以前こちらでご紹介した、吉永小百合さんと坂本龍一さんが5月4日(水)、映画「母と暮せば」の舞台挨拶でVancity Theatreに来るというニュース。
photo from 公式サイト『母と暮せば』
ライフバンクーバースタッフ、行って参りました!
そしてお二人の写真、撮ってきましたよ~!!
会場暗くてブレまくっててすいません。
6:15pm / めっちゃ行列
どうですか?この人だかり。
通行人の何も知らない方は
「What’s happening here!?(何が起こってるんだ!?)」
って言ってましたね。なので
「日本の映画界と音楽界の大物2人がクル━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
ってドヤ顔で答えときました。
行列はこの時点で上のようになっていました。
開場は18時半でしたが、早い人はお昼の12、13時くらいから並んでいたみたいです。本当にお疲れさまでした!
6:30pm – 7:30pm / 入場&待機
実はそこまで大きくない会場だったんですよね。
明らかに並んでいる人全員が入れない席数で、恐らく泣く泣くご帰宅された方も多かったのではないでしょうか(´;ω;`)ウッ
その後、一般の方も入場。皆さんワクワク!
7:30pm / 吉永小百合さん、坂本龍一さん登場
(↑1番キレイに撮れた)
お二人が登場する前は会場がシーンとなり、異様な緊張感が漂っていました。
そして主催者の方から挨拶があり、いよいよお二人が後ろから登場!!
歩いているそのお姿。やはりオーラが違います。
一斉に大きな拍手が巻き起こりました!
実はお二人、UBCのチャンセンターで5月3日(火)に開催された原爆詩朗読会のためにバンクーバーにいらしていたんですよね。
まず、吉永小百合さんから英語でスピーチがありました。
今夜、坂本龍一さんとここにいられることをとても嬉しく思います。
この映画には長崎の原爆で亡くなった息子の母役として出演し、私にとって119番目の映画出演作品となりました。
そして、坂本龍一さんは素晴らしい音楽をこの映画のためにつくってくださいました。
私は過去30年間、詩の朗読をしています。
昨日は坂本さんと一緒にUBCを訪れ、原爆詩朗読会を開催しました。
そして今日、私にとって想い出深い作品の一つとなった映画「母と暮せば」がバンクーバーで上映されます。
心の底から皆さんがこの映画を楽しんでくれることを願っています。
本当にありがとうございます。
英語で一生懸命、でも堂々と話されていました。そして、笑顔でお辞儀をする姿や、戦争のことを話す際の真剣な顔、大女優なのに全く気取らない姿勢がとても印象的でした。
続いて坂本龍一さんのスピーチも英語で始まりました。
実は、2014年6月末に中咽頭癌と診断され療養中だった坂本龍一さん復帰後初となる作品がこの「母と暮せば」なんですよね。
坂本龍一です。今回、映画の音楽を担当しました。
2014年に私はツアーに出てました。
そんなある日、山田洋次監督と吉永小百合さんが一緒に控室にやって来て、「次の映画の音楽を担当して欲しい」と言うんです。
2人のレジェンドが、です!もちろん断れるわけがありませんでした。
それで全ての仕事をキャンセルしました。あ、治療に専念するためにですよ(笑)その療養中にピアノで作曲したものが、今回の映画に使用されています。
この映画は心温まるファンタジーです。
でも実際には長崎で起きた悲劇、母と原爆で死んだ息子が描かれています。
映画の終わりには私が作曲して、才能ある長崎の皆さんが歌った「レクイエム(鎮魂歌)」も流れます。
それでは吉永小百合さん主演の映画「母と暮せば」をお楽しみください。
坂本さんが話始める際には「おかえり!」との声も聞こえ、多くの方が復帰を喜んでいるかのように暖かい拍手が。
実は以前もバンクーバーでコンサートを行ったことがあるので、そういった意味での「おかえり」でもあったかもしれません。
また、ユーモアを交えながら英語で喋る姿はさすがでした。お顔を見ても元気そうで、一安心。真面目な顔で語る合間に見せる笑顔が印象的でした。
おそらくお二人合わせて10分程度の舞台挨拶だったのですが、大物二人の登場に皆さんとても満足されていたようでした。
10pm前 / 映画鑑賞終了
舞台挨拶の後、すぐに映画が始まりました。
ネタバレになるので内容は言いませんが、
LVスタッフ、泣きました。
鑑賞後は多くの方が「良い映画だった。泣いた。」と言っていましたよ。
(↑ブレていない写真を見ることができます)
今回のチャンスを逃したという方、また家でも観たいという方は、日本時間の6月15日にはDVDとBlu-rayが発売されるので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
ぜひ一度観てみてくださいね!
映画『母と暮せば』
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