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カナダ・バンクーバーのカーシェアリング Evoの新規登録から使い方まで徹底ガイド

   
  

カナダBC州バンクーバーに暮らしていると、維持費などを考慮して「車を持っていない」という方も多いかと思います。

そこで便利なのが、レンタカーよりも手軽に車を利用することが出来る「カーシェアリングサービス」(Car Sharing Service)です。

今回は、バンクーバーの街中でよく見かけるカーシェアリングサービスの一つ「Evo」(イーボ)についてご紹介します。新規登録から特徴、実際の使い方まで網羅しているので、ぜひ利用の際の参考にしてみてください。

バンクーバーで人気のカーシェアリングサービス「Evo Car Share」とは

Evo Car Share(以下、Evo)は2015年3月にバンクーバーで創業したカーシェアリングサービス会社です。親会社はブリティッシュコロンビア自動車協会(BCAA)で、2023年6月時点でグレーターバンクーバーとビクトリアでサービスを展開しています。

以下の写真にもありますが、ルーフにサイクルキャリアを備えたトヨタのプリウスハイブリッド車を利用できます。

通常レンタカーは指定の場所で車を受け取り、ガソリンを満タンにして指定の場所に返却するのが一般的です。

しかしEvoは一度登録すれば面倒な手続きをすることなく、スマホ一つで使いたいときに手軽に使うことが出来ます。
また、使い終わった後は街中でいつでも返却(END TRIP)出来、ガソリンの補充等もしなくていいんです!

自分の車の様に気軽に、使いたいときに使えるのがEvoの最大の魅力です!

料金システム


photo from Evo.ca

料金は時間制となっています。

基本料金は以下の通りです。

1分 :$0.49  +Tax
1時間:$17.99  +Tax
1日 :$104.99 +Tax

この基本料金に「All access fee」の$1.25が上乗せされます。
All access feeとは車の清掃、駐車場代、ガソリン代、保険代、メンテナンスなどのサービス費用となっています。

また、初回登録費用として$35 +Taxに加え、年会費の$2が掛かります。

例えば45分利用した場合、0.49 x 45 + 1.25 = $23.30
となりますが、1時間分の料金よりも高くなる場合は1時間分の料金となります。

なのでこの場合は17.99 + 1.25 = $19.24 + Tax
となります。

通常レンタカーを借りると、「基本料金+保険料+ガソリン代…」のような感じで意外と費用が掛かりますが、Evoだとその辺が含まれているのが良心的ですよね!

車の予約の仕方


photo from Evo.ca

車の予約はアプリ上で行います。
Evoアプリを起動すると現在使える車が表示されます。


photo from Evo app

利用したい車を選択しましょう。
このとき、ガソリンの量も確認できます。
事前にどの程度入っているか分かるので安心して利用できますね!

photo from Evo app

「BOOK NOW」を押すと30分間、その車をホールドすることが出来ます。

この画面でキャンセルする分には料金は発生しません
ただし、短時間に何度かキャンセルを繰り返すとペナルティとして30分~1時間程新たに予約することが出来なくなるので注意してください。


photo from Evo app

この車を使う場合は車の近くで「Unlock」を押すと、車体の傷を確認する画面に移動します。


photo from Evo app

もしここに登録されていない傷を見つけた場合は「ADD NEW DAMAGE」から報告することが出来ます。
終了する場合は画像右上の「Done」をタップしてください。

その後ドアのロックが解除されます。


photo from Evo app

車を一時駐車し、その後も引き続き利用したい場合は車から降り、画像左下の「STOPOVER」をタップしてください。
そうするとドアがロックされます。

カーシェアを終了する場合は「END TRIP」をタップしてください。
これで返却完了です。

すべてアプリ上で完結するのは非常に使いやすくて便利ですよね!
ちなみに車の鍵は助手席側のダッシュボード内に入っています。

Evoに登録するために必要なもの

Evoの登録に必要な書類は以下の通りです。

個人情報

電話番号、メールアドレス、住所が必要です。
また、18歳未満の方はEvo Car Shareを利用することが出来ません。

カナダの運転免許証

Evoに登録するためにはカナダの免許証が必要になります。
また、免許証は以下の条件を満たしている必要があります。

・18歳以上であること
・Class7以上であり、免許を取得してから2年以上経過していること
・過去24カ月以内に2回以上の交通違反を犯していないこと
・6点以上の運転違反、またはカナダの刑法に該当する犯罪がないこと
・免許停止期間ではないこと

登録者本人の顔写真

登録者の本人確認のため、アップロードが必要です。

ドライビングレコード

過去の運転歴や運転違反等の有無を証明するために必要です。
こちらからオンラインで申請し、メールで受け取ることが出来ます。

LifeVancouverスタッフがEvoに登録したときは日本の免許からBC州の免許に切り替えたばかり(カナダでの運転履歴がゼロ)でしたが、問題なく申請が通りました。

クレジットカード

Evoで発生した料金はクレジットカードでのお支払いとなります。

新規登録の手順

必要な書類が集まったら早速登録してみましょう!
スマホもしくはパソコンで簡単に登録することが出来ます。

こちらから新規登録することが出来ます。

新規メンバー登録の流れは以下の様になります。


photo from Evo.ca

名前や電話番号、メールアドレスを入力しましょう。


photo from Evo.ca

免許証の顔写真が映っている面(表面)の画像ファイルをアップロードしましょう。


photo from Evo.ca

続いてシリアルナンバーが載っている面(裏面)をアップロードします。


photo from Evo.ca

本人確認のため、生年月日などの情報を入力する必要があります。
「Driving License Number」には免許証の表面、DLの横にある7桁の数字(下記画像参照)を入力して下さい。


photo from British Colombia Government

赤枠で囲まれた7桁の数字がDriving License Numberになります。


photo from Evo.ca

登録者本人の写真をアップロードしましょう。
写真はスマホで自撮りしたものでも大丈夫です。


photo from Evo.ca

プロモーションコードなどがあればここに入力して下さい。

友達からの招待コードはここでは利用できません!
登録完了後、マイページにて入力できます。


photo from Evo.ca

お支払いに使うクレジットカードの情報を入力しましょう。

ここまで入力すると、登録したメールアドレス宛にEvoからメールが届きます。

ICBCから送ってもらったドライビングレコードを登録したメールアドレスからEvoにメールで送信しましょう。

承認には数日かかることもあるので気長に待ちましょう。


photo from Evo.ca

これで登録は完了です!

