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2014年バンクーバーの気になるベスト3

   
  

バンクーバーの老舗フリーペーパー、 Straightによる毎年恒例の特集
「読者が選ぶ、今年のバンクーバー・ベスト3」
実は今年の9月に特集されていたのですが、2014年の振り返りとして、ご紹介します。

straight

調査したカテゴリーはなんと270種類。今年で19回目の特集だそうです。

その中から、LifeVancouver的に気になるベストをいくつかピックアップしてご紹介します。

人気のエリア

やっぱりまずは人気のエリアから。

バンクーバーエリア
Photo: slaaven on Flickr

1.Kitsilano(キツラノ)
お馴染みのキツラノがやはり堂々1位。
ビーチもあり、ルルレモン本社もあったりするので、健康的なイメージでバンクーバーっ子が愛してやまないエリアですね。

2.Mount Pleasant(マウントプレザント)
メインストリートのこのエリアも、ヒップなスポットとして注目されやすいですね。
オシャレなアパレル系のお店も立ち並んでいるので、ファッション好きな女子には特に人気です。

3.West End(ウエストエンド)
ダウンタウンの西側の住宅地が広がるエリア。こちらはダウンタウンにありながら自然も多く、イングリッシュベイのビーチ付近も観光スポットとして有名ですよね。

もっとも自慢なコト VS 恥なコト

ある意味、バンクーバーっ子が地元を語る時によく話題にするネタともいえます。

自慢なコト
スタンレーパーク
Photo: Kenny Louie on Flickr

1.自然の美しさ
これは誰もが異議なし!ではないでしょうか。都心に近い場所に野生動物が住む自然があるのはバンクーバーの魅力のひとつですよね。

2.スタンレー・パーク
以前、英語ライフの記事でもお伝えしましたが、世界一の公園にも選ばれましたしね!

3.2010年バンクーバー冬季オリンピック
世界中から注目されましたからね。オリンピックは今でも「あの時は」とネタにしている話題のひとつではないでしょうか。

恥なコト
スタンレーカップ暴動
1.2011年のスタンレーカップ暴動
堂々の1位は、バンクーバー史上の汚点の一つであるこの暴動です。
カナダ人にとってオリンピック以上に重要なホッケーゲームの一つであるスタンレーカップ。2011年に地元バンクーバーのチーム、カナックスが本拠地であるバンクーバーで大敗したことで暴動が起こりました。
世界中のニュースでも報じられ、恥ずべき事件として語り継がれています。

2.ダウンタウンの東側エリア
バンクーバーに来たばかりの頃、誰もが忠告を受けたであろう「このエリアには近づくな」という場所。麻薬中毒者やホームレスであふれるエリアとして皆が近寄るのを避けたがるところ。

3.高い住宅費と物価
世界で一番住みやすいというのは、本当なのか?と思うほど高い住宅費と物価は人々のグチのひとつ。まぁ、日本人からすると東京よりもマシだとは思いますけれど….。

今年最もダメだった政治動向

(2014年9月時点)

BCTF

1.「ノーザンゲートウェイ」パイプライン計画の承認
1位はバンクーバーっ子の反感を買ったコレ。アルバータ州で生産したアジア向けの石油を太平洋岸に送るためのパイプライン「ノーザンゲートウェイ」敷設事業。カナダ政府が6月にこの事業を承認しました。
このラインには景観の美しい山岳地帯や先住民地区があり、環境破壊が懸されています。
自然好きのバンクーバー市民は、この承認にもう超ガッカリ!!

2.自転車専用道路の拡張
市の政策として、バンクーバーの自転車専用レーンはどんどん拡大。環境に優しい交通手段として、自転車の利用者を優遇しているためなんでしょうけど、バンクーバー市民の一部には意外と不評。
特にダウンタウンでは自転車専用レーンが幅をきかせているので、駐車スペースや自動車の交通にしわ寄せが来ていると思っている様子。
夏ならまだしも、雨の多い時期に自転車利用者は減りますしねぇ….。

3.BC州政府とBC州教師連盟との争議
公立学校で、賃上げと小クラス制実現などを要求して、BC教師連盟(BCTF)が行った3ヶ月に渡るストライキ。先生達のストとなると子供たちも学校へ行けなくなるし先生たちもお給料が入らないしで、とても影響が大きかったこの争議。
先生たちの賃上げの成果があったものの、物価にくらべるとまだまだ低い状況。ただし、パンク寸前だったクラスサイズが改善され、子供達が受けられる教育の質があがる成果を得ました。
期間中は、先生達がプラカードを下げて学校前に立ち、通る車がクラクションで応援するという場面がよく見られましたね。

今年建設中の新しいコンドミニアム

不動産投資で世界的にもいまだ人気のバンクーバー。今年も新しいビルやコンドの建設が着々と進行しました。
(コンドミニアム=住居用ビル。日本でいうマンションの事)

バンクーバーハウス

1.Vancouver House(バンクーバーハウス)
ダウンタウンのグランビル橋のふもとで、今年着工された「バンクーバーハウス」という名の高級高層コンドミニアム。総床面積600,000スクエアフィート(約55800平方メートル)、地上58階建。
グランビルアイランドの見える海辺という立地と、近未来的な独特の建築デザインでも注目されています。完成予定は4年後の2018年。公式サイトはこちら

2.Marine Gateway(マリンゲートウェイ)
スカイトレインのカナダラインに乗っていると、マリンドライブ駅付近で見えてくる現在建設中の建物が「マリンゲートウェイ」。
地上38階建の北棟と29階建の南棟の二つの棟、下階層には映画館や巨大なスーパーマーケットを含むショッピングエリアとオフィスエリアで構成されます。 順調にいけば、現在のところ2015年の秋に完成予定とのこと。公式サイトはこちら

3.Trump International Hotel & Tower Vancouver(トランプインターナショナルホテル&タワーバンクーバー)
世界的な超大富豪ドナルド・トランプ氏のホテル事業による高層コンドミニアム。ダウンタウン西側に位置し、地上67階建て、22階までが高級ホテル「トランプ・インターナショナル・ホテル」、23~67階がコンドミニアム。
最低価格が1ベッドルームで$619,900(約7440万円くらい※2014年12月24日現在)。
住民はホテル内のシャンパン・バー、スパ、プール・バーだけでなく、プライベート・ジェット、運転手付きロールスロイスも利用できるそうです。
なんでしょうか、「花より男子」の漫画でしか聞いた事がない単語ばかりで、私には意味がよくわかりませんが、とにかくスゴそうです。
2016年春の完成予定。公式サイトはこちら

他にも、「ベストなビール醸造所」「ベストなショッピングモール」「ベストなローカル有名人」「ベストなカヤックレンタル店」「ベストなワークアウトジム」「ベストなコミュニティーセンター」などなど、興味深いものから、細かすぎるものまで、いろんなベスト3がありますので、気になる方はStraitのベスト3特集をチェックしてみると面白いかと思いますよ。

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