仰天!カナダBC州、隕石が屋根を突き破って就寝中の女性の枕元に落下。奇跡的無傷

   
  

皆さん、隕石は見たことがありますか?

隕石とは、惑星間空間に存在する固体物質が地球の表面に落下する際、大気通過中の高熱でも燃え尽きず残ったものを指します。

そんな隕石が先日10月3日(日)の夜に、カナダBC州ゴールデンに暮らすルース・ハミルトン(Ruth Hamilton)さんの家に落ちたことが話題となっています。(ゴールデンは人口約3,700人の町でBC州とアルバータ州の国境近くにあります)

ハミルトンさんはそのとき自宅でぐっすりと眠っていましたが、近所の犬の鳴き声で目が覚めました。そして「次の瞬間、突然爆発が起きた」と語っています。

彼女はベッドから飛び起きて照明のスイッチを押し、すぐに天井に拳サイズの穴を見つけました。

そして他に何をすべきか分からなかったので、911に電話したそうです。オペレーターとの会話中、ベッドにあった枕を1つひっくり返してはじめて滑らかでありながら角張った黒い岩の塊の存在(メロンくらいの大きさ)に気付いたとのこと。

なんとハミルトンさんが寝ていたベッドで、ハミルトンさんの頭があった場所からわずか数センチ離れたところに隕石が屋根を突き破って落下したんです。幸運にもハミルトンさんには怪我一つありませんでした。

また、ハミルトンさんは当初ベッドの上の塊が隕石とは気づかなかったそうです。

RCMPの警察が現場に到着した後、警察は近くのハイウェイ1の建設現場からの破片ではないかと疑ったそうですが、近くの建設作業員と話した際、「空に明るい球のようなものを見た」とのことで、警察はハミルトンさんに「あなたのベッドにあるものは隕石だと思う」と伝えたそうです。

そしてハミルトンさんはオンタリオ州ロンドンにあるウエスタン大学の専門家チームに発見を報告。調べたところ、隕石で間違いないことが判明しました。

現在はカルガリー大学のチームが、ウエスタン大学と協力して同時期に落ちたであろう隕石の断片を探しています。

10月10日(日)には2つ目となる隕石(0.5kg)を街の北東で発見したとのことですが、今も隕石が降ってきた10月3日(日)の午後11時33分頃の隕石に関わるビデオや写真を持っている人がいないか呼びかけを続けています。

CTVのこちらの記事の内容で、研究者は「地球に衝突する前の軌道を再構築できれば、科学的にさらに価値があります。それがどこから来たのかを私たちに教えてくれます。」と語っています。

また、専門家によると「毎年何百もの隕石が地球の表面に到達しますが、簡単に回収できる場所に着陸するものはほとんどありません。」とのことで、隕石は大気中で冷却されるため地表に落下した際には熱くないそうです。

ハミルトンさんは自宅に落ちた隕石を大学の専門家に送る予定で、専門家によると、来月中には隕石の種類を特定できるのではないかということです。(研究が終わり次第、隕石はハミルトンさんの元へ戻るようです)

最後に、ハミルトンさんは宝くじを購入する予定があるかどうか尋ねられたとき、「私は宝くじに当選しました。私はそれを勝ち取りました、私は生きています。私はそれについて笑っています。とても恵まれていると感じています。」と語っています。

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