日本人の海外出稼ぎが今人気?カナダ在住者の感想を調べてみた

   
  

今、若い世代を中心に、日本から海外に出稼ぎをする人が増加傾向にあることを皆さんご存知でしょうか?

その理由として、「海外のほうが給料がいいから」という単純なものだけではなく、年功序列や長時間労働といった日本の働き方そのものに不満があるため出稼ぎをする場合も多いようです。

そこで今回は、SNSで見かけた実際にカナダに住む日本人の出稼ぎに対する感想を集めてみました。

なぜ海外に出稼ぎへ?海外出稼ぎ関連のニュースも

海外に出稼ぎに行く理由としてまず挙げられるのが、賃金の違いです。以下のOECD によるグラフのように、日本(黄線)の平均賃金は1990年から2021年の間でほとんど変化がありません。


photo from OECD Data

ところがカナダ(赤線)では、同じ期間で約1.4倍も伸びています。

さらに、近頃の円安の影響も海外出稼ぎに拍車をかけている要因の一つとなっています。

こうした状況から、特にワーキングホリデー制度の対象となる30歳以下の若者が、海外で働くことを選択肢の一つとしている動きが大きくなっているようです。

※給料の支払いも、日本では基本的に月に1回が一般的ですが、カナダでは2週間に1回のところが多い(※会社によって異なります)ので、人によってはカナダのスタイルの方が自分に合っているという方もいます。

最近は日本で「海外出稼ぎ」関連のニュースも多くなってきた印象で、先日NHKにて放送された番組「クロースアップ現代」でも取り上げられ、実際に日本とカナダの賃金の差が大きいという点を挙げていました。

また、以下の NHKの記事では海外出稼ぎに行った日本人のインタビューがまとめられています。

さらに一例ではありますが、以下の記事ではカナダで働く男性が取り上げられています。ラーメン屋のホールスタッフで月収約50万円ということで、カナダ在住者のなかでも話題になっていました。

 

海外出稼ぎに対して、実際にカナダに在住している日本人の声は?

上記で紹介しているニュースを見ると「カナダをはじめとして海外で出稼ぎしたらいいかも?」と考える方も多いかもしれません。

ここで、カナダ在住の日本人の方が出稼ぎに対してどんな感想を持っているのか、SNSで探してみました。ニュースではあまり語られない税金などに触れている方も多い印象です。

最後に:カナダはワーホリを含む IEC の受け入れ人数を20%増やすことを先日発表

最後になりますが、カナダ政府は2023年のワーキングホリデープログラムを含めたIECの受け入れ人数を20%増やすことを先日発表しており、今まで以上に若者のカナダ渡航を促している状況です。


受け入れ人数20%増!2023年ワーキングホリデービザ、1月9日から申請受け付け開始

賃金の違いだけでなく、労働環境の違いや円安の影響も相まって、海外出稼ぎが注目されている昨今。確かに、日本とカナダを比べると賃金に差があるため、その分稼ぎが大きいのかもしれません。

しかし、言語はもちろんのこと、物価や生活環境も日本とは大きく異なる上に、業種によっても給料の幅がかなり変わってきます。

その違いをきちんと理解したうえで、一歩大きく踏み出してみるなら今がチャンスなのかもしれません。

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