皆さん、水を無駄遣いしないように気をつけていますか?
メトロバンクーバーで5月15日(日)~10月15日(土)まで給水制限が実施されます。(今後の天候状態で期間が変わります)
なんで給水制限?
去年より約2週間早く始まるメトロバンクーバーの給水制限。(1~4までの4段階あります)
何のためかといえば、もちろん十分な給水量を確保するためです。
市のウェブサイトによると、
夏~早秋にかけてメトロバンクーバーの水の使用量は他の季節の2倍になります。
これはスイミング・プールや食物栽培、運動施設の芝生の管理などが主な理由です。
photo from metrovancouver
そしてレインクーバーと呼ばれるバンクーバーですが、2015年の夏頃は深刻な雨不足で「給水制限ステージ3」まで達する事態にまでなりました。覚えている方も多いのでは?
給水制限ステージ1で守らないといけないこと。
何がダメ?何がOK?
ということで、何がダメで何がOKなのか、幾つかピックアップしてみました。
芝生について
偶数の住所を持つ家:月水土 4am – 9amのみ
奇数の住所を持つ家:火木日 4am – 9amのみ
非住宅にある芝生への水やりが許される時間:
偶数の住所を持つ家:月水 1am – 6amのみ
奇数の住所を持つ家:火木 1am – 6amのみ
全ての非住宅:金 4am – 9am
車やボートの洗浄
車・ボートを洗う際は、水を無駄にしないためにスプリング式または自動のシャットオフバルブがあるホースを使わないといけません。
花や木々への水やり
ステージ1、2の段階では普段の生活通り水やりを行うことが出来ます。ステージ3になるとホースを使うことができなくなり、ステージ4で禁止となります。
ということで、ステージ1はまだまだ優しいですよね。去年のステージ3では以下のことが制限されました。
・すべての非住宅の芝生への散水
・スプリンクラーやホースでの芝生、樹木、低木、花への散水
・車やボートなどを洗わない
(※窓やライトなど安全面で必要な部分を除く)
・私用のプール、スパと庭池の水替え
全ては雨が降るかどうかなのですが、今年はステージ3にならないように今のうちからできることはしておきたいところです。
メトロバンクーバーから「節水のヒント」
でも、普段の生活でどうやって節水すればいいのか、いまいち分かりませんよね。
メトロバンクーバーのウェブサイトでは、家庭内の水の使用率をグラフ化しています。
photo from metrovancouver
こうして見ると、トイレの排水量を少し抑えるだけでも変わりそうですね。
その他にも以下の情報がメトロバンクーバーのウェブサイトに掲載されていました。参考にしましょう。
・芝生への水やりを避けて、現状の給水制限ルールを守る
・湿気を保持するために、木の周りに木の葉や腐葉土を使う
・朝に手で根に近い部分を狙って野菜庭園に水やりをする
・見た目ではなく安全性のことを考えて車をバケツで洗う
・ホースの代わりにほうきで車道を掃く
・シャットオフバルブをホースに取り付ければ使いたいときだけ水が出るようになるので便利
・蛇口をひねって冷たい水が出てくるまで待つのは止めて、水を冷蔵庫に常備しておく
・歯磨き時や皿洗いの際は必要なときだけ水を出す
・短い時間でシャワーを浴びる、回数が多い場合は減らす
・入浴やシャワーに使った水をパティオのプランターにあげる
・洗濯機や皿洗い機は中身がフルになってから使う
・トイレの流水量を減らす
いかがだったでしょうか?
誰にも今年は十分な雨が降るなんて分かりませんよね。
2016年は早めの節水を心掛けて、みんなで賢く夏を乗り切りましょう。
ちなみにバンクーバーの水道水事情について以前ライフバンクーバーでも記事にしたので、こちらもチェックしてみてくださいね。