11月からリッチモンド市が運営する全屋内施設でマスク着用義務化へ。例えばどんな施設が対象?

   
  

先日26日にカナダBC州の衛生管理局長であるボニーヘンリー博士が「BC州民が公の場で非医療用マスクを着用することは今は期待の段階であり、義務化するまでには至っていない」と語っていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか?

そんな中 リッチモンド市では、市が運営する全ての屋内施設で11月からマスク着用を義務化することを発表しました。


 

フェイスシールドのみは認めず。11月1日からリッチモンド市が管理する全ての屋内施設でマスク着用義務化へ

リッチモンド市は2020年11月1日から市が運営するすべての屋内施設でマスクを着用することを義務付けることを決定しました。

リッチモンド市のページには、マスクの着用は新型コロナウイルスの感染リスクを減らしお互いの安全を守るものであるとし、いくつかの例外を除き建物内ではマスク着用が求められます。

例えば、市が運営する施設で提供されるプログラムまたはサービスに参加したり、市が運営する建物内で事業を行っている人もマスク着用の対象となります。

また、フェイスシールドのみは認められないので、マスクできちんと隙間なく鼻、口、あごを覆う必要があります。また、マスク着用後もソーシャルディスタンシングなどの基本的なルールを守る必要があります。

 

リッチモンド市が管理する建物って例えば?


photo from richmond.ca

「え、どの建物が該当するんだろう?」という方はリッチモンド市の All Buildings Listを参考にしてみるといいかもしれません。
(※リストにはマスクを着用義務化に該当しないアウトドアの施設もあります

以下、少し例としてリストから抜き出してみました。コミュニティセンターや図書館、アリーナ、市庁舎などを利用する際注意が必要そうです。

・Minoru Aquatic Centre – Minoru
・Richmond Ice Centre
・East Richmond Community Hall
・Steveston Japanese Canadian Cultural Centre
・West Richmond Community Centre
・East Richmond Library
・Steveston Library

All Buildings List はこちら

また、 Britannia Shipyards National Historic Site、Steveston Museum や Richmond Art Gallery and Museum も対象となります。

 

マスク着用義務を免除される人は?

リッチモンド市が運営する建物内でマスクの着用を免除されるのは以下の人になります。

・5歳以下
・感覚障がい者
・認知障がい者
・身体障がい者
・呼吸器系の慢性的な健康障がいを抱えている方
・マスクを着用することでコミュニケーションの課題が増える可能性のある聴覚障がい者または難聴者
・介助なしでマスクを出し入れできない方

上記が理由で施設内でマスクを着用していない人がいても、外見からは分からないことも十分あるので、非難するのはやめましょう。

 

マスク着用がオプションになる場合はあるの?

以下の利用の際は、建物内でのマスク着用は義務ではなくオプションになります。

・フィットネスクラス
・フィットネスセンターとウェイトルーム
・水泳と水中のプログラム
・9月~6月に運営される許可されたチャイルドケア
・アイススケート
・インドアスポーツ
・ダンス
・武道

フィットネスセンターなどに参加する場合でも、指定されたマスク免除エリア以外ではマスク着用が求められます。つまり、建物の出入り時などではマスクが必要です。
また、ウェイトルームなどにはマスク着用がオプションであることを示すサインなどが用意される予定です。

もちろんオプションなので、マスクを着用して運動などをすることも可能です。

 

最後に:リッチモンド市の運営する施設内でのマスク着用義務化は11月1日からスタートです

ということで、リッチモンド市にお住まいの方はもちろん、リッチモンド市の運営する施設を利用する方はお気を付けください。

リッチモンドの Malcolm Brodie市長は、マスク着用義務の遵守を拒否した人は市の施設に入ることができないと述べましたが、スタッフの方が必要に応じて使い捨てマスクを提供するそうですよ。

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