バンクーバーで『日本の母子手帳』を手に入れる方法とは?

   
  

日本では妊婦さんが常に携帯している『母子健康手帳(以下、母子手帳)』ですが、残念ながらカナダには存在しません。

しかし、バンクーバーで日本の母子手帳をもらうことは可能なんです!

今日は、バンクーバーで日本の母子手帳を手に入れる方法などをご紹介します。

1.バンクーバーの日本国総領事館で「母子手帳」を手に入れよう

↑バンクーバーの日本国総領事館入口

バンクーバーのダウンタウンにある日本国総領事館では、日本の母子手帳を無料配布しています。
ビル9階の領事館のパンフレットやフリーペーパーが置いてある机に母子手帳も並んでいるので、無料で持ち帰ることができます。

よく分からない場合は気軽に係員さんに尋ねてみてください。

また、領事館へ直接行くことが難しい場合は、郵送してもらうことも可能です。
その場合は、「母子手帳の郵送希望」のメモと3ドル以上の切手を貼った大きめの返信用封筒を領事館宛に送りましょう。

※母子手帳を受け取る際に、妊娠を証明する必要はありません

在バンクーバー日本国総領事館
住所:900-1177 West Hastings Street, Vancouver, BC V6E 2K9 [MAP]
電話:(604) 684-5868
WEB:https://www.vancouver.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

2.母子手帳には、何をどう記録すれば良い?

母子手帳には、妊娠中の経過や体調、乳幼児期の健康診査、予防接種の記録などを残しておきましょう。カナダではもちろん自分ですべて記録することにはなるのですが、全ての情報を一冊に残しておくのは非常に便利です。

エコー検査の写真をはさんでおく人もいるようです。将来懐かしく見返す日も来るかもしれませんね。

3.日本では、母子手帳の提示で割引サービスなども

日本の一部企業や自治体では、母子手帳を提示することで割引などのサービスを受けることができます。

例)イトーヨーカドーのネットスーパー配達割引など

また、日本への一時帰国中に医者にかかる場合でも、母子手帳の記録が役立つでしょう。妊娠中に日本に一時帰国予定の方は、ぜひ母子手帳を持参しましょう。

4.海外でも使える、日本の「母子手帳アプリ」


photo from 母子健康手帳アプリ

スマホで全ての情報を管理できる母子健康手帳アプリもあります。カナダにいても、VPNに接続したりApple StoreやGoogle Playで日本のIDを持っていれば、このアプリをダウンロードして使うことができますよ。

5.子どもが生まれたら使いたい、BC州の「Child Health Passport」

photo from Child Health Passport

ちなみに、ここブリティッシュ・コロンビア州(BC州)では、主に子どもの成長記録(身長・体重・頭囲)、病歴、予防接種履歴などを管理する手帳「Child Health Passport」があります。母子手帳に比べると中身は非常にシンプルです。
希望者は、公共のヘルス・ユニットで無料でもらえます。

※近くのヘルス・ユニットは、こちらから検索できます


昭和17年に作られた『妊産婦手帳』が原型となっている、歴史が長い母子手帳。
今では妊娠から産後まで、長く使える仕様になっています。

母子ともの健康状態を記録できるだけでなく、親子にとっても貴重な思い出の手帳となるでしょう。

機会があれば、ぜひバンクーバーの領事館で母子手帳を手に入れてみてくださいね!

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