END TRIPが出来る場所

EvoはHome Zone内の駐車出来る場所であればどこでもEND TRIPすることが出来ます

【バンクーバー】エリアマップ

photo from Evo.ca

まず前提として使用している車がHome Zone内になければEND TRIPすることが出来ません。
バンクーバー市内とノースバンクーバーの一部がHome Zoneとなっています。
Evoのアプリでも自分の今いる位置がHome Zone内かどうかを確認できます。

【END TRIPすることが出来る場所の例】


photo from Evo.ca

END TRIP出来る場所について詳しく解説します。

路上に設置されているメーターパーキング

バンクーバー市内であれば路上に点在するメーターパーキングでEND TRIPすることが出来ます(停車禁止と明記されている場合は不可)。
もちろん駐車料金をお支払いする必要はありません!

Evo Car Shareの標識がある駐車場


photo from Evo.ca

立体駐車場や街中のコインパーキングなどで見かけるこの標識。
この標識がある駐車場であれば指定のエリアでEND TRIPすることが出来ます。

制限時間制の駐車可能な標識のある場所


photo from Evo.ca

制限時間付きの標識がある場所はEND TRIPすることが出来ます。

サテライトパーキング

Home Zone内ではありませんが、以下の指定エリア内ではEND TRIPすることが出来ます。

・グラウスマウンテン
・パークロイヤル(P5)
・Park’N Fly(YVR空港) ※駐車料金$5必要
・メトロタウン(Central通り側の駐車場屋上部分)
・ブレントウッドモール(P1にカーシェアリング用のパーキングエリアあります)
など

詳細なエリアはEvoアプリ内から確認してください。

Park’N Flyに駐車する際はナンバーを登録する必要があります。
係員に駐車することを伝え、ナンバーを登録してもらいましょう。
Evoのサイトにも停め方が記載されているので、併せてチェックしてみてください。
Park’N Fly at YVR Airport

END TRIP出来ない場所

時間指定のあるメーターパーキング

画像のように駐車禁止時間が記載されているメーターパーキングではEND TRIPすることは出来ません。

制限時間が1時間のみの駐車可能エリア


photo from Evo.ca

1時間のみの場所ではEND TRIPしてはいけません。

Evoの標識がない駐車場

Evoの標識がない立体駐車場、スーパーマーケットや公園に隣接した駐車場などではEND TRIPしないでください。

END TRIPしてはいけない場所に車を停めると$300以上のペナルティが課せられる場合があります。

公式サイトにもEND TRIP出来る場所と出来ない場所が記載されているので、チェックしてみてください。
Evo.ca Parking

最後に:もう一つの人気カーシェアリングサービス「Modo」について


photo from modo.coop

Modoは1997年創業のカーシェアリングサービス会社で、BC州においてカーシェアリングの先駆けとなった会社ともいえます。

カナダに来たばかりの方で「Modo と Evo、どちらが使い勝手がいいの?」と思う方もいるのではないでしょうか?EvoとModoの違いを解説します。

カナダに来て日が浅い方は日本の運転記録が必要

Modoに登録する際、直近2年間のBC州での運転履歴がない場合、申請が少し面倒です。
BC州の免許に切り替えて2年未満の場合、BC州でのドライビングレコードに加え、日本でのドライビングレコードも必要になります。

そのため、日本のドライビングレコードを発行し、ICBCに翻訳してもらい、それをModoに提出しなければなりません。
また、Modoに提出する書類のPDFファイルを印刷し、手書きで記入したものをメールで送る必要があります。

EvoとModoの違いについて

Evo Modo
初回登録費用 $35 + Tax マンスリープラン:$0
Plusプラン:$500(退会時に返却)
会費 年間$2 + Tax マンスリープラン:月$6 + Tax
Plusプラン:年間$1 + Tax
料金計算方法 利用した時間 利用した時間 + 距離
チャージ料金 All access fee:$1.25/trip Co-op innovation fee:$1.50/trip
レンタル開始・終了場所 開始:アプリに表示されている車を予約
終了:Home Zone内の駐車可能な場所
開始:アプリに表示されている車を予約
終了:開始した場所と同じ場所に戻す
車の種類 プリウスが9割(たまにKIAの車など) コンパクト~バンまで多種多様

ModoはEvoと比べると車の選択肢がたくさんあるため、使用用途によって車種を変えられるのが便利ですね!
どちらも一長一短あるので自分の目的に合う方を選びましょう。


ということで、車が使えると行動範囲が一気に広がりますよね!

LifeVancouverスタッフが試したところ、Evoは1日以上のレンタルも出来ました。
2日以上の利用を考えている方は事前にEvoに連絡するようにしてください。

「Evo Promotion code」という感じでネット検索すると、初回登録費用の$35をセーブ出来るコードが見つかるかもしれませんよ。

photo from Evo.ca

※プロモーションコードを掲載しているサイトにつきましては、自己責任でご利用ください。

バンクーバーの街中で必要な時にいつでも車を使えるEvoを使ってみてはいかがでしょうか!!

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