「清水なおみのとっておきレシピ」

こんにちは。清水なおみです。
料理はハートで作るもの！　皆さんも、どうぞクッキングを楽しんでくださいね。

今回は、パイ生地の基本とパンプキンパイをご紹介します。
秋になると食べたくなるパンプキンパイ。北米では、感謝祭やクリスマスには欠かせないデザートです。

Naomi’s Caféでも人気メニューでしたので、一年中作り続けていました。スーパーで売っている缶詰めのパンプキンピューレを使うので、いつでも気軽に簡単に作れます。

そして私から皆さんに特別にお伝えしたい「コツのコツ」は、“パイのフィリングを作ったら、冷蔵庫で２日間寝かすこと”です。

ほんの小さなことなんですが、いろいろ試行錯誤を重ねて研究した結果、こうすることでスパイスがよく馴染んでとてもおいしくなることがわかりました。時間がないときは寝かせずに作ってしまってももちろんおいしいのですが、ぜひ２日間寝かせてみてください。格段においしくなりますよ。

パイ生地にも、ぜひチャレンジしてみてください。

北米のパイは家庭料理のひとつですので、思っているよりずっと簡単に作れます。私のパイレシピは、ショートニング（クリスコ社のものが最適です！）を使いますので、ラードやバターを使ったパイよりも軽くてサックリした仕上がりになり、カロリーを控えている方にもおすすめです。

パンプキンパイのほかにも、アップルパイ、ブルーベリーパイ、レモンパイなど応用自在です。チキンポットパイやミートパイなどのしょっぱい系のパイにもピッタリなんです。

パイの基本を覚えておくと、料理の幅がぐ～んと広がります。すぐには上手くいかないかもしれませんが、何回か練習していると必ず扱いに慣れてきますので、どうぞがんばってみてくださいね。

第7回レシピ（難易度　★★☆）：パンプキンパイ

＜材料：径９インチ（23㎝）のパイ皿・１個分＞　＊北米の１カップは約250mlです。

＜作り方＞

＊パイ生地

①　冷水以外の材料を大きめのボールに入れて、手をすり合わすようにして材料を混ぜる。

②　ポロポロとしたあずき大の粒になったら、冷水を加える。

③　全体を混ぜて、ざっくりまとめ（こねすぎると固い生地になります）、必要な量を取り分けて使う。

＊生地が柔らかいときは、冷蔵庫で少し休ませる。

＊フィリング

①　牛乳以外の材料をボールに入れ、電動ミキサーで軽く混ぜ合わせる。

②　牛乳を入れて、さらに滑らかになるまで混ぜる。

③　２日間冷蔵庫に入れておく。

 
＊成形

①　打ち粉（分量外）をした台の上で、麺棒でパイ生地（基本量の約１/６）を暑さ３㎜くらいに伸ばす。

②　パイ皿にぴったりと敷き詰め、はみ出ている部分を１㎝くらいの余裕を持たせてハサミで切りとる。パイの周囲を指で波型に整える。

③　パイ生地の中にフィリングを流し入れ、400F（200℃）のオーブンで約50分焼く。

＊焼き時間はオーブンによって違いますので、必ず焼き具合を確かめましょう。

＜ポイント＞

主婦の友社から「ナオミのカフェ（Naomi’s Cafe）」好評発売中！Kindleでも購入可能です

1971年から25年間、カナダ人に愛されたニューウェストミンスターのカフェ「Naomi’s Café」。

そんなNaomi’s Café に集まる人たちとの笑いと涙と“愛”にあふれた数々のストーリーと、なおみさんの人生を書き綴った本が、2022年1月31日に主婦の友社から出版されましたよ。

　
ちょっと元気の出ない方、人生に行き詰まっている方、人と関わることがしんどくなっている方。。。

そんな方は、ぜひこの本を手に取って、清水なおみさんに元気を分けてもらってください。Kindleでも購入できるので、カナダ在住の方もぜひ！

また、コロナ禍になって以来のなおみ先生のクッキングクラスが10月1日に開催されました。次のクッキングクラスの日程が知りたい方は、FacebookのNaomi’s Cafe Vancouverを随時チェックしてみてください。

それでは、次回のレシピもお楽しみに。