらえた商品サンプルの量を考えると、「あ、けっこう良心的価格かも・・・」と思うようになっていました。

 

Sun Run初挑戦その②スタート目前編:準備運動をしっかりするのが大事

4月24日(日)、Sun Run当日。事前の予報では雨だったのですが、曇り時々晴れみたいな天気になりました!

LifeVancouverスタッフは白ゼッケンの人が集まるエリアに9時00分頃までには行かないといけなかったので、約20分前くらいに到着しました。

(スタート地点付近には簡易トイレがずらり)

バンクーバー美術館ノースプラザ前にはバンドもいて、テンションを上げてくれるような曲を演奏してくれていましたよ。参加者の皆さんもノリノリで歌ったりしている中、LifeVancouverスタッフは怪我が怖く準備運動を入念に行っていました。

そして時間が近付くにつれて、人がもっと集まり・・・

見渡す限り人・人・人の状況になりました。

Sun Runの規模の大きさをここで実感したわけですが、2022年の参加者は約2万3,000人で、コロナ禍前の2019年は4万人を超えていたので、2022年は余裕で少ない方だったんですね。

白ゼッケンの人たちの予定されていたスタート時間は 9:06 am だったのですが、20~30分ほど(記憶が定かではないのですが)遅れてスタート地点を通過して走り出すことができました。


(バラードストリート×ウェストジョージアストリートのRBC銀行前あたりがスタート地点でした)

 

Sun Run初挑戦その③スタート~ゴールまで編

いよいよ始まったSun Run。まずはスタンレーパークあたりまでウェストジョージアストリートを一直線に走りました。最初から歩いている人もちらほらいましたよ。

LifeVancouverスタッフもSun Runに向けてバリバリトレーニングをしていたわけでは無かった(というかほぼ何もしてない)ので、途中で休憩を挟みながら、完走を目指しました。

普段車が通っている道を自分の足で走るのは不思議な感覚で、いつもとは違う景色を見られたことで、ちょっと優越感というか得した感がありました。

デンマンストリートまで来ると、そのまま次はイングリッシュベイまで真っ直ぐ走行。

ここで1回目のウォーターステーションがありました!ボランティアの方が優しい言葉をかけてくれて、励みになりました。

天気はそこまで良くなかったですが、バンクーバーの人にはおなじみのイングリッシュベイも走りながら眺めることができましたよ。


(バージも見えました。)

また走行ルートの各所に音楽ブースがあって、ランナーをライブミュージックで応援していました。実際走っていたときに、次のブースではどんな音楽が聴けるのかワクワクして、走る力をもらいました。

その後、バラードブリッジまで来ました。バラードブリッジの真ん中あたりで4㎞走ったことになります。個人的に普段車でしか通らない場所だったので、すごい新鮮な気持ちになりました。

途中にはプラカードを持って応援してくれている人もちらほらいて、毎回何が書いてあるのか楽しみにしながら走ることができました。

また、ベルのようなもので応援してくれる人もたくさんいて、テンションが上がりましたよ。応援の力ってすごいです。

バラードブリッジを越えて2つ目のウォーターステーションを通過すると・・・

5㎞地点のストリートはなんと桜並木でした。

LifeVancouverスタッフはここで記念写真をけっこう撮ったため、時間を喰いましたが、桜の木の下を大人数で走ることができて嬉しくなりました。

ストローラーを押しながら走っている人もちらほら見かけましたが、カナダ国旗を掲げての走行はスゴイと思いました。あと、面白い恰好で走っている人もちょいちょいいて、楽しめました。(恐竜のコスチュームの人もいました)

その後、グランビルアイランドの近くのエリアを走り、 6km、7km 地点も通過。途中にファーストエイドブースもありました。


(Terra Breads の皆さんはパンネタのプラカードで応援してくれていました)

8~9km地点では、LifeVancouverスタッフの同僚も応援にかけつけてくれて、記念写真も撮ってくれました。あとで話を聞いたら、最初から2時間くらいずっと応援していたそうで、声が少し枯れてしまったそうです。応援する側も大変ですね・・・。


(こ・・・怖い・・・)

同僚に別れを告げた後も、地道に走りました。

そして、サイエンスワールドもついに見えました!
既に疲れていたのですが、ゴールのBCプレイスまで残り約1㎞くらいだったので、頑張ろうと思えました。

ラストスパートは、途中で止まらずに走り抜けました。


(歩道にいた女性の方が笑顔で「I can do it! I can do it!」と参加者の方を応援していました)

そしてついにゴール!!ゴール付近には一番多くの人が集まっていました。

他のランナーの邪魔にならないように、ゴール地点で記念写真を撮った後は、BCプレイスの中に入りました。

会場内はたくさんの人がいて、椅子に座って休んでいる人もいれば、ベンダーブースに並んでいる人、そして無料で配布されているバナナ(半分にカットされていました)やヘルシースナック、ジュースを食べている人もいました。

また、会場にはステージもあり、盛り上がっていましたよ!今回参加した皆さん、お疲れ様でした!

ちなみにLifeVancouverスタッフは10㎞走ることに慣れていなかったこともあり、終わった後家に帰ってお昼寝をした後も疲労感いっぱいでした汗 翌日も筋肉痛だったので、やっぱり事前にしっかりと準備することが大事だと思いました汗

 

まとめ:まだ参加したことが無い方はSun Runに一度は参加してみては?

ということで、いかがでしたか?

走り終えた後にゼッケン番号を使って自分のタイムを確認すると、LifeVancouverスタッフのタイムは途中何回も休憩を挟んだこともあって1時間を超えていました(^-^;

自分のタイムも分かるので、次回はもっと早く走れるようにしようと思えました。

ちなみに2022年はLucas Bruchetさんが10㎞をなんと 28分29秒で走り切っていました。す・・・すごい・・・。

正直なところ、個人的に最初は Sun Run 参加もあんまり乗り気じゃなかったのですが、こうして走り終えてみると清々しい気持ちになったり、ライブ演奏も楽しめたし、色んな商品のサンプルももらえたし、走りながらバンクーバーのいい景色を眺めることもできたので、また来年も参加したい気持ちになりました。

バンクーバー在住でまだ参加したことがない&興味がある人は、ぜひ次回のSun Runに参加してみてはいかがでしょうか?

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